柳沢峠・上日川峠
2020年 05月 25日
1.コース
自宅-氷川-丹波山-柳沢峠-裂石-上日川峠-甲斐大和-笹子峠-大月-雛鶴トンネル-秋山-牧野-鼠坂-長竹-橋本-町田-自宅 234キロ
(ルート)https://connect.garmin.com/modern/activity/4982105351
2.実施日:2020年5月24日(日)晴れときどき曇り
3.実施者:単独
4.日記

いつものように、谷野街道を進んで、羽村の河口堰到着7時02分。その先のコンビニで厠を借りてから、氷川到着8時35分。丁度到着する手前あたりで、催してきたので、都合がよい。ここの駅前の公衆便所は、清掃員の方がきれいに掃除してくださっており、とても気持ちがよくありがたい。おにぎりひとつ食べていると、エアロバー付のロードの方がはあはあと息をしながらやってきた。

そうするうちに、都県境を通過、進行方向のダム湖サイドの山の斜面に所畑の民家がへばりついている景色が印象的だ。そこを過ぎると、丹波山村までじわじわ坂が続く。これが地味にきついが、まだ体力には余裕があり淡々と漕ぎ上がる。アップダウンを繰り返し、保之瀬という谷間の集落の様子を心に留めてから、丘を越えて丹波山のメインストリート(?)に下った。例によって始発のバスターミナル(?)で休憩(到着10時13分)。ここで、太もも、尻、ハムストリンクのストレッチを行って疲労を取るのも恒例。そのあと、おにぎりふたつめをいただく。すると、その横を、奥多摩駅にいたエアロバーのロードが通りすぎていった。



奥多摩の渓谷美を楽しみながら進んでいくと、向こうからこれも外人さん(白人)のロードが集団で下ってこられた。欧米とくにアメリカ人は肥満体の方が多いが、鍛えた方の体格は立派だ、たんぱく質と炭水化物の違いが大きいのかなど思ううち、坂は徐々に斜度を増していった。おいらん淵への分岐を過ぎ、一ノ瀬高橋トンネルを潜った先、U字カーブのところにある一ノ瀬林道はまだ遮断機が下りたままであった。そこから、まず落合キャンプ場まで4キロほど、坂は急ではないが緩くもなく自転車で上がるのにちょうどよい勾配具合のはずだが、青梅から延々と長く坂を上がってきたことによる疲労が太ももにじわじわ感じられるようになっている。落合の無人民家で少し平坦となり、ほっとするのもつかの間、犬切峠への分岐からまた一直線に急な坂が伸びているのにうんざりしつつ、停まらずに進んだ。でも、ここから峠までは、一ノ瀬高原からの帰りに何度も上った道。緩急を繰り返しつつ、ご先祖様の写真が飾っている民家を過ぎ、名水のところ天屋さんを過ぎ、泉水谷林道と大ダル林道への分岐を過ぎ、じわじわとてっぺんに近づいていく。電子温度計を過ぎたあたり、振り返ると遠く一ノ瀬高原を取り囲む奥多摩最奥の山々が遠く望めるようになるともうひとがんばり。最後、鉄橋をふたつ漕ぎ上がると、路肩に自家用車が駐車しているようになり、ほどなく切通しの峠となる。柳沢峠到着12時18分。到着を13時と見込んでいたのでまあまあよいペースだ。たくさんのバイクが停められてたばこ臭い茶屋に行かず、上の駐車場に進んで速攻で太ももをストレッチして疲労を分散させてから、厠を使い、そのあと茶屋の自販機で求めたスポーツドリングを飲んでいると、さっき丹波山で挨拶してくれた外人さんふたりがなかから出てきた。彼らに目で合図してから、裂石に向けてくだっていった。





ほどなく、俺も甲斐大和に向けて下りにつく。実は本当のピークは上日川ダムの東側であるが、そこまでは目睫の間。高山らしい落葉松林や大菩薩の草原の景観を楽しみながらゆったりと自転車を進めた。そこから、長いダウンヒルを楽しむ。舗装は多少荒れているが、自動車の滅多にこない緩斜面のくだりはとても楽しい。ギヤをトップにあげ、ブラインドカーブに注意しながらスラロームを楽しむ。途中で遅い自動車に追いついたところ、横に除いてくれたので片手をあげてパスしつつ、下っていった。ひと月半前に上がったときは延々と続くかに思われたこの道も、下りとなればあっという間である。ピークからおよそ30分後に、国道沿いのコンビニに到着。冷たい麺を食べたいと思って、冷やし天ぷらそばを買って地べたに座って食べたが、技術が進歩したとはいえコンビニの冷やし麺もいまひとつだね。ついでに、鶴瓶氏の麦茶をボトルに入れ替えてから徐に笹子峠に向けて進んだ。










