宇津ノ谷峠・三保松原・薩埵峠
2017年 08月 21日
1.コース
静岡-宇津ノ谷峠-焼津-三保松原-清水-薩埵峠-由比-沼津-三島121キロ
(ルート)https://ridewithgps.com/routes/30482669
2.実施日:2017年8月20日 曇りときどき晴れ
3.実施者:単独
4.日記
天気予報を見て、また、これまで行ったことがない場所も訪れたいと思い、久しぶりに(伊豆でない)静岡に向かった。
そんなこんなで駅前広場発7時30分過ぎになった。北に、スナック街を抜け、左折して、あべかわ餅の味のある売店を見て安倍川を渡る。そこからしばらく進んだところ、丸子が、道筋の宿場町跡とて、道沿いにある格子戸の古い家に面影が感じられる。道の駅で水筒を満たしてから、車道に沿わず蔦の細道に進むと、こちらのほうがさらにむかしの雰囲気が感じられた。急な坂を上がって街道筋の屋根瓦を見てから宇津ノ谷峠「明治のトンネル」を通る。橙色の光を放つナトリウム灯のなかをゆったり潜って盛り上がったが、下り坂で後輪が急に重くなりパンクしたようだ。表面に刺さった破片を除いて、チューブを出してパッチを貼る。ラピーゼフレームポンプで空気を満たしてから再開。パンク修理のときは、タイヤがオーバーサイズなのでリムとのバランスのよい勘合をとるのにいつも苦労するが今日はうまく嵌ったみたいだ。空気圧を気にしながら岡部まで進み、さらに圧を補充してから焼津に向かった。
海沿いにつけられた自転車道を進む(ところどころ工事中で何回か迂回した)。傍に市民プールがあり、ビキニ姿の女性が子どもの手を引いている。自転車道はやがて車道の南側を進むようになる。崖に苺畑。中学のときに地理の先生から「静岡は久能山の石垣苺が名産」と教えられた。東照宮手前の食堂の桜えびや釜上げしらすの料理に魅かれるものの、小遣いは旅費に回したくて、コンビニのサンドイッチで我慢。上がり基調の道をさらに東に進み、清水港の分岐を過ぎて直進すると、有名な三保の松林にぶつかった。中に入るとところどころ砂だまりがありハンドルを取られてこけそうになる。砂浜に出ても富士山が見えないのは、わかっていても残念。人気のない三保の飛行場を通り、岬を回ったところの内浦にある海水浴場の様子をしばらく眺める。その先、清水港の対岸に係留されている大型漁船や巨大クレーンの様を見て、水揚げの多い有数の遠洋漁業基地であることに思いをいたす。その湾を横断する水上バスに乗るべく、乗船場(むかしの渡し場)の塚間に進むと、海門は閉じられ掲示されたダイヤは夕方まで便がないことを示している。仕方ないので、廃線の三保線に沿って進み、湾を巻いて清水の街中に入った。
さてそういう訳で、やっぱり、静岡から山梨に抜けてみたいなあ、山伏峠は無理としても、せめて安倍峠はなんとか越えることができないかなあと思ったのであった。
安倍峠はまだ通行止めが続いているようですね。僕が以前行った時もゲートがありましたから、この先も一般者を通すことはないような気がします。このまま廃道になってしまうには残念な峠ですよね。
ネットに接続できなくてお返事が遅くなりました、いまようやくつながりました。ブログにも書きましたが、朝の7時前に静岡駅に着くことができるのはたいへんよいのですが、さてそこからどこに出かければよいのかということにいつも迷いが生じます。さらに西に向けて豊橋方面に進む手がありますが、帰りの電車代がさらに嵩むので二の足を踏みがちです。旅費と利便性と、何でも思いのままという訳にはいかないようですね。今回のコースも富士山が見えなくて興味が半減しました。サッタ峠から、むかしの人のように富士を見てみたかったですね。
いろいろとネットで見ると安倍峠はもはや廃道状態のようですね・・・。
18日に私もこの辺りを列車で通過していました。
宇津ノ谷峠の旧トンネルは良い雰囲気ですよね。大崩海岸も走られたようですね。ここ数年前に通行止めと知らずに入り込んでえらい目にあいました…。新トンネルに変わったそうですが廃道にならずに復旧してくれて良かったです。
新幹線を利用すると、朝の7時前には静岡駅に到着するので、静岡がもっともアプローチがよいようです。ただ、片道5000円と高くつくので、年に数回も行くことができません。ブログにも書きましたが、山側を通って山梨に抜けるルートが通じていればなお魅力的なのですが・・。今回でかけたところはいずれも初めての場所でした。やっぱり、知らない場所を訪れるのは新鮮に思いました。海に面したあたりは大崩海岸というのですね。山が海の間際まえ迫ってむかしは交通の難所であったことを思わせる場所でした。