菩提峠・足柄峠・長尾峠
2019年 01月 06日
1.コース
自宅‐清川‐菩提峠‐表丹沢林道‐戸川‐渋沢‐松田‐足柄峠‐御殿場‐長尾峠‐小田原 139キロ
(ルート)https://ridewithgps.com/routes/30481595
2.実施日:2019年1月5日(土)晴れ
3.実施者:単独
4.日記
房総横断縦断林道のツアー以降、うまく出かけるきっかけをつかめずに正月を迎えた。それでも、東京都心や図師あたりの里山をちょこちょこ走ったりしていたが。都心の知らないところを訪れるのは興味深いが、しょっちゅう信号待ちにつかまるのでいまひとつ盛り上がりに欠ける。やっぱり自転車は乗って走ることが一番楽しい。そういう次第で、久しぶりのツアー、飲み食いでなまった体を元に戻すべくそれなりにしっかり走りたいと思い、ヤビツの工事も終わったようなので、昨年同様小田原まで漕ぐことに。去年は半原越えを入れたことで長尾峠到着が遅くなってしまった。寒い山下りはいやなので今年は素直に宮ケ瀬に向かった。
宮ケ瀬からの秦野清川線の峠上がりは、坂がそれほど急でなく、1.5車線くらいの細い道が中津川沿いについている。気分はサイクリングモード、好きな大村憲司のmapsを口ずさみながら、飛ばさず、かといって遅くならず、緑の落ちた冬枯れの山の雰囲気のなか、ところどころある高いもみの木の林や黄色く色づいた葉の色を楽しみながらゆったり上がっていった。唐沢林道にかかる橋を眺め、味わいのある隧道を潜るなどして進むうち、札掛に到着。対岸の国民宿舎の様子を見たがあまり人気はないようだ。秦野に入ると道幅が拡幅され舗装も直されていてより快適に漕ぐことができる。山の作業所には車が止められ、若い女の職員が事務所に入っていった。青山荘から勾配が急になるが前ミドルのまま漕ぎ続け、水くみ場の先の分岐からさらに急になるところでロー30T×ロー26Tに落とす。最後の急こう配をえっちらおっちら漕ぎあがって、菩提峠到着は10時。そこにいたハイカーから山の行き先を尋ねられたが知らない旨答える。ここもそれほど長居することなくすぐに出発した。
今日はさらに大観峰まで足を延ばす気でいたが、今はもうおなかいっぱい。日暮れた寒い椿ラインの下りがつらかった経験もあり、直にハンドルを小田原に向けた。箱根駅伝の道の快適なダウンヒルをしばらく楽しんだが、大平台あたりから例によって箱根渋滞につかまった。ときどき左に寄りすぎなドライバーに聞こえないよう悪態をつきつつ、車列をすり抜けて進む。塔ノ沢を抜け湯本まで進むと渋滞は解消され、そこから小田原まで下り基調の快適な道を40キロで飛ばして、小田原駅西口到着16時30分。隅のほうの駅舎に立てかけてパッキングしたが近くの喫煙場の煙が臭い。車内で食べる乾き菓子を探したがどれもカロリーが高く、代わりにうずらの卵と暖かいラテを買って、ホームに到着中の小田原急行17時過ぎ発に座る。すると遅れて到着した箱根登山鉄道の乗客が移動してきて空いている席はすべて占められたが、俺の隣は箱根帰りの若い女の子が座りその前に立った彼氏といちゃいちゃするので寝ることができず欠伸するばかりであった。町田で組み立てたあと、これも恒例となった山田うどんで、タクシーの運転手さんたちに交じって生姜焼き定食を食べて帰宅した。そういえば、新松田で駅そばを食べていると、立てかけたランドナーにひとりのタクシーの運転手さんが近寄ってきてしげしげと車を眺めていたなあ。近頃は諸方面で毀誉褒貶様々のようだが、旅の自転車であるランドナーのよさをわかる人はわかるということだと思うことにしよう。
追伸、箱根を下る途中、山を下りていく箱根登山鉄道を見た。日が暮れかけて寒くなるなか赤と白の車体を軋ませながら、車内の暖色の色を残して過ぎ去っていく姿が心に残ったことを、追記しておく。
ガッツリ三峠お疲れ様でした。やっぱり自転車は走って遊ぶものですよね (^^)
ようやく裏ヤビツの工事が完了したんですね。この道が通れなくて丹沢方面へ行く回数が減っていたので良かったです。
今年も機会をみてご一緒しましょう。よろしくお願いします。
おめでとうございます。ガツガツ走るのも好きですが、のんびり走るのも好きなのです。特に今日みたいな寒い冬の日に、白い息をはきながら、陽だまりを求めて落ち葉をかさかさいわせながら里山をゆっくり走りたい、そして温泉につかったり暖かいしるこを飲んでみたいといま唐突に思っています。ヤビツは通行止め解除のようですが、道志みちは相変わらず通行止めの看板が出ていました。またごいっしょする日を楽しみにしています。
土曜日は晴天で写真を見ていても気持ち良さそうです。丹沢界隈の冬枯れた風景が好きです。
自身は日曜に走りましたが、終日曇り空で寒々しかったです……。
寒中お見舞い申し上げます。こちらこそよろしくお願いいたします。寒い日のサイクリングは楽しいのですが、朝うまく起きることができるかどうかが最大の難関です。年とともに起きるのがつらくなっています。でも寒いなか力いっぱい漕ぐと出かけてよかったなあと思います。十日市場に戻られるようですね。ご近所になるのでいつかお会いできる日を楽しみにしています。