小村峠・桜坂峠・小豆峠(猛暑の頸城の夏18)
2018年 07月 19日
1.コース
安塚須川-虫川大杉-小麦平-尾神-小村峠-中山峠-桜坂峠-ほくほく大島-小豆峠(星峠)-木和田-犠明峠トンネル-ほくほく大島 81キロ
(ルート)https://ridewithgps.com/routes/30473324
2.実施日:2018年7月16日(月)晴れ
3.実施者:単独
4.企画:FCYCLE
http://mixi.jp/view_event.pl?comm_id=6145474&id=86447582&comment_count=17
5.日記
7時より少し早く朝食をいただき(特に田舎味噌風味の味噌汁がおいしかった)、会計、8時前に虫川大杉駅に向けて出発した。出発する前に、荷物がたくさんのTさんの自転車を持たせていただいたが、特別なカメラ器材を持参されたとのことで、ハンドルが重いこと。あんな重くてよく信越の林道や峠道を通ることができるなと思ったが、よいカメラを持てばそれで良い景色を摂りたいと思うのは欲望のなせる業とTさんにいうた。そういう欲求の広がりが社会や技術の進歩につながっていくのだと思うがいまの若い人たちが、かつてのようにがつがつしていないのは、諸外国と比べてイノベーションが不足していることの裏返しなのかもしれぬ。
折角、峠を越して下りに入ったのに、すぐに分岐となりしばらく上りとなり、がっかりする。でもすぐに上がってしまって、あとは板山を経て国道253号まで楽しい下りが続いた。板山には岩棚に不動さんが祭られたところがあるはずだが、見逃してどんどん降りてしまった。そのまま国道に突き当たらず、橋の手前左折して右岸につけられた細い日陰の道を下る。川辺の茂みから例によってヨシキリの鳴き声が頻りと聞こえてくる。物陰で用(小)を足してから、国道に合流。この先でようやくスーパーを発見してたいへんうれしい。この時間、客は自分だけ。コンビニのような便利な惣菜は売っていないが、日持ちのするカレーパンとソーセージパンに牛乳を買って、隣のコミセンの日陰の地べたに座って空腹を満たした。
いまの時間13時30分前。たいへん暑くて、今日はもう切り上げようかとの思いもよぎったが、棚田を見ないで帰ると悔いが残ると思い、ほくほく大島駅を通過する。保倉川に沿ってしばらく南下したが、この道も日向のかんかん照りで、ぼあーっとする暑い空気の漂うなか、我慢して自転車を漕いだ。国道403号に合流して坂となったが、その先通行止め、看板に誘導されるまま山の中の細道を峠集落に向けて進んだ。だがこの道は上まで12~15%くらいの急坂が連続して、午後のきつい日向かつメマトイも多く苦労が絶えない。何度か足をついて汗を拭いながら、道幅をじぐざぐしつつ上がって、最後直線上りを行きついた先が小豆峠。前回ここの星峠を訪れたときは、初手から棚田のなかを上がったが、今日はここまで山の中を通ったので、峠から東に突如広がった棚田の緑の景観がすばらしく、またひとり歓声をあげてしまった。星峠へはここから目と鼻の先の距離だが、もう上り下りはいやだし、ここからの景色に満足したので、進まず。しばらく日陰の地面に座って、暑さを冷ました。その後、前回訪れたときと同じように、棚田の北の縁につながる細道のアップダウンを辿って、木和田集落に入る。ここの何軒かの木造の家屋の一軒は、なかの灯りがともり、子どもたちの元気な声が聞こえてきた。
予定では、ここから松代まで進むつもりでいたが、暑いなかこれ以上一切坂を上がりたくなく、前回訪のうたとき犠明峠トンネルから大島まで下り一方なことを覚えているので、躊躇なくそちらを選択した。昨日の十二峠トンネルと同じ、今日も長く涼しいトンネルが火照った体にありがたい。さっき寄ったスーパーに再び寄って、今度はアイスチョコモナカとスポーツ飲料を買って体を冷やした。ほくほく大島駅着15時前。電波の弱いせいかスマホの動きが鈍いため、次のダイヤを見るため、エレベーターで高架上の待合室に上がって時刻表を見ると、38分発六日町行きとのことで十分余裕がある。なので、ここでも汗に集ってくる小虫を手で払いつつ粛々と組立て、駅の便所で手と顔を洗ってから、冷房の効いていない待合室を避けて風通しのよいホームに移動して電車が来るのを待った。六日町で上越線に乗換え、越後湯沢で20分ほど待って、東京行各駅スーパーマックスに乗車した。今日は久しぶりに指定を求めたが、空いていたので自由席でもよかったな。東京駅ホームで降りると、19時前にもかかわらず、まだぼあっと暑い。こちらは、冷房の排出による余熱や地面・周囲がコンクリートによる照り返しの暑さのようだが、2日間最後まで暑気に苦しめられたツアーであった。でも、こうして終わってみると強烈な炎天下の夏のツーリングは、顔の日焼けとともに楽しい思い出となって、いつまでも心に残ることだろう。夏は、やっぱりいいなあ!Tさんありがとうございました。
さて、「さわ」で、まだ訪れたことのないところでよさげなところをTさんに伺ったところ、近場では林道広河原逆川線、大名栗林道、少し遠いところで朝日スーパー林道(釣り吉三平の朝日屋旅館泊)を推していただいた。田代山林道、神坂峠、本名津川林道などとともに、日程と予算の都合をつけながら、順次実現していければと思う。ゆくゆくはヨーロッパ。栗原川林道にも久しぶりに行きたい。
去年の雨中サイクリングの日記も覚えていますが、今回は灼熱の太陽が難敵となったようですね。
この界隈にも親戚が居ますので、雪国らしい家屋が懐かしく感じます。
日中は暑くとも朝晩は涼しくなる地域ですが、今夏の暑さは次元が違いますよね(汗)。
とても暑かったのですが、終わってみると楽しい思い出だけが残ります。真夏になるのが早すぎですが、例年この時期は梅雨が終わる変わらないかなので、サイクリストにとっては走る機会がふえてよかったのではないでしょうか。災害にあわれた中四国の方々には申し訳ないのですが。何もできませんが募金だけしました。