京都から、芦生・美山を経て小浜まで
2015年 05月 06日
1.コース
京都-花背峠-佐々里峠-芦生-美山-堀越峠-小浜 122.2キロ
(ルート)
https://ridewithgps.com/routes/30484173
2.実施日:2015年5月3日(日) 晴れ後くもり
3.実施者:単独
4.日記
ゴールデンウィークは、実家帰省も兼ねて京都方面をサイクリングしてきました。福井に行って、翌日は京都に戻る予定でしたが、お天気がよくなくて自転車では1日だけの旅になりましたが、若いときに通った懐かしいルートを再訪し、昔のことを思い出したりしました。

新横浜発ののぞみ号始発列車で京都着、地下鉄に乗換えて国際会館駅まで。国際会館発9時。途中コンビニ休憩をはさんで、叡山電鉄沿いに鞍馬街道を北に向かいます。鞍馬寺の山門前9時35分着。街道沿いの門前町があり、格子戸の家並みがよい雰囲気です。やがて民家が途絶え、花背峠に向けて急さを増した杉林のなかの坂道をゆっくり上がります。途中2台かのロードバイクに抜かれ、同じくらいの数のロードを抜きました。このコースは、京都を代表するサイクリングコースだけあって、多くのサイクリストがヒルクライムを楽しんでおられます。うち、おひとりは私と同じランドナー(水色のノートンフレーム)の方、こんにちはと挨拶して横を過ぎると、私の自転車を見て「こんにちは、あっ、AZUランドナーだ」と返事されました。道はやがてつづら折りとなり幾分坂も緩んで花背峠到着は10時22分。休憩されているひとりのロードの方が私を見て笑顔で挨拶されます。おにぎり1個食べ、すぐに自転車を進めました。




鞍馬側が杉林なのに対し、花背の方は広葉樹林、新緑の若葉のなか気持ちよいダウンヒルを楽しみました。最後のカーブを曲がると、花背の集落が見えてきます。祠の前にバス停があり、茅葺屋根の古民家の前で子どもたちが遊んでいました。小学校もありましたが廃校のようです。別所、大布施を過ぎ、大堰川(桂川)の清流沿いに集落のなかの道を、田舎の広い民家の佇まいや、墓参り、田植えの様子を見ながら進みました。川からカジカカエルの鳴き声が聞こえてきます。能見で久多峠への分岐を見て、やがて広河原に到着、ここのスキー場ではイベントか何かの集いで子どもたちの歓声が聞こえてきます。佐々里峠への道は、花背峠と比べるとだいぶ緩やか、若葉の森林浴を楽しみながら何度かカーブをめくると、ほどなく峠(峠の手前)に到着しました(11時44分)。今日2度目の休憩、おにぎりを1個食べてから進むと、峠と思った場所は実は少し手前、本当の峠(国境)は、そこから数百メートルほど先のようです。何台か車が路上駐車されていますが、遅咲きの山桜が咲いていてきれいです。





佐々里に下りてから、すぐに美山方面に行く計画でしたが、芦生を覗いて見たくなり分岐を右折しました。芦生の入口で演習林の事務所棟の様子をうかがい、そうそう、こんな感じこんな建物だったなーと記憶がよみがえりました。ここの原生林と由良川上流の清流に魅かれて、若い時分にこの森の中を通ったことがあります。一度は、まだ中学生くらいのときだったか、朽木の生杉からゲートを超えて演習林に入り長治谷付近の見本林やキャンプ場の様子を見てから演習林のなかの林道を事務所棟のほうに向かいましたが、ひとり深い山奥で心細く先を急ぎたくて地道をあわてて自転車を進めてパンク、パッチで修理するも完全に治らず、空気が抜ける自転車をだましだまししながら暮れて真っ暗な山道をバス停まで移動させて、バスの運転手さんに頼みこんで何とか京都まで戻ったことが思い出のひとつ、もうひとつは社会人になってから、由良川沿いを上流まで遡行、途中河原でテントを張りひとり静かな夜を過ごしたことがあります(その後、どうやって名古屋まで戻ったのか覚えていない)。






