南房総の林道三昧
2019年 01月 31日
1.コース
浜金谷-竹岡-林道保田見線-原田山林道-林道奥山仲尾沢線-林道小松線-林道山倉線-林道千倉線-林道畑線-館山-浜金谷 116キロ
(ルート)https://ridewithgps.com/routes/30481530
2.実施日:2019年1月29日(火)晴れ
3.実施者:単独
4.日記
途中で用を足すことで遅刻するのが嫌で、自宅駅始発から乗り継いできたが、寄り道することなく、7時20分の第二便発の凡そ50分前に久里浜港に到着した。徒歩乗船の往復割引切符を求めてから、港入口のコンビニで朝食と行動食のおにぎりを購入した。平日だと、まさか浜金谷に通勤する人もいないだろうと思っていたが、仕事をリタイヤしたらしい、ゴルフバッグを抱えたシニアの人たちが結構いて船内で談笑していた。あるグループは朝っぱらからビールとウイスキーで酒盛りをしている。俺は、温い船内でさっき買った朝食弁当を食べたが、足りないので売店でカレーパンを買った。40分ほどで対岸に到着。ゴルフバッグの人たちは、港の駐車場に待機している各ゴルフ場送迎バスに吸い込まれていった。アイドリングの音が消え潮騒と時折聞こえてくる次便乗船時間のアナウンスを聞きながら、淡々と自転車を組み立てる。8時30分スタート。
しばらく、湾に沿って、竹岡まで移動したが、国道のトンネルは風の通り道となって通過するのに難儀した。またときどき海からの横風を受けて自転車がふらついた。こんなに風が強くてはこの先が思いやられるなと懸念したが、やがて海辺から離れると、それほどでもなくなった。途中の漁村は牧歌的でほっとする感じだ。寒くなければこういう場所でひねもす海を見ながらのんびりと過ごしたいと思いつつ、先を急ぐ。内陸側の明るい開けた場所を横切り、趣のある集落のなかを通りすぎて、林道保田見線に入る。1.5車線の狭い道は、すぐに地道となり、横に渓流を見ながらうねうね曲がりつつ徐々に高度をあげていったと思えば、いきなり15%ほどの急斜面となった。うんうんいいながら上がると、手彫りの隧道。かつてここに初めて来たときは、路面がとてもぬかるんでいる印象があったが、しばらくの干天のためかそんな感じはなかった。先ほど途中で用(小)を済ましたこともあり、特に長居もせずそのまま通過すると、同じような隧道が何か所か続いたように思う。それらを進んでさらに坂を上がると民家があり、畑には出荷用の水仙が花をつけていた。だが、盗まれぬようまわりに厳しく柵が設けられ、せっかくの撮影ポイントなのにもう少しな感じだ。中学だか高校だか、兼好法師が人里離れた場所に植えられた木の趣に感じ入りつつも、そのまわりを柵で囲ってあるのに気付いて「興冷めだ」とコメントしたとの教科書のエッセイを思い出す。山側に濃い桃色の花をつけているのは河津桜。ここは窪地になって、向こうの山肌にも人家が見える。そこに向けて林道を巻きながら進むとすぐに到着し、さらにたいへん急な坂をつめて尾根を乗り越えて進んだ。同様な地形を再度進んで再び鞍部を越えて窪地を離れると、林道はジェットコースターのようなアップダウンを繰り返しつつ西に進むようになる。途中にある山奥の民家の様子を見つつ、最後、下って車道に合流した。停めて一息つけていると、郵便局員のバイクが林道を上がっていった。
原田山林道の標識に従って、再び町を離れた。その先の池畔の岩婦温泉ってどんなどころか楽しみにしてきたが、それらしい温泉宿は見当たらないようだ。林道を抜け、いったん町に出て、次に林道奥山仲尾沢線に入り西に進む。入り端の民家の屋根が立派なのを見て急な坂を上ると、あとはいつものように適度なアップダウンが連続した。道端をよたよたと逃げていくのは、昨年の春多くみかけた貉ではなく日本狸のようだ。ここでもため池に沿って進み、最後南に向けた坂を下って、また開けた場所に入ると、向こうからロードバイクひとり通り過ぎていったので、ぜひ追いついてやろうと頑張ってみたが、ずっと遠くに行ってしまった。途中で道を折れてあぜ道に入り青空の下、気持ちよく自転車を漕いだ。この時間もう風も強くなく、「安房グリーンライン」の一直線の道を南に向けファストランを楽しむ。甘いものが欲しいなと思いながら進むと、内房線の交差点のところに都合よくコンビニエンスがあり、デニッシュパンと飲み物を求めて少し休んだ。
畑林道は昨年11月に訪れ、グズグズの泥に阻まれてトンネル手前で断念しました。その後、乾いたようですね。
こんばんは。コメントありがとうございます。畑林道は、年々荒れてきていると感じています。それでも、畑から抜けて、千倉を望む景色が楽しみで、ウィンターシーズンには必ず訪れるようです。今回は、このところ雨が降らなかったために、ぬかるみには合わずに済みました。房総は楽しいですね。機会をとらえてちょくちょく出かけたいなと思っています。