梅雨の合間の和田峠・大垂水峠

１．コース

自宅－町田街道－醍醐街道－和田峠－藤野－大垂水峠－高尾－町田街道－自宅　９５キロ

（ルート）https://ridewithgps.com/routes/30552331

２．実施日

２０１９年７月１５日（月）曇りときどき霧雨

３．実施者：単独

４．日記

　前回のサイクリングは、グリーンラインを抜けて高麗川駅で終了したものの、Ｅｄｇｅ８００が中途で切れたため、最後の方の走行記録を残すことができなかった。調べてみると、長い時間を維持させるためには、専用のバッテリーが必要なようだが、本体と接続するコードやマウントも含めると２万円ほどかかるようだ。サイコンのリチウム電池を交換する方法も、業者に頼むと同じくらいとられるよう。ネットでは自力で交換されている方もいらっしゃるが、失敗して後悔するのもいやだな。試しに、スマホのグーグルマップのタイムラインでログを取ってみたが、うまく軌道を捕捉せぬようで、使いものにならない。当面、Ｅｄｇｅ８００の持ちを長くするよう、いろいろと工夫をしてしのぐことにしたいが、ＧＡＲＭＩＮ愛用のみなさんはどのようにしておられるのだろうか。よい方法があれば、教えていただきたいです。

　土曜日は仕事、日曜は雨、天気予報で今日月曜日は終日曇りと出ていたので、この時期雨に降られなければラッキーと思い、少し長い距離を走るつもりで昨夜寝たのであった。しかし、明け方起きてみると、雨が降っていた。予報と違うではないかと思って雨雲レーダーを見ると、関東地方で降雨なのはこのあたりだけのよう、まったくついていないなあと思い上がるのを待ったが、８時に上がらず、半にと期待するも霧雨がは止まず。９時、１５分、３０分と待ったが、収まったのは１０時過ぎ。この時間となるともう遠くへは行けないので、近場の和田峠に出かけることにした。

　祝日のためか、この時間の町田街道は車で渋滞していた。その列の横のスペースを漕いだが、しばしば左に寄せて止めているドライバーの方もいて（たいていは女性）、ペースが上がらない。橋本手前で空いたものの、相原の踏切を前にまた渋滞。その先の、イートインコーナーのあるコンビニに寄ろうとしたが、先客で座席は占められているようなので、その先の別のチェーンにした。この店は、入口の上に燕が巣をかけていて、何匹かの子雀がピーピー行って親鳥の帰りを待っている。餌を捕まえてきた親が戻るタイミングでみんな口を開けて獲物をキャッチしようとしていた。巣の下は燕の糞でいっぱいだが、あえて巣を除去しないところにこの店のオーナーの優しさを感じる。元気に飛び立っていけよ。

　高尾を抜けて、霊園のなかの急な坂を超えたところで、醍醐街道に。これから行くべき山は上のほうに霧がかかっていてこの時期らしい雰囲気だ。途中の夕焼け小焼けの施設で厠を借りてから、郵便局の先のＴ字路で、どちらに行くかと迷ったものの、今日は早く上がってしまいたいと思い左折して和田林道へ。醍醐集落の手前から山に近づくにつれて濡れていている路面を、水しぶきをあげて進んだ。上案下を出たのが１３時、和田峠到着１３時３５分。しばらくは前ミドル×後ローで漕いだが、ハイキングコースの分岐手前から急な坂が連続するようになったので、躊躇することなく３０Ｔ×２６Ｔのロー・ローで漕いだ。だがこの道を通るのももう１０回以上になるだろう。どのあたりが急所でどのあたりが休むところがだいたいツボを心得ている。ヒルクライムは相変わらずの亀の歩みだが、焦らずペダルを回していると、着実に高度を稼ぐことができる。峠路の終盤は坂もそれまでよりは緩くなって山を巻いていく。最後のカーブを曲がった先に見える峠の茶屋も、霧でかすんでいるようだ。テーブルに腰かけてコールサインの交換をしている。「自転車とアマチュア無線」という楽しみ方もありだなと思いつつ、特に長居をする用事もないので、写真を撮ってすぐ下り始めた。

　藤野側の路面も、はじめは濡れているので、そろりそろりと下る。和田集落あたりまで降りると、乾いてきたし、道幅も広くなったので、スピードを出した。来し方の峠の方の山並みを振り返ると、変わらず霧に煙っているのがよい感じだ。藤野へは、隧道の道を進まず、一本東寄りの道をたどる。多少上り返すが、これくらいの坂だと特にスピードを落とすことなく快調に一気に上がることができた。高いところにある高速道路の橋をくぐり、中央線の踏切を渡って、国道に合流する。左折してすぐのところにあるコンビニで休憩。パンとジュースを買って空腹をしのいだ。

　今日は、千木良には向かわず、そのまま国道を大垂水峠に進んだ。こちらは峠といっても、勾配は５から精々８％くらい。前ミドルのまま後ろ２枚から３枚残して漕いだが、途中でわたしより年配の方のロードに抜かれた。しばらくついていこうと頑張ったものの、徐々に離されて、やがて彼は視界から見えなくなった。でも、ひいてもらったおかげで思ったより早めに大垂水峠に到着。そこから、高尾までダウンヒルを楽しんだが、坂の勾配加減が中途半端で思ったほどスピードが出ない。下って、高尾山口の信号を左折、たくさんの行楽客で賑わう参道をゆっくりと進んで、ケーブルとリフトの駅がどんな感じか見学したのであった。ちなみに料金はどちらを選択しても変わらないようである。

　交差点に戻ってから、漕ぐと、後ろに自転車の気配（カンパのラチェット音）が。何度目かの信号に止まってからスタートするときに、彼は横を抜いていった。そういえば、大垂水を下るときに結構多くのロードの人たちとすれ違ったな。和田峠ではサイクリストとはひとりも合わなかったので、みんな大垂水が好きなようだ。高尾で右折して元来た道を戻る。町田街道復路でも、しばしば渋滞に巻き込まれたが、午前ほどひどくなく、おおむね時速２５キロ以上で走ることができた。ここにきてまた空腹に苛まれだしたので途中のコンビニで休憩。最後に、町田の中心街に進むと、参院選の立候補者の応援演説に熱が入っている様子だが、誰も真剣に聞いていない。イトイサイクルさんによって、カンチのブレーキーシューを購入してから、人込みを分けて歩行者天国を抜けて自宅に戻った。途中で、麦焼酎を買って戻った。

　自転車の掃除をしてから、洗濯機を回しつつ風呂に入る。そのあと大相撲中継を見ながら夕方にひと時を過ごした。嫁さんがつくってくれた鯵の焼き魚を肴にしながら、焼酎のレモンソーダ割を楽しむ。このところサイクリングに出かけた日は、あえて外食してアルコールを摂らぬよう気をつけていたが、肝臓検査で悪化傾向がみられるのは、γでない値である。なので、特に過度にならなければ禁酒を励行しなくてもよいのではないか。ここ最近数値の改善に向けて「えごま油」やブロッコリースプラウトを摂るようにしているので、今日は酒を飲んでもよいだろう、などと自分にとって都合のよい言い訳を考えて休刊日の誓いを破ってしまったのであった。