頚城の秋16 2日目
2016年 11月 01日
1.コース
須川-菖蒲高原-野々海峠-深坂峠-大厳寺高原-国道405号分岐-豊原峠(国道353号線隧道上)-海老-真田-十日町 54.1キロ
(ルート)https://ridewithgps.com/routes/30483753
2.実施日:2016年10月30日 晴れ
3.企画・同行者:FCYCLE
http://mixi.jp/view_event.pl?comm_id=6145474&id=80710581&comment_count=16
4.日記
早朝5時過ぎに目を覚ますと隣で寝ていたSさんがいらっしゃらない。窓の外を見ると幸いなことに雨は止んでいた。朝の散歩に出ると、下の方からSさんがあがってこられた。あとで伺うと、体を動かして体調を整えるようにされたとのことであった。わたしも無事、朝の一大事を済ますことができた。


朝食・会計のあと宿の前にみなさんの自転車が並べられたのをひとしきり論評しあってから、松之山の方に行かれるというDさんとお別れをして、4人で菖蒲高原の急坂を上がる。今日の当座の目的は、昨日訪れることができなかった深坂峠へ出かけること、昨日の分岐を過ぎてからもなお坂が続く。しばらくTさんとおしゃべりしながら上がったが、昨年の御荷鉾林道以降、体調管理され、坂を上がるスピードがとても速くなっていらっしゃる。上がるごとに眺望が開け、途中男滝・女滝の見える場所を過ぎてから草原の広がる高原地帯に一本道に至った。ここからもまだまだ坂が続いてこのあたりからめいめいばらばらで自転車を進めたようである。葛折りが始まり、周囲の木々は紅葉の真っ最中、空も青空が広がり、雨あがりの澄んだ空気のなかときどき写真をとりながら気持ちよいヒルクライムを楽しむ。最後の直線をつめると野々海峠が見えた。到着すると停められていた自動車のおじいさんが、例によって「どこから来たのですか」と尋ねられたので今日は迷うことなく「菖蒲高原からです」と応答するとへぇーとたいそうびっくりされる。カメラを出すと気を遣ってくださり車をどけてくれた。峠にある信越トレイルの看板など読みつつみんな揃ったところで深坂峠に向けて少し下る。途中の野々海池は木々に遮られて湖岸に行けないようだが、俗化されていない静かなたたずまいが心に残る。少し上がり返すとすぐに深坂峠に到着、ここから飯山の方の広い景色を堪能しながら憩いのひとときをみんなで過ごした。この峠の写真目当てに重いハイスペックカメラを持参された幹事のT地さんはシャッターチャンスを狙って陽が射してくるのを待たれていたが、やがてタイミングよく晴れてきて、青空を背景に良い風景写真を撮影されたようだ。












さて初期の目的を達したので残り行程どうするか、T地さんが国土地理院の5万図を地べたに敷いて鳩首会談した結果、ここから大厳寺までの林道を偵察、だめなら引き返すことに決まった。途中、数か所土嚢をつんだ箇所があったが、崩落というほどではなく自転車だと支障なく通過できたが、初日断念した断崖につけられた一車線、人里離れした雰囲気を味わいながらパノラマを背景にここを通過できたことはたいへん良かった。大厳寺高原に降り、転じて、津南と頚城を分ける山の上を通う林道を進んだ。道はアップダウンを繰り返しながらだんだん高度を下げていくが、カーブを曲がるたびに、近くは紅葉した広葉樹の木々が、遠くは手前の紅葉した山々の向こうに津南の広い河岸段丘地帯が展望され、ビューポイントが現れるごとにみなで自転車を停めて写真を撮ったり、あの向こうの雪をかぶった白い峰は何という山かと会話したりしながら進んだ。木々も下るにつれて緑が増えてきたが、代わって薄が茂っているところが秋サイクリングらしい感じだ。ただ、2日目の行動食は宿で準備してくれたおにぎりひとつ(深坂峠で片付けてしまった)だったので、気を使ってくださったT地さんからパンやおかきを、Tさんからはカロリーメイトをいただくことになり、ありがたくも準備不足で申し訳なかった。










