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大観山・渋沢丘陵・曽我丘陵

1.コース

湯河原-大観山-金時隧道-開成-新松田-渋沢丘陵-曽我丘陵-国府津-江ノ島-自宅 158.7キロ
ルートラボ
2.実施日
2015年12月20日(日)くもり後晴れ
3.実施者
単独
4.日記
 夜明け前の町田駅、夜っぴで遊んだ若者たちが奇声をあげている。5時35分過ぎに乗車、本厚木で乗換え、開成あたりでようやく白み始め、車窓越しに雪をかぶった朝富士の姿がおぼろに見える。小田原で急いで用を済ましJRホームに移動した。根府川あたり、車窓から見える朝の相模湾が清々しいが、乗客の多くは朝寝かスマホかしている。7時過ぎ湯河原着。組み立て、温泉街に行く途中、ロードバイクが横を無言でパスしていった。
 コンビニ(セブン)で朝食を買い食いし、行動食のおにぎりみっつ求めた後、7時59分、今日のツーリングをスタートした。ウォームアップを兼ね湯河原温泉街をポタリングする。新しいホテルより古い木造の旅館のほうがよいなと思うが、売り出し物件の札が付けられている。パークウェイへの分岐を折り返し、椿ラインに入る。勾配はそれほどきつくなく朝の小鳥の声を聞きながら楽しくヒルクライムした。路上に落ちている花で寒椿が咲いていることがわかる。だんだん高くなりやがて下のほうに湯河原の街並みやその先、朝日を受けてきらきら輝く海を望むことができるようになる。「ししどの窟」の広場で、どきどき大きなモーター音で追い抜いていった何台ものオープンカーの人たちが談笑している。鳥の囀りも消え灌木になるとガスがかかって下の景色も近くのレーダーサイトも見えなくなった。もうだいぶ上にあがって寒いはずだが、下から止まらずにきたので冬着では暑く、夏のように頬の汗をトップチューブに滴らせながら進んだ。その先、さきほど麓でパスされたロードに追いつき、抜き返した。大観山着9時30分、あいにく曇り空で富士は見えず、あんなに暑かったのにすぐに冷え込んできたのでおにぎりひとつ食べてから芦ノ湖に向けて早々に下りだす。途中の道路にある寒暖計は2℃を示している。

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芦ノ湖畔は、シーズンオフか風評の所為か、外国人観光客もいなく閑散として、ペダルボート受付のおじさんたちも無聊そうだ。湖畔の歩道(自転車通行可)を進むと、日が射してきて晴れ間も覗き、枯れ木の間から富士が見えた。静かな湖面を観光船が滑っていく。ひとのいない静かな通り路、フリーのラチェットと落ち葉を踏む音とともに遊覧船の英語の案内放送がここまで聞こえてくる。湖尻で停まり、温いレストハウスに入ってしばらく休憩、トイレを借り2個目のおにぎりを食す。小休止の後、桃源台を過ぎ、ゴルフ場の間の地道を仙石原まで。裏街道に合流してから、金時林道に入る。上に大きな金時山の姿が見えるようになるとすぐに隧道に到着(11時23分)、潜って止まらずに黒白線を下り、足柄の地蔵堂で参詣してからさらに大雄山まで、途中で先行する遅いロードバイクに追い付きそうになりながら、ダーッと下った。開成の広けた平野を新松田まで、途中お昼になったので手早くすまそうと牛丼チェーンに入ったが、持ち帰り客で混雑して食べて出るのに思った以上に時間がかかっていまった。


