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修善寺から弓ヶ浜・下田へ

1.コース

修善寺-筏場-国士峠-修善寺-風早峠-仁科峠-松崎-子浦・妻良-弓ヶ浜-下田 107.4キロ

(ルート)

https://ridewithgps.com/routes/30473565

2.実施日:2014年8月8日(金) 曇りときどき晴れ

3.実施者:単独

4.日記

 真夏になって、夏の雰囲気を楽しみたいと思って、今日は、伊豆のなかでも一番好きな弓ヶ浜の海水浴場を訪ねることにしました。伊豆へは、去年の年末以来久しぶりの訪問です。

(そのときの記録)

西伊豆の峠を経て伊浜へ

伊浜から伊豆半島西側を通って三島へ

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 いつのまにか新しくなっていた修善寺駅の構内のコンビニ店で今日の行動食を買い、8時15分スタート。駅前の高台を上がり中学校の横を通ってから、伊東修善寺線をしばらく進みます。今日は、近づいてくる台風11号の影響で快晴ではありませんが、どんよりとした曇り空でなく雲の合間から少し青空も覗いています。まだ時間が早いので、いまはそれほど暑さは感じられません。八幡の交差点を右斜めに進み、大見川に沿うて進むと、交通量が減り、田んぼと茶畑もある農村集落の間をのんびりと上がっていくことができました。神社のある、「貴僧坊」という由緒ありそうな名前のところを過ぎると、やがて谷間も狭くなり勾配もややきつさを増す頃、行く手左手に「筏場」のわさび田が広がります。わさびの棚田を上りつめた先にある雰囲気の良い石橋に自転車を停め、一本取りながら、滅多に目にすることのない珍しい風景の写真を撮りました。

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 9時17分、サイクリング再開。国士峠への急な取付きはすぐ終わり、杉林の間の緩めの坂道のカーブをいくつか曲がると、ほどなく峠に到着します。止まらずに、修善寺に向けて下ると、ところどころ広葉樹の間から修善寺の町も見えて明るい感じで、のぼりの杉林の暗い感じと対照的でした。下りきった修善寺の手前の商店の自販機でジュースを買って飲み、国道を横切り、温泉街を抜けて、持越川沿いを仁科峠に向けて進みます。このあたり、これまでは来るたびに風が強くて坂道は緩くても漕ぐのに苦労した印象がありますが、今日は風もなくかんかん照りでないので割と楽に上がれました。途中の持越鉱山のところでで停めて少しばかり休憩、ハンガーノックに備えおにぎりひとつ食べ、用足ししようと側溝に立つと下にいたガマがあわてて逃げていきました。ここから雰囲気が変わって森の中を上りますが、おおむね勾配は緩目で比較的楽勝ペースで進むことができます。途中ぱらぱらっと雨が落ちてきて、お天気の心配をしましたが、降雨にならずに済みました。風早峠には11時5分到着、止まらず左折して仁科峠に向かいますが、残り1キロ少々、体感的に15%斜度の連続であることを知っているので、ランドナーの最小ギア比28T×26Tで、かたつむりのように進みます。振り返ると、今日は見えないと思っていた富士山の姿が、稜線の山の間に、てっぺんは雲がかって見えないが裾が見えたので立ち止まり写真を撮りました。仁科峠11着時26分。長居は無用でさっさと下り始めると稜線の右下に宇久須の港の景色が箱庭のように見えます。
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 松崎に向けて、山の西側の山肌に沿って、森の中を細かいカーブを繰り返しながら片側一車線の細道を駆け下ります。ときどきカーブから対抗する自動車に注意を払いつつ、木々の切れ目で下のほうに見える谷間や集落の姿に高度感を感じながら下ると、宮ヶ原の先のところで道は西に折り返し、そのあたりから上を見るとだいぶ高いところにさっき来た道があるのがわかります。やがて、仁科川に沿うようになると勾配もひと段落しますが、下り基調は続くので、時速40キロ近く自転車で感じることのできるスピード感を楽しみました。国道136号に突き当たり、今日初めて海を見ましたが、波が高く白波の飛沫で海が白くかすんだように見えます。松崎で、昼食は、ここの名物のひとつ(?)らしいカツカレーにしようと目論んでいましたが、混んでいたのでコンビニと併設しているハンバーガーショップで手早く済ましました。12時40分再開。松崎から下田へは、いつも蛇石峠のコースを取るが、今日は海の雰囲気を楽しみたいので、国道を進みます。軽いアップダウンの道なりを、岩地、石部を過ぎて、雲見の温泉町に至ります。岬から西伊豆の海岸を見ると、岩礁に波があたってくだけるスケールの大きな景色を見ることができました。雲見から、波勝崎の手前の峠までの標高差300メートル弱の上り道が、距離は短いが、今日は一番きつかった。ここまで、仁科峠は曇りがちで標高もそれなりにあるし、海沿いの道路は潮風が吹いて暑さが凌げるが、ここから海を離れ標高が低く木陰も展望もない無味乾燥な国道上りで、ぼわ~っとした熱気のなか真夏の太陽にあぶられてたいへん難儀しながら上った。峠を過ぎていったん波勝崎へ下り口まで下り、伊浜の上にある展望所まで上り返し、そこで停まって、広い海の景色の写真を撮る前に自販機で麦茶を買って飲むと体中からだらだらと滝のような大汗が出ました。

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 13時49分この展望所を出発。このころから、漕ぐごとに後ろ泥除けがミシミシいうのが気になります。子浦と妻良港を過ぎ、今日最後のひと上りをこなして頂上のトンネルの中の日蔭で止まりいろいろ増し締めなどしてみましたが、判然としません。南伊豆の町並みを過ぎ、突き当たった国道を右折して、弓ヶ浜に入りました。前に来たときは、シーズンオフであまり人がいないなか、文字通り弓の形に広がった白浜と青い海とソテツや松などが植わった南国景色がとっても良かったことを覚えていて今日はここを目的地にしました。台風の影響で岸辺に打ち付ける波が激しく、生憎、遊泳休止の札が立ってありましたが、砂浜や海の家で家族連れやカップルがのんびりとくつろいでいる様子を見て、自分も真夏の海水浴の雰囲気を楽しむことができました。

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岸の弓の形に沿って自転車をのんびりゆっくり2往復ほどした後、下田まで、ルートラボで新しく見つけた裏道を通って進みました。途中、田牛のサンドスキー場ってどんなのか知ることができました(小さい子供とお母さんが、砂場の上からそりにのって砂地の斜面を滑りていました)。
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下田着は16時15分。駅の時刻表を見ると次の列車発は34分、間に合わないなと思いながら自転車を仕舞い終えると、出発の改札にぎりぎり飛び込むことができ、冷房の効いた伊豆急行の鈍行列車に乗って、今日の余韻に浸りながら伊東までのんびり帰りました。


by paparouh | 2014-08-09 21:04 | 静岡県伊豆 | Comments(0)

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by ぱぱろう
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