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陣馬山・中津川

1.コース

自宅-和田峠-陣馬山-大垂水峠-千良木-三ケ木-宮ケ瀬-愛川-座間-自宅 126キロ

(ルート)https://ridewithgps.com/routes/30473798

2.実施日:2017年12月6日(水)晴れ

3.実施者:単独

4.日記

平日の休暇。ガツガツ走ろうかなと思ったが、明日の飲み会の途中で寝てしまうといけないので、近場を走ることに。先だってInter8さんが行かれたコースを参考にさせていただいた。実際は、和田峠の藤野側が通行止めであったので、戻って大垂水を越えて進んだ。

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5時起床、準備して6時前に出発するつもりが、例によって寒い朝、温い布団から出るのが嫌でぐずぐずしてしまった。7時前スタート。今日も桜美林大学の近くのコンビニのイートインで朝ごはん。平日の町田街道って、通勤かの車で混雑しているなと思いながら漕いだ。相原の踏切を抜けるとようやく空いてきたその先、便意を感じたので法政大学の手前のコンビニに再び寄ったが、大の室は先客の人がトイレットぺーパーをからから回す音を聞かせるばかりでだいぶ待っても全然開かず往生した。

八王子市街に入るとまた道路混雑したが、霊園の坂を下って陣馬街道に入るとさすがに車が少なくなった。山の木々は紅葉を過ぎ茶色で落葉手前の感じ。でも朝のすがすがしい澄んだ空気と太陽が気持ちよいなあ。夕焼け小焼けの観光施設にある看板を見ると「和田峠不通」とある。「台風が来たのはだいぶ前なのに今頃・・・」、と思いながらも、今日は陣馬山に上がることを決めていたので、そのまま自転車を進めた。陣馬高原下のバス停までは概ねなだらか。その先、峠まで4キロ弱、徐々に急さを増すが、特に厳しい箇所は2か所くらい。そこを立漕ぎでしのげば、あとはペダルをゆっくりまわし続けると遅くてもしっかり高度を上げることができる。陣馬街道の谷間を進むにつれ、日蔭となり、足下に冷たさを感じたが、峠上りに入ると血流が巡り寒くても少し汗ばんでくる。最後のカーブを曲がるとその先に峠の茶屋が見えてきたが焦らず上がる。ヒルクライマーやハイカーの人たちで賑う和田峠も、平日の今日は駐車場に一台停められているだけ。閉まっている茶屋の手前に自転車をデポして、パンを持って陣馬山に徒歩で進んだ(興が乗れば、担いで上がろうかと思っていたが、「陣馬山は自転車禁止」と書いた札もあり、若くもないので、やめた)。木の段がつけられた階段を上がると、木々の間から山々の先に八王子らしい街なみが展望できる。紅葉はおしまいだが、葉の落ちきっていない真冬の手前の雰囲気を楽しみながら落葉を踏んで上がるとやがて平原状となり、おなじみの白い像が見えてきた。頂上は、一団のご婦人たちで賑っていてそれぞれテーブルに腰かけて世間話の華を咲かしておられる。晴天に映える雪をかぶった富士の写真を撮りたいが、撮影ポイントは茶屋のスペースになっているので仕方なく離れて撮影した。座って持参したパンを食べ、ちょっと寛いでからすぐに来た道に踵を返す。富士も好いが、藤野から上野原にかけての高いところに広がる人家の佇まいも好い感じだな。山道は、霜柱がたっている場所もあり滑って転ばないよう注意しながら木の段を伝って降りた。

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和田峠に戻り、ゲートで通れなくなっている藤野側の様子をうかがう。案内板によれば、ここから2キロほど下ったところで土砂崩れがあったとのこと。なので、おとなしく、来た道を引き返すことにした。ところどころ濡れていたり、青い苔がついている箇所があるので、スリップして転倒しないよう注意深く下った。醍醐林道からの道を合わせて、再び霊園の坂を上がる前に、止まって、買ったおにぎりを食べてエネルギーを補給する。高尾駅前を過ぎ、高尾山口あたりの美術館や食堂、ラブホテルの佇まいを見ながら緩い上がりを淡々と漕いだ。すると、後ろに気配を感じたので振り返ると、一台の自転車がついている。こちらは遅いので、どうぞパスしてくださいと路肩に寄ったが抜く様子もなく、であればと、少しペースを上げて漕ぎ続けるとほどなく上に歩道が交差している峠に到着。後ろの人はいつのまにかいなくなっていた。すぐに下りはじめたが、この峠は坂が緩いので千良木の交差点までほぼノーブレーキでダウンヒルを楽しんだ。

