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山上の登里

. コース

自宅-高尾-醍醐林道-和田峠-鎌沢-登里-藤野-千木良-三ケ木-城山-橋本-自宅 101キロ 

(ルート)https://ridewithgps.com/routes/30473797

. 実施日:2018年12月2日(日) 曇りときどき晴れ

. 実施者:単独

. 日記

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 早起きのつもりが、寝坊。ルートラボを引き直して8時過ぎ発、町田街道。途中でおにぎり100円セールにつられて、4つ買う。相原の先のコンビニで厠を借りたお礼にたまごパン。八王子南バイパスの交差点で信号待ちしていると、後ろにロードがついた。その先の坂で、次々と無言で抜いていくのが愉快でなくしばらく追走。彼らは高尾で大垂水の方に左折していった。醍醐街道に入ると高尾の山々が近づいてきた。もう初冬の風情。今日は晴れると聞いていたが曇天。でもそのほうが冬らしく、終日冷たい空気を感じていたのだった。冬は、オフシーズンという人もいるそうだが、きちんと防寒して漕げば真夏の猛暑よりも数段快適なサイクリングができるように思う。コンロを出して飲む暖かい飲み物や、店でいただくお汁粉の味は冬ならではのものだ。寒いなか陽だまりをみつけてしばらくそこでじっとして貴重な温もりを感じるのは、この季節でしか味わえないひとときだ。そんなような冬の楽しみを味わえるコースはと考えながら進んで、夕焼け小焼けの施設で休憩。ここからの上がりに備え、おにぎりふたつ食べ、自販機で暖かいコーヒーを買って飲んだ。

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 上案下から和田峠まで車は通行止め。歩行者と自転車は通行可(自転車は押すことが条件のよう)。そのせいか自動車の通行は少なく、それに比べてロードバイクの姿が目立った。みんな左折して行ったが、俺は直進。醍醐川に沿って、上恩方の小学校を過ぎ、民家の佇まいと自然の様子を楽しみながら、ゆっくりと進んでいった。庭先に生っているのは、黄柚子であろうか。途中で、数台のバンが止められ、誤射を避けるためであろう、橙色の目立つ服を来たハンターたちが籠から犬を放そうとしていた。さっき抜いていった足立ナンバーの車は案の定引き返してきたが、ハンターの車との交換に難儀している。その横をすり抜け、さらに進んで醍醐林道につく。この林道の入口はいつもチェーンが渡されているが今日は開放されていたので、もしかするとハンターの車が上がってくるのだろうか。黒と白の着衣なのでツキノワグマに間違えられないようにしないと、と思って、ときどき、ベルを鳴らしながら進んだ。

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 醍醐林道は、とりつきから中盤にかけて急で、尾根筋に上がってしまうとだいぶ緩くなる。今日初めての峠上がりで、まだ足に余裕があり、前半の急な直登も巻貝の箇所もそれほど苦しむことなく進むことができた。針葉樹のなかにもところどころあるもみじの紅葉の名残や、緑の苔と落ち葉に敷き詰められた濡れた路面、高くなってからは、遠くに見える山の緑と茶のパッチワークのような景色を楽しんでいるうちにいつの間にか高度を稼いでいた。このように、快適に峠を上がることができるのも、冬の気温の低いことの賜物であろう。林道のピークにはエンジンをアイドリングさせたジムニーが一台。進んで、少しダートを交えつつ和田峠に出た。こちら側はゲートが固定されているので、車が醍醐から上がっても先に進むことができない。和田峠の駐車場はほとんど自家用車で占められていた。峠の茶屋で、ふたりほど、食事したりハイキングの準備をしている。それを見て、すぐに、藤野の方に下っていった。
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 峠の下りだと流石に指ぬき手袋は冷たいなと思いつつ、でも交換するのも面倒でそのまま下り続けた。ヒルクライム中の何人かと、目礼を交わした。途中の、食事処の道を選んで北に。右岸沿いに少し山を巻いてから、上がりにつく。そこの鎌沢集落では、外国人の方がふたり、英語で「田舎暮らしはいいね」といったことをしゃべりながら箒で落ち葉を掃除していた。このあたり、茶畑と民家と山の斜面がよく調和して良い雰囲気だ。上の小屋の屋根から白い煙があがっているのは炭焼きをしているのであろうか。その先、突き当りを左に曲がると、すごい急坂となった。そこにある民家から出てきた奥さんが、ネコ車を押しながら、「こんな坂が上までずっと続いているよ」と後ろから声をかけてくださる。「そうですか、すごい坂でたいへんです。ありがとうございます」と返事をしてしばらく頑張ってみたが、20%くらい急なのが、茶畑に沿ってずっと上まで続いている様を見て、押すことにした。押すのもひと苦労だが自転車の転がり抵抗などたいしたことないなと思いつつしばらく上がると、見た目ほど遠くなく登里(とうり)に到着した。そこには、数件の民家。うち、一軒の立派な造りの家の玄関口の黄色電球が灯されている。庭先には、醍醐で見たような柚子が生っていた。自転車を壁かどこかに立てかけようとしたが急な坂でうまくいかず、誰も来ないので地面に倒して、生藤山の登山口を少し歩いてみたり、南東に見える陣馬の山並みを見たりした。そして、県営休憩所という場所があったので、さびれたそこに移動して残りおにぎりふたつ食べた。下の方から、誰かを呼ぶ女の声が聞こえてくる。そんな風にしばらくぼんやりして時間をつぶした。

