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犬越路・秦野峠・尺里峠

1.コース

自宅-青野原-青根-犬越路-中川-丹沢湖-秦野峠-虫沢-尺里峠-高松-松田-自宅 159キロ

(ルート)

https://ridewithgps.com/routes/30482194

2.実施日:2018年5月6日(日)晴れのち曇り

3.日記

 昨夜、町田駅の始発駅に乗り、遠くに出かける心算でいたが、寝坊した。そうなったのは、自ら立てたコースの困難さに心密かにたじろぎつつ寝たから。寝過ごしても、春のサイクリングシーズンのかき入れ時、GWの後半は仕事であったが、最後の一日を楽しみたくて、犬超路に出かけてきたのであった。

 いつもより多めの白飯を食べ、6時45分自宅発。津久井あたりで、ロードのソロやチームのみなさんと抜きつ抜かれつ楽しんだが、みんな道志みちのバイパスを進むところ、左折して青野原の集落のなかをぶらぶらと進んだ。抜けて、青根への接続の坂道で、えらく小さなチェーンリングのMTBふたりを抜いた。この先、茅葺屋根の写真を撮りたいが電線が邪魔かな。再び集落のなかの路を辿る。倉のある、味わいのある商店の前にベンチがあって、腰かけてパンでも食べたいがまだ休むのは早い。神ノ川釣り場の案内に従って、坂を上がる。ウバ神様を祭っている祠を通り、いったん下って、入口のところたくさん鯉登りを吊るしているテント場を過ぎる。見ているとたくさんの家族連れが最後の一日を楽しまれているよう。林道入口の公衆便所で用を足してから、ゲートの横を潜ったところに停め、スニッカーズ1本食べてしばらく休んだ。

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 犬越路の峠道は、坂は急ではないが、ところによりがらがらのダートで、路上に転がっている石にタイヤを取られ降車を余儀なくされることがある。しかし、慌てず、路面に逆らわないように、最小ギヤでタイヤで路面をなぞるように上がると思っていたよりも乗ることができるようだ。山奥の道の割には立派すぎる橋を渡り、西から東へと道を折り返すと傾斜が急になったが、復活した簡易舗装で助かる。その辺から下の方に見える神ノ川を見ると、人っ子ひとりいない白く広い河原の傍まで、深い緑が迫っている景色と川を流れる水音にある迫力を感じる。沢の傍に架けられた石橋を何度か過ぎ、山肌に沿った、若葉に囲まれたがれがれの道をゆっくり上がり続けると、ハイカーふたり地面に腰かけて煙草をふかしておられた。その横を挨拶して過ぎると、間もなく坂も緩くなり、進む方角の先に三角形の大室山がだんだんと迫ってくる。沢筋から崩れた岩で埋められた道を、自転車を押して通過するなどするうち、簡易舗装となり等高線に沿って並行に移動するようになる。その突き当たりである犬超路隧道到着は11時50分。写真を撮ってすぐに真っ暗でひんやりしたトンネルをバッテリーランプを灯して通過。出たところにあるテラスに座って、おにぎりひとつと自宅から持ってきたメロンパンを食べてからストレッチするなどして誰もいない静かなひとりのひとときを楽しんだ。ふと見ると山と山の間に雪をまとった富士が正面に。しかしこんなところでも電線が邪魔してよい写真を撮ることができず、そのまま中川に向けて下りはじめた。

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 こちら側は舗装して下るのに苦労しないが、路上には岩屑や石が散らばっていることが多く、サイドカットパンクに注意が必要だ。それらを巧みに除けつつ下ってゲート、横を通って、キャンプ場を折り返し丹沢湖まで一気に下る。丹沢湖ロッジに寄り、自販機で冷たい飲料を求めてトイレ休憩。今日は犬越路だけにしようと思って出かけてきたが、走り足りないので、秦野峠林道に進んだ。湖から離れていく坂を、遠くから聞こえる猟犬かの鳴き声を気にしつつゆっくり上がっていった。ここでもゲートの横を通り、しばらく進むと、だいぶ上の方にこれから進むべき路がついているのが見える。勾配標識は、14%、13%、11.9%と、急坂が連続して現れるが、その間は落ち着いた上りで適当に体を休めつつ進むことができる。ここでも、前ミドルにしたまま、急な箇所はローに落としても後ろは1枚か2枚残しつつ漕ぎ続けるとゆっくりのようでも思うより早く進むことができた。ブッツェ峠到着13時52分。丹沢湖越しに見える富士の眺望を楽しみつつ、先週より濃くなったがまだ夏のような完全な緑になりきれない深い山々の道、小鳥の声を聞きながらの楽しいヒルクライムであった。そういえば、途中ごそごそと落ち葉を踏む音がしたので、動物がいるかと思ってベルを鳴らしながら進んだが、見るとまたしてもアナグマが側溝を歩いていた。近づいても逃げないのは、この獣は単に鈍感なのかそれとも人間を恐れないのか。さてせっかく上がったのに、秦野峠に向けて下り始める。どうせ上り返すのだからあんまり下らないでと思いつつ進むも、前ミドルのまま漕ぎ続けるとすぐに秦野峠に到着(14時10分)。おにぎりひとつ食べ、今日は虫沢林道の方に進んだ。

