飯能からいくつかの峠を越えて
2016年 03月 06日
1.コース
飯能-子の権現-天目指峠-名栗-小沢トンネル-軍畑-梅野木峠-五日市-入山峠-醍醐-和田峠-藤野-橋本-自宅 130.4キロ(ルート)
https://ridewithgps.com/routes/30473689
2.実施日:2016年3月5日(土)晴れ
3.実施者:単独
4.日記
東飯能駅前で組み立てた後、飯能駅へ移動して朝食の牛丼を食べた。それから、コース途中にコンビニエンスがあると思って進んだが、ありそうにないので引き返した。行動食を買い、さっき食べたけどまだ空腹だったので、菓子パンをついで買いして食べる。7時45分再スタート。飯能の町中には、蚕糸事務所跡があり、生糸の生産地であったことが偲ばれる。入間川に沿って進む。小名瀬で右折して進むとだんだん鄙びいてきて、道々、木材加工の工房や製材所が増えてくる。二階の造りが、蚕場であったような佇まいの民家も現れる。すると、だんだん傾斜がきつくなり、林道入口、子の権現まであと数キロの案内があるところからさらに傾斜を増すが、まだ足を使っていないので余裕でヒルクライムを楽しめる。子の権現まであと300メートルの立札から壁のようになり、ジャケットのファスナーを開けて、大汗を垂らしながら進むと、上の方で男何人かがみなでにやにや笑いながらこちらを見ている。そのうちひとりは、撮影機でこちらを映している。彼らに近づくと、わざわざ寄ってきてカメラを回しているので、「何すか、それは?」と言って横を過ぎてから振り返ると、まだにやにや見ている。9時12分、到着してから、文句いおうと下りようとすると、先ほどの人たちを乗せたバンが来たので、降りた人に「撮影してどうするのですか」と問うと「撮影していません、カメラで覗いていただけです、どこにも出したりしません」というた。すると、別の者が「すごいですねー、子の権現ははじめてですか、いつも一番軽いギアでじぐざぐ上がりしているのですか?」(余計なお世話だ)と名乗りもせず聞いてきたので、「どちらの方ですか」と問うと、「失礼しました、NHKのチャリダーという番組を作っています」と答えた。「チャリダー」って聞いたことがあるが、見たことはない。断りもなく映す真似をされて愉快でないので、本堂でお参りした後さっさと自転車を進めたのであった。





下って、天目指峠を越える。峠近く行くとトレイルランの人がいた。9時48分、峠開削記念の銅板の前で記念撮影をしてから、ここでもすぐに下り始めた。名栗で町中の道を通ろうとしたが、橋が工事中で渡れず、しばらく車道を進んでいくと多くのロードがやって来る。今日は良いお天気、春めいて行楽日和みんな山伏峠を越えて秩父へ、健脚は十石峠へと向かうのだろう。鳥居観音を過ぎ、歌舞伎が行われるという神社に自転車を停めて、ひとつめのおにぎりを食べてしばらく休憩した。その後、飯能の方へ行かず、小沢トンネルに向かう。上り下りして、松の木トンネルを潜りつきあたり右折して軍畑へ再び上がり返す。多摩川にかかる橋から上流を見ると、2隻のカヌーが川下に向かってゆったり舟を進めている。梅野木峠へ入る道を間違えて民家の庭先に迷いこむと、二階の物干場から奥さんが「そっちは行けないよ」といったので「梅野木峠に行く道はどちらですか」と尋ねると「あっちの方」と素っ気なく答えられた。別の家の前にいた人にも尋ねたが「林道はわからないね」とこちらも素っ気ないものの、先様にとっては突然道尋ねする道楽の自転車乗りに聞かれても答える気にならないのであろう。そんな風で多少道に迷ったが、青梅線を進むと取り付きが見つかったので、ふたたびえっちらおっちら上がりを再開した。ゲートでは上から2台のMTBが下りてきたので挨拶を交わす。梅野木峠は、五日市側からだと直登できついが、こちら側からは山肌を巻いていくので比較的楽に上がれる。杉林のなか淡々と漕ぎ、最後のカーブをめくると峠のゲートが現れた(12時03分)。峠には同じ黒ずくめのユニフォームを着た数人の若いロードバイカ―が地べたに座って談笑している。そこから少し離れた場所に停めて、2個目のおにぎりを食べボトルの水で喉を潤す。峠に、3月下旬にヒルクライム大会があるとの案内がある。ここでもすぐに下りだした。一匹の狸が歩いている。その横を驚かさないよう通り、温泉施設を過ぎてから、やがて集落が現れる。このあたり民家の佇まいが落ち着いて楽しいところだが、特に止まらずダウンヒルを楽しんだ。そのうち行く手先方にセメント工場の大屋根の気配がしたかと思うとすぐに五日市の町中に入る。グランドでは少年野球をしているがレフトを守っているのは女の子のようだ。五日市駅に差し掛かり、山猫亭に寄らず、コンビニでこのところいつもするようにヌードルと揚げた鶏を買い食いしていると、さっき峠にいたロードバイカ―たちも次々に下りてきた。














私もオーバーホールは外注系です。不器用なのが主因ですが、ウチであまり自転車ばかりにかまけてるのも、家族に悪いので(苦笑)
こんばんは。醍醐林道では、としさんと同じように、トレイルランナーのみなさんの集団とすれ違いました。入山峠も、天目指峠でもランナーたちと遭遇しましたので、だいぶブームになっているようですね。
むかし話ですが、山登りやってたころ、ザックに岩をつめたボッカで訓練していましたが、昨今はだいぶスマートになっていますね。
今回は人との出会いはハズレが多かったようですね。トレラン人口が増えすぎるのはMTBが山を荒らした90年代に戻っているような気がします…。
としサンとはニアミスだったようですね。
自転車をテーマにした番組ですと、チャリダ―のほかに、火野さんの番組と、高校生を主人公にしたアニメ(名前忘れた)を知っていますが、どれも見たことがないのです。最後のアニメは見たいなと思ったときはもう終わっていました。チャリダ―のWEBを見ると、激坂がテーマのひとつのようで、それであそこにいらっしゃったようですね。激坂や絶景ライドもいいけど、そんだけだとサイクリングの世界が狭まりますよね。
TVはほとんどNHKしか見ませんが、にっぽん縦断 こころの旅 は見たことがありません。
私もときどきサドルが飛び出た横長の輪行袋を見かけますが、あれはルール違反ですよね。間違っても輪行が規制されたりしないようマナーを守って楽しみたいものです。
私もちゃりんこといういい方はあまり好きではありません。チャリダ―でなく由緒正しくサイクリストといってくれれば見る気になりますが(古っ!)。
あそこの急な坂道で、苦悶の表情でよたよた上がっていると、上でずらっと横に並んでみんなにやにや笑いでこっちを見ていて、おまけにカメラを回して映しているので、何事かと思ってしまいました。横を通るとき「もう少しですよ」「がんばって」とかいわれましたが、激坂ライドしにきたのではないので、勘違いしないでほしいと思いました。