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 押して上がった道を、乗って下ったが、もしブレーキが狂ったときは、山側に体を倒して停止させるしかないなと思うほどであった。途中の熊野神社に寄ってみたが、境内はだいぶ荒れているようだ。ヘルメットを脱ぎ、神様にいつものお願い。幹線に戻り、しばらくダウンヒルを楽しむ。ロードバイカー数名と交換。うちひとりは、苦悶の表情を浮かべて上がっていった。藤野のトンネルの方へ進まず、左の道を進む。中央線の踏切で電車待ちしていると、あとに親子のロードバイカーがついた。その先のところで、抜かれたが、相模湖の上りの坂で追いついてしばらくひいていただく。ふたりとは、宿場を模した観光施設で別れた。千木良に入り相模湖を渡って、三ケ木の坂を上がる。津久井湖の観光施設でトイレ休憩。ここであんぱんと温い飲み物を求めて人心地つけた。終盤の町田街道は、トップギヤにして飛ばして、16時30分頃帰宅。家の前で自転車を掃除していると、バスケットボールを抱えた息子が帰ってきた。洗濯・風呂。嫁さんが、今日は寒かったからと、キムチ鍋をつくってくれた。今日は禁酒日にしたかったが、鍋となると、焼酎の湯割りが欠かせない。3杯ほどいただく。お湯割りの適量は、コップ1杯程度とのことで、このままのペースで続けるとしまい肝臓の病気にかかるそうだが、20歳前に飲み始めて30数年、ほぼ一日も欠かさず飲んでいるわりに数値は悪くない。でもこのままだと、いつかつけを払うことになりそう。当面は、週2日できれば3日禁酒をなんとか実行したい。みんな、TVで、漫才グランプリを見ているが、大騒ぎであんまりおもしろくないな。いとしこいしの漫才でも研究してはどうか。巨人師匠以外のゲストのコメントもようわからん。見た範囲だと、特に上沼氏と松本氏。「ごめん、あてんとって」とか、「おもろくて屁が出た」とか、とても偉い席に座る人のコメントとは思えんわ。そう息子にいうと、「パパには、わからないよ」といわれてしまった。なので、ひとり別の部屋で日記を書いた。


Commented by ぶとぼそ at 2018-12-09 13:28 x
8氏の好むパスハンルートを走られたようですね。
この辺りの低山域なら冬のシーズンでも気軽に入れますし、身近で楽しめるコースでもあります。
雪国でないかぎり冬のオフシーズンはないでしょう。寒いから乗らない、走らないという人は、そこまでの人なんでしょう(苦笑)。
Commented by paparouh at 2018-12-09 21:56
> ぶとぼそさん
八王子から上がる場合、和田林道と醍醐林道とありますが、後者のほうが楽だと思いました。でもいまの季節は狩猟が入るので、間違って撃たれないようにしないと。防寒をしっかりすれば、冬のサイクリングは楽しいと思います。少なくとも真夏と比べると絶対冬のほうがおすすめです。この冬、ひそかに思っているのは、外にでかけて、自販機で売っているようなスカスカの汁粉でなく、小豆と餅のたっぷり入ったやつを食べたい。よい店がないかネットで調べてみたいと思います。
by paparouh | 2018-12-04 22:16 | 神奈川県西部 | Comments(2)

サイクリングのことを記録していきます。


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