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三ケ木の手前のコンビニで休憩したあと、少し道志みちを辿ってから、アップダウンして鳥屋の集落に入る。その先にあるコンビニは、いつのまにか暖簾をファミリーマートに変えている。宮ケ瀬湖に突き当たって、左折してしばらくダム湖沿いを進む。人工の趣が強いが、満面に水をたたえた湖水のその先に丹沢の山々が午後の光を受けてきらきらと輝いている様が近場にありながら遠くにきたとの印象を与える。楽しいサイクリングだ。さらに下って、途中の服部牧場に寄って、牧場の人が馬にエサを与えている様子を眺めながら、しばらくぼんやりした。さらに急坂を下って左折して、色ついた低山に囲まれた愛川の街に入る。中津川の河原に生えている薄や、メインストリートの商店や工場の様子を眺めながらゆっくり自転車を進めた。むかし、仕事で訪れた工場は見つけることができなかった。

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しばらく、中津川沿いの車道を進む。やがて田んぼで開けた広い場所に入ると、午後の西日に照らされた田んぼから、農作業の煙が上がっている。長閑な風景を楽しんでから左岸の河岸段丘に上がって、川の上の道に沿って進んだ。下校中の小学生や中学生に混じって漕いでいくと、古民家や色づいた銀杏があり自転車を停めて雰囲気を楽しんだ。趣のある民家の間の道もやがて車道に合流したので、あとは淡々と厚木・座間・相模原を経て帰宅した。途中の南林間で「ナガノ」を探したが見つけることができなかった。帰宅時間17時前。

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家に着く前に、友達と下校中の中学生の息子と遭遇した。こちらをきょとんと見ているので、「よっ」と手を挙げて合図すると、同じようなしぐさを返すのがまだかわいいなと思ったのであった。しかし彼も、これからいろんな経験をして大人になっていくのだ。


Commented by ふせとぼそ at 2017-12-12 13:11 x
珍しく平日お休みで走られたんですね♪
通勤車を縫うように走られて、土日とは違った空気感があったのではないでしょうか。

和田峠の藤野側、以前も工事で通行止め。ようやく解除されたのに再び通行止めは残念ですね。
陣馬山、自転車進入禁止ですか!! 昔のように高尾山から陣馬山に至る路を自転車で巡る事は二度と適わず。残念です。
Commented by INER8 at 2017-12-12 22:22 x
和田峠はまた崩壊で通行止めですか。このあいだ復旧したと思ったのに。
あそこの牧場は日当たりがよくて長閑な雰囲気ですよね。僕も初めて行きましたが何となく落ち着くところでした。動物の癒し効果でしょうか。
Commented by paparouh at 2017-12-12 22:58
> ぶとぼそさん
かつてよく見た絵ですが、陣馬山に自転車を担いでいって、白い像をバックに、自転車を高く持ち上げる写真を撮ってもらい、ブログにアップしようかと思いましたが、そんな行動は若者の特権、おじさんはおとなしくした方がよいと思い直して、車は和田峠にデポして徒歩で上がりました。和田峠からの階段の道は「自転車禁止」との札がありましたが、すぐ下の車道は、どうなのかわかりません。車道で頂上直下まで漕いで、そこから持ち上げるやり方があるのかもしれません。
Commented by paparouh at 2017-12-12 23:05
> INER8さん
8さんの記録を見て出かけました。これまで、和田峠へは、もっぱら醍醐林道を上がっていましたが、通常の車道のほうが、坂が急とはいえ、路面も安定し距離が短くて楽な感じがします。陣馬街道をつめて、だんだん鄙びいた感じになり、最後、パスハンティングな感じの和田峠越えは、わたしは好きですね。愛川の牧場は、横浜近郊にありながら、信州の雰囲気がちょっとしてよいところでした。また日を改めてじっくり訪れてみたいと思いました。
by paparouh | 2017-12-06 21:56 | 東京地方 | Comments(4)

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