だが、無事長い距離を走り終え、気持ちのよい適度な疲労に浸ることができたのは幸せなことである。自転車を拭き清め、洗濯・風呂を済ませてからストレッチしたあと床につく。今日の思い出を反芻しながら目を閉じると、それにふけりたいとの思いとは裏腹に、すぐに眠りに落ちてしまったようである。
ところで、彼らは、大月発といっていたが、大和に下りたあとどうしたのであろうか。輪行が「解禁」されたら、大月起点に、松姫峠・今川峠・柳沢峠・笹子峠というコースも組んでみたい。それは、日が高いうちでないと無理だろうが、いつの日か走ってみたいと思う。
これまた普通の人なら1泊2日にするようなコースを走られましたね。
奥多摩から柳沢峠への道はユルユル上り詰める事ができますが、上日川峠の上り返しはキツイですよね。
雛鶴からの下り辺りで日暮れ。そこから先のナイトランも長く感じられた事でしょう。
早く自由に輪行できる社会に戻ってほしいですよね。
私もオートバイ乗りですが、昔から集団走は嫌いでした。自転車でもオートバイでも群れたい人が多いのは確かですね。
コロナ自粛のこの御時世、詳しく書くことは憚れますが、某日、糸魚川まで一人ファストランをしてきました。サドルバッグに行動食を詰めたアップハンドルツーリング車で日の出とともに自宅発、笹子峠、富士見峠、塩尻峠、木崎湖、白馬を通って夕暮れの日本海に到着しました。走りごたえのあるこのコースはツーリング気分を味わう余裕はあまり無く、ひたすらペダルを回し時間に追われながら幹線道路を走りました。アップハンドル車でどこまで走れるか、課題の答えが一つ出たような気がします。
うわ~、僕はこの半分の距離と高さで十分です (^^;
柳沢峠を越えたらもう他には寄らずに真っすぐ帰宅します。
ランブリンマンさんはアップライトハンドルで糸魚川ファストラン、ぶとぼそ氏はミニベロでロングライド、ぱぱろうサンは円熟のランドナーで山岳ロングライド、僕はリカンベントでのほほん。ロード以外のそれぞれ好きな自転車で "走り" を楽しむ人が集まりましたね。あ、としサンも先日ロングライドしてましたね。
こんばんは。もっとゆっくりすればよいものをつい欲張ってしまいました。奥多摩から柳沢峠までゆるゆるとはとんでもない、露骨な坂はないですが、距離が長いのでじわじわと太ももにきいてきます。へとへとというほどではないですが、「相変わらず長いなあ」と思いながら到着しました。そしてすぐに太もものストレッチをしました。それに比べて、上日川峠は、途中の裂石からの上りになるので、とりつきの急なところ以外は思っていたよりも楽に感じました。
輪行のこと、おっしゃるように、上野原か藤野で終着としたらちょうどよい時間だったのです。解除宣言が出たので、マスクをしてひと混みを避ければ輪行は許してもらえるのかしら。
普通のバイクの音は構わないのですが、なぜかでっかい音を出すバイクは勘弁してほしいです。住民の方にとっても迷惑ではないでしょうか。
こんばんは。そうです。今シーズンはじめてハルセミの声を聞きました。それはどこであったか、いまとなっては覚えていません。メマトイの虫にも今年はじめてつきまとわれましたね。
「自転車に乗る人はみな友達」という言葉は存じませんが、よいことですよね。自転車の種類を越えて、走ることの楽しみを共有するひとたちが増えて、わがくにでもヨーロッパ並みに自転車を尊重する文化が定着してほしいと思います。
クラシックな糸魚川ランは憧れのロングランのコースですね。それを完走されたとはすごいですね。ルートラボがなくなってしまったのですが、どこかのウェブサイトでアップロードされているのでしょうか。いずれチャレンジしたいですね。糸魚川からの帰りは、新幹線を利用されたのでしょうか。
こんばんは。つい欲張って余分に長いコースを走ってしまいました。しかし、筋肉の心地よい疲労が回復したいまとなっては、もう一段高いレベルのコースにチャレンジしたいなあと感じています。ブログに書きましたが、大月をベースに、一連の峠を周回して戻るコースを走りたいですね。しかしそのためには輪行がおおっぴらにできることが条件になります。あっちに行くな、こっちに行くななどと窮屈なことを言わず、対策をきちんとすればそれでOKというようにしていただきたいですね。
自転車の楽しみの原点は、おっしゃるように「走り」にあると思います。これからも体力が許す限り、新たなツーリングを楽しみたいと思っています。
ルートは使い勝手の良かったルートラボが無くなってから他のサイトに移る気がせずアップロードはしていません。基本的に高尾スタートだった頃の糸魚川ファストランを踏襲しています。4時半に自宅発、津久井湖を通り相模湖で20号に合流、笹子トンネル(7時半)を抜けバイパスで甲府盆地を横断し、国道を走るのに飽きると脇道の旧道に逃げ気分転換しました。富士見峠(11時半)は旧道を通りましたが急勾配を登らされ体力を消耗しました。塩尻峠も旧中山道を通りたかったのですが時間が無く果たせず、塩尻から松本は国道を行かず眺めの良い県道63から289松本からは篠ノ井線沿いの道、犀川と高瀬川の合流地点の橋を渡り県道51で信濃大町を目指しました。木崎湖、青木湖は湖岸の道を選び湖の風景に癒されました。白馬(17時半)からは国道148をひたすら下るだけですが姫川に沿って下る道は長く暗い曲がりくねったトンネルとスノーシェッドの連続で大型トラックに追いかけられながらアウタートップで必死に駆け下りました。空に夕日の残照が残る糸魚川に着いたのは19時半でした。距離は迷走したところもあったので310kmぐらい累積標高は3000mに達していないと思います。帰りはぱぱろうさんのご想像通りです。ご参考になれば幸いです。
おはようございます。310キロですか。そんなに長い距離を一日で走ったことがありません。走れるかなあ。それだけの距離を走ったあと日帰りはちょっともったいないですね。わたしならビジネスホテルにでもとまってひとりで祝杯をあげたいと思いました。笹子峠から大月まで16号はずっとくだり基調ですが、それを逆にすすむのはじわじわとしんどそうです。自転車に優しくないというハナシの笹子トンネルも潜ったことがありませんし、甲府から富士見峠までの長い上りもつらそうですね。それに、最後の姫川沿いで日が暮れるとちょっとこわそうです。わたしに走れるかなあ。糸魚川のホテルを予約しても到達できないかもしれないので、飛込みで泊まれるところがありそうなら、挑戦してみようかなあ?でも19時30分にゴールする自信がないです。当面のテーマとさせてください。

