夏の栗原川林道
2018年 08月 05日
1.コース
老神温泉-追貝-栗原川林道-根利-水沼-大間々-桐生 83キロ
(ルート)https://ridewithgps.com/routes/30473322
2.実施日:2018年8月4日(土)晴れ
3.実施者:単独
4.日記
8時前に沼田駅に到着した水上行を降りると、もう駅前に鳩待峠行バスが待機していた。車内は、登山者は少ないが、土曜通学の生徒さんで混雑していたが、彼らの半分くらいは河岸段丘を上がったひと駅目で下車し、残りは沼田高校のバス停で降りていった。沼田の街中はお祭り期間中のよう、家々の軒先にしめ縄が飾られている。ディーゼルバスはそれら街中を迂回して進んだ。椎坂峠のトンネルをくぐり、老神温泉で下車。組み立て、観光施設の厠で水を汲み、展示している大蛇に旅の安全を祈願してからスタート。国道に合流したところにあるコンビニで行動食を買って、前でパンを食べていると、おばあさまが「暑いのにたいへんね、どこからいらしたの?」と声をかけてきた。
タイヤは前後ともゴムサイドだがこれで正解、スキンサイドだと場合により、山のなか尖った石くれで、サイドカットパンクするリスクが高くなる。パンク防止のため、乗り心地は犠牲にしても空気圧は高めのほうが望ましい。その点、最近流行っているというグラベルロードだとパンクの心配はそれほどないだろうが、ロード並みの細いタイヤだと急坂のダートのグリップ力はどうなのであろうか。そういえば、北の方角に皇海山の台形の山並みを望むことができるピークにいらっしゃったレジェンドなマウンテンバイカーに、下り坂で抜かれたが、制動と振動に苦しむ俺とは対照的にすいすいと進むMTBはさすが専門に特化したことだけのことがある、楽しそうな車だなと羨ましく思った。
そういう訳で、3度目の今日も追貝から上がった。集落のなかを抜け、高台の広いところのたばこ畑とトウモロコシ畑を抜け、林道についた(この時点で、念のため熊鈴をつけた)。しばらく舗装が続き、坂も緩め、秋のセミ(?)の声が響く森影のなかの道を楽しく漕ぐ。老神温泉でバスを降りた時点で、ここ連日の猛暑を感じず、今日はよい感じだ。やがてダートとなるがまだ等高線に沿って山を巻いていったが、いつのまにかという感じでじわじわと勾配が増してくる。右岸のずっと下のほうの谷筋から水音が響いてくる場所もあり、木が生えているのでわからないが、相当の断崖に道がつけられていることがわかる。ガードレールのない、交換が難しい1~1.5車線の勾配はますますきつくなり、岩くずに埋められている箇所も随所にあるが、路面にタイヤを逆らわないようにして、前ミドルのまま我慢して漕ぎ続けると、やがて途中の素堀りの隧道に到着したので休憩。おにぎりを食べて一休みした。畑を抜けた林道の取りつきの780メートルを出たのが10時02分、1150メートルのいまが11時30分。これまで2台ほど自動車と行き違ったが、険路を運転するのもさぞ大変であろう。
根利へ、長い下りをがたがたいわせながら進んで、一度大きく折り返したところで渓流に面した右岸の道となる。谷筋にはナメも滝もあり、ひんやりした冷気が漂ってきてほてった体に気持ちがよいが、ところにより崖の路肩が崩れている箇所もあり、下に見とれて転落しないよう注意しながら進む。やがて例の獣除けゲートに到着したが、門がうまく開かず少し焦った。熊鈴を外して、根利の集落到着は15時。ずいぶん前に水筒は空になっていたので、集落のなかの古びた自販機で購入した飲料で喉を潤しほっとした。そのあと、県道を南方に進み、村境まで上がってから、水沼まで長いダウンヒルを楽しむ。途中遅い車につかえたが、道路工事の片道写真規制の信号待ちのところで前に進んで、青信号に代わってからはもともと交通量も少なく遮るものもなし。勾配8~10%の広めの車道のスーパースラロームを楽しんだ。
日陰も多い林道は涼しげに見えますが、暑かったでしょうね。水場があれば頭から水被りたいように思います(苦笑)。
前夜泊でなく、新幹線利用でしょうか!?
8時前に沼田着は厳しそうですが、この付近まで日帰り出来るとは便利になったものです。
栗原川林道を訪れるのは、3度目になります。前の2回は、猿に会いましたが、今回はいなかったようです。がけで動物が逃げる音は聞きましたが、熊には幸い遭遇していません。関東内陸部で暑さを覚悟していきましたが、山のなかのせいで、それほどでもなく、木蔭で快適でした。林道の上のほうに何か所か水場がありますが、浴びるほどではなかったです。長津田から東京駅新幹線利用で6000円ほど、対して、桐生から北千住まで東武特急の特急券は820円です。新幹線はとても便利だが、リニアなんぞやめて運賃還元してほしいなあと思います。
緑の濃いダート林道ですね。秋の紅葉シーズンに逆コースで行きたくなりました (^^)
ゲートは鍵は掛けられていないんですか? 鍵が掛かっていた場合は端から入ることはできるのでしょうか。
おはようございます。この林道は通行禁止ではありません。ゲートは動物除けのためのもので、鍵はかかっていません。鍵穴を通しているレールを外すと扉が開きます。根利から行くのもよいですが、アプローチに車を使うのでしたら老神温泉にデポして帰りにひと風呂浴びるという法もありますよね。
紅葉バッチリ、超長いダートは走りごたえありました
しばらくダートはいいです (^^;)
珍しく、更新されないので、どうされたのかと思っていました。このコースは、パスハンターで行かれたことでしょう。
紅葉はばっちりでよかったてすね。わたしは、この週末は出かけずしまいでした。次の週末は安部峠に行くつもりでです。
以前車載で行った時は確か一日で160kmくらいになって、後半の富士から静岡まで戻るのがキツかったです。100kmくらいにおさめられれば僕も行きたいところなんですけどね。
レポート楽しみにしています。
あ、先週は歩きで西沢渓谷へ行っていました。自転車じゃないし面倒くさくなって日記アップしませんでした (^^;
明日、休暇をとって、静岡駅から行くつもりです。寝坊しなければよいのですが。新幹線だと旅費がかさみますが、静岡駅を7時30分くらいに出ることができるところがメリットです。身延に降りたあと、本栖みちをあがってから、その先、そのときの時間と体力でどうするか決めるつもりでいます。念願の安部峠でとても楽しみにしています。
西沢渓谷ですか。だいぶ前(いま中3の息子が幼稚園のころ)になりますが、わたしも行ったことがありますよ。渓谷沿いに遊歩道ができてここも紅葉がとてもきれいなところですよね。