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檜枝岐から柳津を経て会津若松へ

1.コース

檜枝岐-界-鳥居峠-喰丸-柳津昭和線-西山温泉-居平-柳津-会津若松 117キロ

(ルート)https://connect.garmin.com/modern/activity/4242476357

2.実施日:2019年11月10日(日) 雲のち晴れ

3.実施者:単独

4.日記

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 檜枝岐の湯は6時に開くとのことで、宿を出ると、予想外に小粒の雨が降っていた。熱い湯に浸かって体を温めた。朝食は特別に6時30分からにしていただいて、檜枝岐産の農作物を使ったお料理をおいしくいただく。きのこ汁と、きのこごはんのお櫃をお代わりさせていただいた。冬を迎える檜枝岐は豪雪地帯だが、昨年は雪が少なくて「2mしか積もらなかった」といわれる。4m積もった年もあり、そのときは村から外出禁止令が出たという。民宿の営業は、これからはスキーと正月客需要に向けたものになるという。みなさん東武の夜行で来られるのでしょうかと尋ねると、ほとんどマイカーで来られるそうだ。

 泊めていただいたお礼をいって、宿を出発(7時30分)。日帰りの予定にしたが、一泊二日も検討していたので、むかしFCYCLEの方が行かれたコースをガーミンにセットしてあった。それを呼び出して辿ることに。昨夜降雨があったようで、濡れた路面の路肩には水が溜まっている。細かい霧雨が降るなか、檜枝岐の谷間を抜け、伊南川に沿った道やスノーシェッドをどんどん下っていったが、高畑のスキー場で止まって指抜き手袋を軍手に交換した。設置してある電子温度計の気温は4℃を示している。

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 中山峠や田島へつなぐ道を見ながら、さらに北上していった。南会津町に入り、谷間に挟まれた街道沿いの民家の佇まいや、商店、古跡を見学しつつ、たまたま見つけたデイリーストアで行動食のおにぎりを買って進んだ。「界」という集落のところで、右折して国道を鳥居峠に向かう。その前に、選挙で開放されていた公民館に寄って厠を借りる。地元のひとたちが、見知らぬ俺に「おはようございます」とあいさつをしてくださるのがうれいしい。近所の酒蔵の前から、麹を蒸しているよい香りが漂ってくる。

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 国道といっても、車の往来はほとんどない1.5車線の寂しげな山道。霧がかって見通しもよくないので、熊鈴を出して坂を上がった。だいぶ上がって振り返ると、ずっと向こうまで南会津の山々が連なり、その上に青空が覗いている。もう少しで晴れるであろうと、新鳥居峠を通過して、見晴らしのよい場所に出ると、こちらのほうもずっと向こうまで紅葉の森が広がって、ひとりで歓声をあげる。黄色く色づいた落葉松の間の渓流沿いのプロムナードを、楽しく漕いで昭和村に入った。ここは、大芦というところなのであろうか。里山に囲まれた静かな集落。いつ出発するかわからぬ路線バスが止められ、お葬式に出ているおじさんたちが立ち話している。長閑な村のなかの道をゆっくり流して、落葉松の森を抜けて隣村の喰丸(くいまる)へ。坂の上から見たここの集落の屋根の形も会津らしく兜造、それが紅葉に染まった山裾に広がっているところが印象的だ。坂を下ったところにある施設のところに止まって、おにぎりひとついただいて人心地つけた。

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 坂を上って長い喰丸トンネルを潜っていった。下ったところにある交差点を、国道に沿って博士峠へは向かわず、北の方向へ道をとる。この道も、集落の間をつないでいる道。「琵琶首」、「芋小屋」、「冑中」といった集落の名前を興味深く読みつつ、静かな佇まいを味わいながら自転車を進めた。道はおおむね下り基調で車は少なく、日本の山村の美しい風景に癒されつつ快調にペダルを漕いで、そのまま進んでいくのかと思ったが、ガーミンは途中で林道に進むことを指示した。そうやって田んぼのなかの細道を進んでいくと、どことなく硫黄の香りが漂ってくる。するうち、湯治場のような旅館が出現し、このあたりが温泉地帯(神の湯・西山温泉)であることがわかった。

