坤六峠・奥鬼怒林道
2014年 10月 13日
1.コース
水上-湯の小屋-坤六峠-戸倉-大清水-奥鬼怒トンネル-女夫淵-鬼怒川温泉 122キロ
(ルート)
https://ridewithgps.com/routes/30484286
2.実施日:2014年10月12日(日) 曇りのち晴れ
3.実施者:単独
4.日記
手頃といっても、9時前に出発するには、自宅近所の駅4時台の始発電車に乗らないと間に合いません。新幹線高崎下車、そこから信越線乗車1時間強で水上に着きます。終着駅到着のアナウンスで目を覚まし、駅に降りると、少し肌寒さが感じられるのでウィンドブレーカーを着ました。8時40分、今日のサイクリングスタート。片品線に合流する手前の高いところから、前衛の山越しに、朝の光を受けて輝く谷川岳の姿をちらっと見ることができました。湯の小屋へは、藤原湖沿いの道をショートカットする近道を通りますが、ちょっとした山越えになっているので油断して体力を消耗しないようゆっくり上がりました。上のトンネルを出た高台から、これから行く湯の小屋林道あたりの山の稜線が太陽の光を反射して光っているのが見えて、期待が膨らみます。奈良俣ダム到着9時50分、行動食のおにぎりを食べてからすぐに再出発しました。
坤六峠へ、最初は緩い坂道です。ダムから5キロほどで照葉峡という名前の渓流に到着しました。渓流は進む方向の右側にあるので、車の来ないときは、1.5車線の右側をゆっくり通って、沢の流れや所々にある小滝を見物しながら進みました。紅葉の名所なので、たくさんの行楽客の車が来ることを予想していましたが、少なくはありませんが思ったほど多くもありません。みなさん車を停めて沢の写真を撮ったり散歩したりされています。私もこじんまりとした渓谷美の雰囲気を楽しみながら、ゆっくりと坂道を上がりました。紅葉は、下の方はところどころ色づいているという感じでした。道沿いの、高い所にあるもみじの赤くきれいなのが印象的です。
鳩待峠への分岐を過ごし、片品まで下ります。こちら側の景色紅葉もたいへん素晴らしいが、ダウンヒルを楽しみたいので停まって写真は撮りませんでした。片品の公衆便所で用足し、いつもはここにある食堂でかつ丼を食べるのが自分の恒例行事ですが、今日は時間が押しているのでパス、これまでの道よりもよほど車の少ない国道を大清水まで上がります。大清水着12時55分、空腹が収まらないので、休憩所で天ぷらそば800円をいただきました。食後、奥鬼怒川林道の通行許可書の発行を願うと、「林道は、栃木県側の道が崩れて通行できない、去年から通行許可書も渡していない」旨、係員の方がやや怪訝そうな表情でいわれました。
奥鬼怒川林道への分岐まで偵察すると、通行止め旨を書いた案内は道の端に除けてあり、林道は塞がれていません。なので、熊鈴をセットして、自己責任で粛々と進みました。ハイカーに誤解を与えないよう、分岐までは自転車を押して進みました。奥鬼怒川林道は、しばらくは傾斜もなだらかです。鹿の侵入防止のネットを潜り、鹿除けネットに沿ったなだらかな地道をしばらく進みます。カーブを曲がるときは、熊鈴だけでは不安なのでベルを2~3回鳴らして鉢合わせしないように用心しながら進みました。2度ほど沢にかかった橋を渡ると、急さを増した一直線の坂道が続きます。あまり人が入っていないようで、道の上には落ち葉がたくさん落ちていました。落ち葉の上を進む音と熊鈴を鳴らしながら、左手に見える尾瀬の山の紅葉を楽しみつつひとり進むと、やがてつづら折り上りが始まります。何度かカーブをめくって、奥鬼怒トンネルに14時38分に到着。少し休んで、スニッカーズ半分食べた後、1.3キロの長い真っ暗な中をバッテリーランプ頼りに通り抜けました。
明日以降、関東にも台風19号が来ます。天災がないこと紅葉が散ってしまわないことを願っています。
昨日の台風は、まさにこの辺りを通過したようですし、林道の状態はますます悪くなっていそうです…。
12日は私も東武に乗ってました。浅草付近をチョロチョロ移動しただけですが(苦笑)。