さて、そこから、明日は天気が良くないので福井に行くのは止めようかなと思いながら国道(周山街道)まで来ましたが、やっぱり日本海を見る機会もそうないので、予定どおり進むことにしました。九鬼ヶ坂を越え、美山の集落のたたずまいを眺めながら北に向かいます。鶴ヶ丘を経て福井県境の堀越峠(トンネル)に14時57分、長めのダウンヒルを楽しみ、名田庄を通って、小浜まで只管自転車を走らせます。途中「朝比」というバス停のところに自販機があったので小休止、最後、南川右岸の堤防で少し逆風にさらされながら進んで、小浜の町中に入りました。小浜駅到着16時19分、駅前の駐輪場が屋根付だったので自転車をデポ、荷物を持って駅前の観光案内で今日の宿の場所を尋ねると駅から徒歩15分くらいの少し遠い場所とのこと、日本海(小浜・人魚の浜)に出て、波の穏やかな日本海の雰囲気を感じながら散歩がてら進みました。ホテルの玄関で靴を脱ぎ、宿帳に記帳して案内された部屋は、風呂場と和式トイレが別のつくりで昭和の雰囲気が漂います。荷物を置いた後、一番近所のコンビニまで徒歩10分ほどの距離でしたが、このあたり神社仏閣もたくさんある小浜の古い街並みを散策しながら、部屋で食べるつまみと酒(缶レモン焼酎ロング缶1本と、ポケットサイズのウイスキー1本)を買い出しに出かけました。途中、古い荒物屋さん(今日は閉店中)など商家もあり旅情が感じられます。ホテルの部屋に戻り、風呂に入ってから、窓外の古い家並みの屋根瓦やTVを見ながらいっぱいやっていると、次第によい気持ちになり、やがて眠りに落ちたようです。



翌朝、カーテン越しに漏れてくる朝の日の光で5時頃に目が覚めました。雨は降っていないので今日もサイクリングできるかと思いましたが、しばらくするとさーっときて屋根瓦を黒く濡らしたので、断念することに決めました。チェックアウトして小浜駅に戻り、自転車をたたんで近江今津行のバスまで少し時間があるので魚屋さん街を散歩したりしながら時間をつぶしました。バス車中、鯖街道の山岳地帯で雨足が強くなり、無理しなくてよかったと思いました。今津から湖西線乗換え、鈍行で由緒ある駅の名前と、左に琵琶湖・右に比良山系と裾野の農村風景を楽しみながら、ゆっくり京都に戻ったのでした。自転車を京都駅の荷物預かり場に託してから、五条の方に歩いていると、こんなに多くの行楽客だらけなのに、職場の同僚の方とばったり会って驚きました(嫁はん連れ、愛人でなくてよかった)。





昔ツーリングした場所を再訪するのも良さそうですね。
当時はフィルムカメラの時代でしたから写真が少なく、それに比例して思い出も風化しています。
京都は修学旅行や車やオートバイで何度も訪れていますが、自転車では柳生街道くらいしか走っていません。美山の集落を俗化する前に自転車で訪れているなんて羨ましいです。
京都が大好きで10、20代の頃はよく自転車を持って出掛けていました。
鞍馬から美山へ抜けるルートは、オートバイで走りましたが、印象深く記憶に残っています。自転車で走るのがベストでしょうね。特にこの時期は!!
無理せず1泊されたのは正解かと。日帰りだと旅気分を味わえないですしね。すぐに現実に戻されちゃうような気がして(苦笑)。
ぶとぼそさんへ 旅からすだけあって、さすがにいろいろなところを旅していらっしゃいますね。ハーネスでカメラを固定してのツーリングスタイルがとても似合っているように拝見しました。京都ではランドナーで走っている方を数人か見かけました、ラ系ショップも何店かあることも関係してのことでしょう。翌日は生憎移動だけの日となりましたが、おっしゃるとおり小浜の旧市街を散歩して古いホテルに滞在して旅情が感じられてなかなか楽しかったです(宿ではひとりで飲んで酔っ払って寝ただけですが)。

