桐生から栃木
2017年 06月 11日
1.コース
相老-小中-沢入-折場登山口-沢入-間藤-粕尾峠-大越路-栃木 121キロ
(ルート)https://ridewithgps.com/routes/30482697
2.実施日
2017年6月10日(土)晴れときどき霧雨
3.実施者:単独
4.日記
小中大滝から上がって、小中西山林道を完走するつもりでいたが、生憎工事で引き返すことになったので、西山林道を往復するコースに変更した。希望を言えば、桐生到着がもう30~40分早いと余裕が出てありがたいが、値段の高いJR新幹線と比べると格段に安い東武特急にあまり文句はいうまい。新幹線よりも乗り心地が好いし。
6時47分、北千住特急列車発車ホームで乗車した赤城1号の相老着は8時45分過ぎ。館林から先、単線区間となり、しばしば行き違い待ち停車をするのでどうしても時間がかかってしまう。せめて浅草発1番特急の時間をもう少し早めてほしいなあ。相老で降りた乗客の大半(といっても精々10人程度)が、わたらせ渓谷鉄道線に乗換えるのを見て、駅前で自転車を組む。水を詰め、9時20分発。古い街並みの雰囲気の残る大間々を抜け、銅山街道に入ると、国道ゆえ車は比較的多いがまわりの緑が濃くなり旅の雰囲気が高まる。正面遠くの山の頂上付近が特長的に丸く高原風になっているのが見える、きっとあれが袈裟丸山であろう。渡良瀬川の右岸の国道のアップダウンしながら、上がり基調を淡々と進む。下を通っている鉄道の、姿は見えないが、警笛が谷間に響く。沼田への道を分け、さらに進んで小中の分岐に到着。目薬をさしてから急になった勾配を上がると通行止めの看板があったが、いつものように自転車は通過できるだろうとタカをくくってさらに上がっていくと、橋のところの看板に「小中大滝の手前道路工事中・歩行者も通行不可・6月20日まで」の案内ありこれは無理だとあきらめて踵を返した。
足尾駅では、中学生くらいの男子ふたり構内に入りローカル線の風情を楽しんでいる。わたしもローカル駅の駅舎や線路の写真を撮った。間藤に進み、旧鉱山街の緩い坂を、途中古い精錬所の佇まいを見ながら銅親水公園まで上がっていった。松木渓谷の開けた景色を見てから、来た道を戻り、足尾駅でトイレを借りたあと、渡良瀬川にかかる橋をわたり、粕尾峠の峠路に就いた。
鹿沼に向かっての下りは、最初はタイトカーブが続くものの浮石も少なく舗装した路面は比較的安定しているので、急勾配のスロラームを楽しむにはよい場所だ。コースアウトに注意しつつ下っていると、やがて道幅も広くなり直滑降に切り替える。高速道路制限速度まで行かないが、クロモリ自転車を信頼して、スピードを存分に楽しんだ。アールがきつくないカーブは手前でもブレーキを使わず、下ハンを握って突破する。すると、遅いトラックにつかえたので、しばらく我慢して後ろについたが、あまりに遅いので、手でサインを出して抜いて下った。粕尾の集落まで進むと坂も緩くなるが下り基調は変わらず、トップギヤをぶんぶん振り回し、前回休憩したくまモンの置物のある商店にも止まらずそのまま進んだ。大越路の上り返しも、いまは隧道ができて楽なもの、越えて、栃木市内まで17キロほど、道なりにある採石場のせいで砂と埃で白くなった路面を南にひたすら漕いだが、腹が減ったので最初のコンビニに寄ってカップラーメンと揚げた鶏肉を求めてイートインで食べた。そこからちんたらモードで市内に入り、突き当りにある新栃木駅で終了(18時15分)。都心までの便を聞くと隣の栃木駅発19時30分まで特急はないようで、時間たっぷり余裕で輪行袋に収納し便所で手を洗って帰途についた。
わたらせ渓谷鉄道は国鉄時代も含めて乗車したことがありません。いつか乗りに行きたいと思っているところです。
足尾銅山の寂れた景色はまだ健在ですね。無理に金かけて潰すなら、このまま朽ちて行く姿を見ていたいものです。
足尾駅の雰囲気のよいわたらせ渓谷鉄道、今回は、相老駅から乗り継いで、途中駅まで輪行しようかと思いましたが、小遣い節約のため乗りませんでした。輪行の場合は、手回り品キップを購入するようですね。いつか利用する機会もあるかと思います。
間藤から先の鉱山跡は、独特の雰囲気があって面白いです。ここももっと時間をかけてゆっくり歩いてみるといろいろ発見がありそうです。