十日町で道中いいあっていたとおり、「へぎそば」をいただく。お店の場所は、T地さんが通行人のおじさんからうまく聞き出してくださった。食事してから駅に移動、次の十日町発のほくほく線まで十分時間があるので、めいめいパッキングしてから、構内の物産コーナーにあるテーブルに座って簡単な打ち上げをしたのであった。初日は雨に降られたものの、秋の頚城はむしろ雨降りの方が多いとのこと、今回は雨降り後の澄んだ空気のなか、峠や紅葉や高い場所からの風景を楽しみながらの秋らしいサイクリングを行えたのはとてもよかったですねと感想を交歓しながらひとときを過ごす。ほくほく線も、混雑が予想された越後湯沢からの新幹線でも、自由席のボックスが確保できたので、みんなで四方山話をしながら過ごして退屈することはなかった。T地さんと大宮で、Sさん・Tさんとは上野駅でお別れをしてから、酷く混雑する東京駅で重たい輪行袋を担いで地下鉄へ移動、自宅到着後、家出の番をしてくれた家内にお礼を言って自転車の掃除・メンテナンスをして部屋に仕舞う。汚れた着衣を洗濯・風呂に入りさっぱりしてから、いっぱいやりながら晩ごはんをいただく。そのあと長椅子に寝っころがって寛いでいると不本意ながら眠りに落ちたようで気が付くと朝4時、あと1時間しか眠ることができないが、寝床に移動して布団をかぶった。
頚城を訪れたのは3年振りくらいだが、あらためて、道、山、景観、坂道、集落のなかの民家の佇まい、どぶろく、ごはんなど、観光地化されていない素朴な日本の原風景を楽しむうえで、自転車でツーリングするのに第一級のエリアだと思った。往復で新幹線を利用するとどうしても交通費がばかにならないのがネックだが、おりおり訪れてみたいところだ。今回のコースでは、大厳寺高原からのアップダウンが快適であった。上り坂がそれほど長くないので、段を重いまま一気に駆け上がって、心臓をばくばくさせるのがとても気持ちよかった。
今回もまた楽しいツアーを企画してくださった幹事のT地さん、同じ宿舎に泊まり語りあった同行者のみなさん、どうもありがとうございました。
別件ですが前のブログにあった綿貫氏の本はまだ手に入るのでしょうか?
北信の乙見山峠とともに、再訪したいここの峠を訪れることができたのは、同行してくださったみなさんのおかげです。3年か4年前に、ひとりで行ったときは、菖蒲高原は降りただけでしたが、今回はここを上がって、上がるにつれて大パノラマが楽しめるとてもよい道だということがわかりました。「津軽から江差へ」と「まとまらない話」は、横浜市の図書館で借りて読みました。
一日目の雨の雰囲気と言い、二日目と言い、とても雰囲気の良い旅をされた事が伝わってきます。(羨ま)
寝落ち・・・そろそろ寒いので気を付けましょう(笑
割り切ってしまえば、雨のサイクリングでしか味わえない風景もまた楽しいものでした。ただブレーキシューがすり減って効かなくなるのには往生しました。でも、やっぱり秋は天高い青空の下のほうが一番だと思いました。
寝落ちというのですね、実はしょっちゅうやっていて、日ごろから嫁さんに注意されていたのですが、不覚にも、今回もやってしまいました。
新潟(頚城)は、とても楽しいです。坂ばっかりですが、道沿いの民家や民家のまわりに植えられている木々の様が、こちらの方では見ない感じで、旅情を感じます。日ごろ体験する景色とは異なる印象を持つ風景を見たり体験することは脳の活性化にもつながります。 新潟はMartenさんの方がアプローチしやすいのではないでしょうか。ぜひ訪れみることをお勧めします。