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 再び、さきほどの道に合流してそのまま柳津に行くのかと思ったが、ガーミンはまたも奥の細道を指示した。「居平」というそこの村を抜けると、1車線の細道のきつい坂を上っていく。再び熊出没注意を予感しつつ、熊鈴だけだと頼りないので、ときどきベルを鳴らしたり、「わあ」と叫んだりしながら進んだ。上りついたところは「大峯」で古峰神社がある。そこから進んだところ、三叉路を右に向けると、地道となった。高いところを通っていて、遠く越後山脈の峰が白い雪をかぶっているのは見える。台風一過なので、途中で崖崩れしていないかと一抹の不安を抱きつつ漕いでいくうち、どんどんと下っていった。やがて伐採された木材と重機が停められた現場に到着して、ひと安心。そこからすぐ人里となり、さらにずっと下ると、遮断機のない只見線の踏切にぶつかった。

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 そこから、柳津町の駅はすぐ近く。土産物店などならび、観光客が歩いているそこも止まらずに先を急いだのは、会津若松発15時10分の会津鉄道に乗車したいからに他ならない。車の少ない只見川の左岸の道のアップダウンを急いで通過し、国道49号線を北東に向かった。だがここから会津若松までは距離20㎞余りあるようで、いま14時15分を過ぎたところなので無理かなと思いつつ、阿賀野川を渡り、街中に向かって急いで漕いだ。結局到着は15時過ぎ。次の会津鉄道は16時30分前、これに乗ると自宅駅に戻るのが23時頃になるため、出費がかさむが磐越西線郡山経由東北新幹線で帰宅することにした。郡山行の鈍行は空いていたが、構内の駅そばを食べてから乗り継いだ新幹線自由席は座ることができず、ただ大宮までわずか1時間ほど。そこから湘南新宿ライン渋谷経由で帰宅の途に就いたが、大宮でも渋谷でもいつもと変わらぬ込み具合をかけわけながらずっしりと重たい輪行袋を持って移動することが一番つらかったりするのであった。

 そういうことで、予定外の会津山地の旅を楽しんだが、会津はいいですね。集落の感じは阿武隈と似ているが、峠を越えて次の集落に向かうところが会津の特徴のように感じる。また、山深く、観光地然していない村の素朴な佇まいが好ましく、このような場所にいてひねもすのんびりと過ごしたいと思わせるところだ。次は春になるのであろうか。


Commented by INTER8 at 2019-11-19 09:04
おはようございます。
桧枝岐での想定外の泊りでも、翌日しっかり走れて楽しんだようですね。会津の紅葉はスバラシイので僕もまた訪れたい地域です。後半の写真は光が差して鮮やかになりましたね。
Commented by paparouh at 2019-11-20 07:03
> INTER8さん
おはようございます。山奥の檜枝岐に泊まり、会津の紅葉と里山集落を楽しむことができました。訪れた土地は、これから雪がどんどん積もるのでしょうね。雪融けの頃、再訪したいなあ。博士峠へも行ってみたいです。
Commented by butoboso at 2019-11-23 10:52
おはようございます。
こんな建物で豪雪に耐えられるのか!? そんな風に思ってしまいますが、数十年もそこで住民達はくらしているんですよね。
会津の路は私も大好きな場所です。博士峠の紅葉も素晴らしかったですよ。まだダートも残っていましたが、今は全舗装でしょう。会津は総じてクルマが少なく、走りやすい地域ばかりですね。その分、コースミスや時間のロスがあると焦る事にもなりますが(苦笑)。
Commented by paparouh at 2019-11-23 19:32
> butobosoさん
こんばんは。首都圏は、新旧の違いがあるとはいえ、どこの街並みも似た感じですが、このたびのように、遠く旅するとその地方独特の雰囲気があって、そんなところに旅情を感じたりするものですよね。会津も、もっと訪れたいと思ったのですが、時刻表を確認すると、東武線接続の野岩・会津鉄道線にせよ、郡山経由磐越西線にせよ、日帰りでは遠いようですね。でも、訪れたら必ず新しい感動を与えてくれるエリアなので、できるだけ機会を設けて訪れてみたいと思いました。
by paparouh | 2019-11-18 23:02 | 福島県会津 | Comments(4)

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