梅雨の合間の林道広河原逆川線・奥武蔵グリーンライン
2019年 07月 11日
1.コース
東飯能-名栗-林道広河原逆川線-横瀬-丸山林道・奥武蔵グリーンライン-高麗川 101キロ
(ルート)https://connect.garmin.com/modern/activity/3834030802
2.実施日
2019年7月10日(水)曇りときどき霧雨
3.実施者:単独
4.日記
中津川林道同様、長く「通行止」であった広河原逆川線が通行可能となったことを知って、出かけようと思っていたが、このところ週末の雨天続きでチャンスを逃していた。今週もすっきりしないお天気だが、水曜日は雨が降らないとの予報を見て、休暇を取ってでかけたのでした。

東飯能駅前で組立て、コンビニでおにぎりふたつ買い出してから、出かけました(7時過ぎ)。名栗まで、入間川左岸の車道を通りましたが、右岸のほうが車の往来が少なくてよかったかもしれません。それでも、名栗に近づくにつれて、山里の雰囲気に変わってよい感じです。このあたりから路面が濡れていたので、山は明け方に雨が降ったのかなと思いました。名栗に入り、温泉施設・ダム湖に向けて、左折して橋を渡ったところでトイレ休憩。少し上がった見晴らしのよい場所から、山峡の名栗の景色を眺めました。急な坂をつめてダム湖の堰堤からこれから行くべき山を見ましたが、上の方は霧がかかっていて全貌がわかりません。湖の左岸に沿って平坦な道をしばらく進むうち、顔が霧雨でわずかに濡れるようになりました。有馬渓谷のフィッシングセンターの横を通り再び橋を渡ったところが広河原逆川線の起点のようです。
この道はこれまで通ったことがありません。それは、「通行止」が多かったこともありますが、通った人の記録や写真をネットで見ると、法面がコンクリートで網状に固められているところなど、あまり林道の趣が感じられないこともあって、食指を動かされなかったからです。しかし、出かけてみると山深く、森に囲まれた山道はワイルドで思ったよりも楽しむことができました。林道はすぐに10%くらいの坂が緩むことなく連続しますが、これまで左程足を使っていないのでまだまだ余裕があります。するうち、霧雨の程度が濃くなって、頭上の木々から大粒の雨粒がぽたりぽたりと落ちてくるようになりました。天気予報では、雨は降らぬといっていたのに、これ以上雨が強くならないようにと思いながら進みましたが、この程度なら霧がかった幽谷の雰囲気も楽しめそうです。道沿いの渓谷の水音だけが響く「静寂」のなかを物思いしつつ漕ぎました。すると、後ろから「こんにちは」と女か子どもかの声がしたので少し驚いて振り返ると、若い女性のロードバイカーが近づいてきたのでした。「こんにちは」と返事をする間もなく、軽々と横を抜いていきましたが、ウェットなロードで半袖・レーパンは少し寒そうです(峠を往復してきたと思われる彼女とは、上がりの途中でもう一度会いました)。そんな場面もありつつ、ふたたび独りの世界に戻って漕ぎました。坂は相変わらず急ですが、やがて尾根筋に到達して針路を南南西の方向に変えると、等高線に沿って幾分緩くなります。ところどころある幹の太い楡やコナラ、それに背の高い松の木なども印象深く認めながら進むうち、いったん下り始めたので、ここがピークかと思ってしばし休憩、おにぎりをひとつ食べました。再開して下ったものの、すぐに再び上がりだしたので、峠はまだ先であることを理解します。しかしもう坂はそれほど急ではないので、カーブを曲がった先に峠がることを期待しつつ進みましたが、悉く裏切られることを繰り返しつつ、最後に開けたところが見えてそこがネットの写真で見たことのある有馬峠。林道起点を発ったのが8時36分で到着は10時15分でした。






実は、有馬峠を越えたあたりから、頭のなかの大半は「悦楽苑」のことで占められていたのでした。大盛りメニューで有名らしいこの店に入るのも今日が初めて。11時30分過ぎに着きましたが、やっているのかいないのかぱっと見たところわかりません。しかし営業中の札がかかっているところを見ると、今日はお休みではないようです。メニューは、好物の炒飯にしようかと迷いましたが、満腹だとこの後の丸山林道上りに差し障ると思い、オーソドックスな「みそラーメン」600円にしました。出されたラーメンで口の中に入るのは、テンコ盛に盛られたもやしばかりで、ラーメンを食べているのか味付けもやしを食べているのかしばらく判然としません。ようやく丼の縁に水平まで減らしたが、スープの上のほうはまだもやしで埋められていてなかなか麺が現れません。ようやく麺を「発掘」して、最後まで完食しました。ここはおまけにコーラも出してくださり、お腹の減った若者には魅力的な店ですね。俺は若者ではないが、次は炒飯にチャレンジいたしましょう。



ここから先、ユカデまでの奥武蔵グリーンラインはもう何度も通ったことのある勝手知ったる道。しかも刈場坂から先はところどころ上り返しがあるものの、基調は下り坂なので、余裕が生まれます。儀峠の次は飯森峠、その次は関八州、続いて顔振峠、天文岩、北向地蔵と、おなじみの道を楽しみました。この時間になっても生憎眺望は効きませんが、道幅は太いタイヤの自転車で楽しむのに丁度よいくらい。平日であっても、ときどきオートバイの通行がありましたが、それ以外は尾根筋のアップダウンを独り占めです。顔振峠で休憩。平九郎茶屋は開いていて客がいましたが、ここを通る時間はいつも中途半端で、中に入ったことがありません。北向地蔵では、お地蔵さんにいつものお願いをしてから、般若心経を唱えつつ最後の上り下りをこなしました。




そういう訳で、若干走り足りない気もするが、久しぶりのランを楽しむことができました。
梅雨空が恨めしいですね。
有間峠は秩父側へは抜けられないんですか? なんだかもったいない気がします。
相変わらずの大食漢が羨ましいです。僕は少し食べてお腹が膨れてしまいます。
たくさん食べられるということは「美味しい」という感覚を長く味わえるということですよね。いいなぁ。
こんばんは。一昨日の土曜日は仕事、昨日は雨ですが、今日は終日曇りで朝早くから長い距離を走ろうと思っていたのに、朝方からずっと雨。雨雲レーダーを見ると、関東地方で雨なのは、このあたりだけなので、ついていないです。10時過ぎにあがったので、和田峠に行ってきましたが、山はいいですね。
有馬峠から秩父へは今年通行止めでなくなったようなので、今回は抜けてきました。サイクリングのときの食事は楽しみのひとつです。終日運動するので、カロリーを気にしないでいただくことができます。


