表丹沢の林道めぐり
2015年 02月 08日
1.コース
厚木-飯山観音-順礼峠-薬師林道-日向林道-浅間山林道-ヤビツ峠-表丹沢林道-戸川林道-渋沢-自宅 104キロ
(ルート)
https://ridewithgps.com/routes/30481181
2.実施日:2015年2月7日(土) 晴れのち曇り
3.実施者:単独
4.日記
今日は初めて出かけたところが多かったが、都会の近くでありながら随分と山奥な感じで、自宅から遠くないところでも本格的な林道ツアーを楽しめることができることが発見できたことが収穫でした。
町田の駅前の空いている場所で自転車を分解している前に、やがてバス待ちの列が出来て、通学途上の高校生たちの視線を感じながら作業を進めました。厚木駅前広場での組み立てのときも傍に中学生くらいの運動部員が集まってきて騒がしく少し落ち着きません。町田駅前で買ったハンバーガーとコーヒーだけでは足らないので、駅前の富士そばでかき揚げそばを食べました。厚木スタート8時20分。途中のコンビニで行動食(おにぎり3個)を買い、公園でボトルに水を補給しながら進みます。厚木の住宅地をやや迷走しつつやがて小鮎川の右岸の堤防を進むと正面に雪のついた丹沢の山々の風景がきれいです。県道の橋をわたり少しだけ上がると飯山観音に着いたので入口に自転車を停めて参拝して誰もいないのでいつものとおり小声で般若心経を誦します。
順礼峠まで、山沿いの集落のなかの道を進みます。ふじだな公園の横の石畳の道を上がると、そこが峠、お地蔵さんの前で少し休憩しました。峠からの下りは地道の階段なので、自転車を担いで下りました。下ったところで道を確認しているとハイカーの方が七沢のほうに行く道をご親切に教えて下さいました。七沢温泉の旅館街を抜けて、林道薬師線を進みます。杉林沿いの道を緩く上がっていく途中に展望台があったので上がって厚木方面の景色を見ました。途中の日向薬師の本堂は改築中。籠の中の鶯の良い声を聞きたかったが鳴いてくれません。黒いクラウンに乗ったお坊さんがいました。下ってから里山の冬の田んぼの風景の横を通って、日向渓谷沿いに林道日向線を進みます(ここから先は、初めて通るコースです)。路上の雪にスリップして立往生している自動車の横を通り、ふれあいの森キャンプ場を過ぎて折り返すと、完全な雪道に変わりましたが、凍結していないので落ち着いて漕ぐと自転車を着実に進めることができます。やがてピークを過ぎると雪もなくなり、少しダウンヒルして大山への道に入りました。
大山から浅間山林道に入ります。この林道は杉林の中の落ち着いた感じの道でした。阿夫利神社への道を分け、門を自己責任で越えてヒルクライムします。伊勢原市と秦野の境界の標識からしばらく等高線沿いに山肌に沿って進んでいくと、所々、木々の間から、伊勢原の町並みや遠く相模湾までの景色を楽しむことができます。道の途中の水呑地蔵さんの傍で停まって、携帯電話をチェックしがてらおむすびを食べて少し休憩しました。やがて山肌を北の方角に進むようになると、これから行くヤビツ峠あたりの山々が結構なスケール感で迫ってきました。蓑毛まで、ときどき現れる路面に積もった雪に注意しながら、慎重に下りました。途中、上がってくる2人組のロードレーサーの方と挨拶を交わしました(ヤビツで追い抜いていった人たちとは違って笑いながら楽しんで上がっている様子にツーリストの余裕が感じられます)。
ヤビツ峠へ、今日3度目の上りを開始します(蓑毛発12時30分)。サイクリングを再開してから5年ほどたちますが、これまでこの峠に来たことがありません。出だしの勾配は緩めなので、「結構楽勝だな~、たいしたことないなー」と思って上がり始めましたが、菜の花台あたりでもうだいぶ上がった感じがしたのでもうすぐ峠だろうと思ったのがいけなくて、その先なかなか到着せずこれが心理的に影響して後半結構ばててしまいました。このあたりから何人ものロードに抜かれてしまいます。先々週行った大楠山程度の距離だろうと決め込んでかかったのがいけなかったようです。上の方に上がると、路肩に多くの雪が積もっています。道は結構な高度感で山肌をぬって進み、秦野の町を大分下のほうに見渡すことができました。最後、ほうほうの体で峠に到着(13時15分)すると、何人かのロードレーサーやハイカーが休んでいらっしゃいました。私も峠の自販機の前に自転車を停めて、温かいココアを求めてひと心地つけたのでした(山上がりの途中、漕ぐたびにヘッドがギシギシいい出したので、ステムとヘッドナットのネジを一度緩めてから締め直しました)。ロードレーサーの方たちはみんな秦野へ戻られます。なので、自分も北に進むことはやめてもと来た道を戻り、表丹沢林道の分岐で別れました。ヤビツ峠は本格的なヒルクライムルートであることを体感できたので、また雪融けの頃裏ヤビツ含めて再チャレンジしようと思いました。
表丹沢林道は、ヤビツ峠から入ると、山肌に沿ってずっと下り基調で楽でした。多くの方がブログで書いておられるように、路上に細かい石や落石が散らばっているので、サイドカットパンクしないよう注意しながら自転車を進めました。ここでも、冬で繁っていないので、遠くの景色を楽しみながらサイクリングできますが、この頃から山の上のほうにガスが出てきてどことなく山深いところの幽玄さが感じられます。戸川林道まで下って振り返ると、だいぶ上のほうにさっき通ってきた道が見え、都会の近くの山道の割には、山奥な感じを楽しむことができました。戸川林道は地道、下のほうにある水無川を感じながら林道を蛇行して下っていくと、やがて戸川公園に着きました。
僕も数年前は年に何度かタイムトライアルしていましたが、いつも体力ギリギリまで追い込んでしまうので到着すると酸欠でフラフラ。さすがに身の危険を感じる歳なので最近はやっていません。
この週末は土日とも走らずに欲求不満気味です (-.-)
逆に今は、ロードだらけで嫌なので近づかなくなりました(苦笑)。
寺家ふるさと村も良いところですよね。緑区に住んでいた頃はホームコースでした!!
秩父往還に行ったのは去年の3月か4月頃のような気がします。写真を拝見して街道筋の町並みのよい雰囲気を思い出しました。