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 この道は、もう5年以上前に、虫沢から上がったことがある。そのときは、尺里峠に行こうとして道を間違えたのであったが、今日下って見るとそのときよりも舗装が進んでいて自転車で通るのに快適な道になっているようだ。木々の間からちらちら見える表丹沢の山並みを見ながら快適に下る。途中、だいぶ下の方に通っている道は、寄から秦野峠に向かう道かなと思うたが、実はこれから自分が進むべき道であった。路面の状態がよくカーブの手前以外はブレーキを使わずにずんずん下り続けるとすぐにその辺りに着く。さらに下り続け、ゲートが現れたので、横の狭いスペースを通ろうとしてタイヤのリムを持つと、ブレーキシューとの摩擦熱でかなり熱くなっていることに気が付く。田代のバス停に向かう分岐に着いてこのまま寄経由で進むはずであったが、この時点でもまだ走り足りなくて、標識に従って尺里峠に向かう。機械で茶摘みを行っている茶畑の間の細い道を通り抜け、杉林のなかを何度か折り返すとこの峠にもほどなく到着。下って、標識に従って高松分校の方に行く地道を降り、突き当たり左折すると行き止まりの雰囲気となり引き返した。

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 高松分校からジグザグの下り道は、舗装しているが路面の状態はよくなくクラックや穴ぼこを通るたびに振動を受けてあまり快適ではない。再びリムが熱をもったためか、後ろブレーキが派手に鳴くようになり、フーデットレバーを握るのに疲れた頃、ようやく下の集落に到着した。工事中である第二東名の橋脚の下を通り、246号に合流して松田までトップギヤで快走。松田駅前の二宮尊徳像の横でトイレを借りてから、新松田駅に移動。駅そばでかきあげそばを食べて空腹を満たした。さて、ここで今日のサイクリング終了のはずであったが、まだまだ走り足りなくて、結局長津田まで246を漕いで帰宅した(帰宅時間18時25分)。前にこの道を通ったときは車の渋滞続きで横を通るのに苦労した覚えがある。今回は連休のためか、それほどまでは混雑してなく、善波峠は前トップのままクリヤ、平なところは時速30キロで巡航することができて、思ったよりも早く進むことができた。


Commented by ぶとぼそ at 2018-05-08 17:50 x
連休後半も天気に恵まれましたね。
他のブログ友達の方も、前日に虫掛・秦野峠を走られていました。
廃校跡の場所は絵になる木造校舎ですよね。
犬越路は何だかんだ言われながらも廃道せずに自転車で入れるのでツーリスト系サイクリストには人気ですよね♪
Commented by paparouh at 2018-05-09 06:37
> ぶとぼそさん
連休後半は仕事でしたが、春のサイクリングのシーズンなので、残りの日曜日は出かけました。犬越路や秦野峠のあたりは、都心に近いわりには山深い感じが味わえて好きなところのひとつです。高松分校のそばの住宅の前で、子供たちが遊んでいましたが、彼らはどこの学校に行っているのかな?毎日たいへんだろうなと思いながら通り過ぎました。今回は午後になっても富士山が間近に見えたこともよかったです。
Commented by giant_ameba at 2018-05-11 21:03 x
いつもブログを拝読させていただいています。以前、 intel8さんのブログでトンネルの出口の右側にあった「犬越林道完成記念碑」が半分埋まっている写真をみましたが、その後私が行ったときには、それが掘り返されていました。今回の写真を見ると、どうやらトンネル向かって左側に移設されたようですね。
神奈川県側は、それなりにお金を投じて維持しているようですね。
Commented by paparouh at 2018-05-12 13:06
> giant_amebaさん
ブログ読んでくださっているとのこと、ありがとうございます。おっしゃるように道路完成記念碑は、正面から見ていつも右側にあるはずなのに、左側に移されたようですね。崩れた砂利がかたずけられていやにすっきりしたなとの印象でしたが、そのことは気が付きませんでした。犬越路は近いわりに山深いところが気に入っています。でも荒れたダートを下るのは苦手なので、今後も道志から上がり続けることになると思います。がけ崩れで道が崩壊しないことを祈るばかりです。
by paparouh | 2018-05-07 23:38 | 神奈川県西部 | Comments(4)

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