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 栃窪へみかん畑の間を上がる。トンネルを潜って降りてから車道を離れ、車道の上のトレイルを押して上がった。途中振り返って、下に見える陽の光に照らされた栃窪集落をのんびり眺めた。畑と雑木林の間の路をゆったり進むと、落ち葉掃除のおじさんが休んでいたり、若い女性のハイカーひとり歩いていたりする。震生湖まで、途中で車道を離れ雑木林のなかの歩道をゆったり進んだ。雑木林が途切れて畑で開けたところが長閑らしく、遠く相模湾越しにこれから行く江ノ島が、近くには牛舎がありホルスタインがじっとこちらを見ている。
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 震生湖で水を補給してから来た方を戻って、愛犬センターから先、畑のなかの細道を辿る。車道に合流して、車が来ないわりに幅広の道路のダウンヒルを楽しんだ。高速の下を潜ってから再びゆっくり上がり始める。赤田集落に入ると、八幡社があり曹洞宗の寺がある。そこのみかんの選果場に、美人がいた。畑の間の坂道を上がっていくと小さな男の子ふたり、縄跳びしている。上がってさらに尾根沿いの急な坂道を、ときどき自転車を押しながら進むとやがて地道となった。ここはあまり人がこないらしく、路は深い落ち葉に覆われている。今日は不動山まで上がらず、途中折れて曽我の方に下った。すると、唐突にみかん山の高台に出て、相模湾と箱根の山並みの景色が開けた。雲の切れ目から陽光が射しているのが印象的だ。海に烏帽子岩のような形が浮かんでいる。みかん山台地の急な坂道をしばらく押し歩きした後、最後は鎮守の曽我神社に向けて、みかん畑・農家の間の急峻な坂を下った。曽我梅林のなかを通ったが、ちらほらとも咲いておらず、まだ早かったようだ。コンビニで買ったからあげ2個をおかずに残りのおむすびひとつ食べて腹拵えしてから、国道1号線、途中から海沿いの134号線を江の島まで只管進んだ。
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江ノ島到着17時。人通りも少なくなった海外沿いの歩道から見た遠目の島は夕暮れ旅館の灯の光が投影して寒いなかどこか寂しげである。さてそこから、今日も境川CRでなく藤沢街道で自宅に戻った。途中、太ももに疲労感を覚えまたひどく空腹を感じたので糖分補給のどら焼きとコーヒーを買いイートインコーナーでマッサージしながら休憩すると、疲労感は解消した。
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そこからもうひとがんばり、町田街道に入り近くのスーパーいなげやに寄って晩酌の焼酎1リットルと湯割り用の梅干しを買ってから、19時に自宅に戻ったのであった。



Commented by とし at 2015-12-22 10:16 x
曜日は違いますが金時林道が重なっていますね。あの近辺にもコンビニが増えたのでちょっとびっくりしました。梅林は1月下旬以降かなと思います。焼酎の梅も調達できますよ^^写実的なレポートで目に浮かぶようです。ツーリング中は目に留まるのですが、私の場合、家に帰ると「あれ?どこで見たんだっけ」という感じで断片的になってしまいがちです。そしてあるときふと思い出すという感じです
Commented by jam at 2015-12-22 11:36 x
としサンも書かれておりますがホントに情景が目に浮かび読み物として楽しめます!
Commented by paparouh at 2015-12-23 06:17
> としさん
山サイはやりませんが、金時林道のトンネルに自転車を停め、歩きで金時山に登ったことがあります。火山灰地質のせいか、ぬかるみが多く、自転車も泥で汚れてしまったことでしょうね。梅林、お花見でなく梅の実を調達することには気が付きませんでした。売っているのかな?それとも落ちているのを拾うのでしょうか。
Commented by paparouh at 2015-12-23 06:22
> jamさん
日記読んでくださりありがとうございます。見たことや感じたことを忘れないうちにブログを書くようにすると、「ぼけ」防止にも役立つかなぁと思って書いています。自転車で体を鍛え、日記で脳味噌の衰えを防ぐことで一石二鳥を狙っています。
Commented by INTER8 at 2015-12-23 22:10 x
美人の写真に期待しましたが、無くてがっかり (^^;
芦ノ湖畔は遊歩道を行くのが正解ですね。車道はアップダウンが激しいし車も多いので楽しめません。
矢倉沢林道は高校生の頃にまだダートだった道が強く印象に残っていますが、舗装になるとなんとも味気ない峠道ですよね。
Commented by paparouh at 2015-12-24 05:39
> INTER8さん
選果場に思いがけずいらっしゃったので心に残りましたが、写真を撮るわけにはいきませんし、ちらっと見ただけなので実際はそうでないかもしれませんね。芦ノ湖は5~6回ほど自転車で上がっていますが、車道は一度も通ったことがありません。車の来ない静かな道のほうがいいですね。矢倉沢林道も車がこない道でダウンヒルを楽しみたいので選びました。
Commented by Marten at 2015-12-26 16:34 x
箱根から江の島へ。いまだ経験のない道ですが、関東の内陸とはずいぶん違う趣ですね。年内に渋沢丘陵を訪ねてみたいと思っています。コース、参考にさせてください。
Commented by paparouh at 2015-12-26 17:16
> Martenさん
箱根は、観光地然としていますが、それはそれで日ごろと違った雰囲気が楽しめるのでちょくちょく訪れています。対照的に、渋沢丘陵は開けてのどかな感じがよいですね。ここは12月がベストシーズンだと思いますので、行かれるのならぜひ!
by paparouh | 2015-12-21 21:36 | 神奈川県西部 | Comments(8)

サイクリングのことを記録していきます。


by ぱぱろう
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