Sakaigawa cycling road perfect guide

１.コース

自宅－境川ＣＲ－引地川ＣＲ－江の島海岸－藤沢－鉄砲宿－俣野公園－瀬谷－自宅　６８キロ

（ルート）https://connect.garmin.com/modern/activity/5305314864

２．実施日:２０２０年７月３０日（木）

３．実施者：単独

４．日記

　午前中は在宅勤務、午後は休みをとって、新しいタイヤに履き替えた自転車で出かけてきたのでした。

もうだいぶ前になりますが、中年になってサイクリングを再開したころ、しばらく近所を走っていたのですが、もっと遠くに出かけたいと思い、よいコースはないかと調べてみると、近くに境川があり、それに沿ったサイクリングロードを南下すると、あの有名な江の島まで行けることを知って、でかけたのでした。

　サイクリングロードの起点は、国道２４６号と境川が交わる地点にありました。

　右岸の道は東名を潜り、田んぼのなかを進むと、やがて相鉄線にぶつかります。ここで早くもサイクリングロードがつながっていないように見えましたが、道標にサイクリングロードは鉄道の下のトンネルを潜って進むように案内されています。

　それに従って進んでいくと、川沿いの道は、住宅地のなかを進む一般道となります。途中に中学校があり、運動場から運動に励む子供たちの声が聞こえてきます。

　どんどん進んで新幹線の下をくぐるとやがて住宅地は団地地帯に変わります。

　ここは「いちょう団地」という名前で、むかしながらの５階建てほどの古いタイプの建物もあれば、高層な住宅もあります。どなたかのブログで、ここのベトナム料理がおいしいと読んだことがあり、一度訪問したいと思っているのですが場所がわかりません。

　サイクリングを再開して自宅からはじめてここまで来たときは、結構な距離を走ったような気がして、団地のなかのバス停で長く休憩したものでした。しかしいまは止まらずにさっさと先に進みます。団地を抜けたところで、境川は蛇行しはじめます。途中にある堰に塞き止められて川面は満水。どこかしら、肉感的な印象の堰を落ちる川の流れを見てからさらに進んで、相鉄線の橋脚を潜ります。ここはラムサールな親水公園として最近整備され、市民の憩いの場となっているようです。池には大きな水鳥が羽を休めていました。

　さて、このあたりから前方の視界に、屋根が日本風な塔の建物が見えてきます。あれは何だろうかと当時思っていたのですが、あのあたりが横浜ドリームランドという遊園地がかつてあったそうで、そこにあるホテルか何かが、取り壊しされずに残っているのだと知りました。そういえば、まだ幼いときに、大船にいる叔母の家に泊まって、翌日モノレールに乗って遊園地に連れて行ってもらったような記憶が。あるいは、別の記憶とごちゃごちゃになっているのかもしれません。いまは、その施設は、遊園地跡にできた大学の図書館になっているようです。

　そんな思い出にふけりながら、穀倉地帯を横切り、水道橋を潜って進んだところにある中学校の横でサイクリングロードは終わりのよう。そこにある看板を読むと、境川サイクリングロードは引地川サイクリングロードに接続しているようにも読めたので、あて寸法で西に移動してみました。しかし、白髭神社の脇からあがった国道１号線は、自転車通行止めではないが、トラックが猛スピードで横を通りすぎる片側２車線規格。ここに来たことにとても後悔しましたが我慢してしばらく漕ぐと、下に川が見えたのであれがそうかとそこに通じる道を降りていきました。

　なるほどこの道も右岸に歩行者と自転車が走れる道がついており、適度に曲がっているので境川サイクリングロードのように矢鱈飛ばす奴はいません。あるミュージシャンのある曲のあのような転調を創作するのは天才だなあとまたあらぬことを考えながらのんびりと３キロほど漕ぐとやがて海が見えたので、ああこの場所に出る道だったのかと理解したのでした。

　海水浴客のいない夏の江の島海岸をゆっくり自転車を移動させました。自転車趣味を再開したころ、江の島が近づいてくると「烏帽子岩が見えてきた、俺の家も近い」との歌詞がおのずと口をついて出たものですが、もうあれから何度も訪れているのでさしたる感慨もなにもありません。サーファーのお姉さんがウェットスーツを脱いでビキニ姿になるのを横目でちらっと見つつ進んで、片瀬漁港に至ります。交差点を渡って小田急の江の島駅。むかし知り合いが「酔っぱらって小田急を寝過ごして気が付くと竜宮城、ここはどこだ！？と思ったよ」といっていましたがつくり噺であってもなかなか面白いと思いました。

　帰りも同じ道だと飽きるので、遊行寺の坂を上ってやや迷走しつつ瀬谷に通じる幹線を通って戻りました。この坂など距離も勾配も手ごろで毎日通うとヒルクライムのよい訓練になるなあと思いつつ、途中で無言ロードに抜かれたので今日は遠慮なくしばらくぴったり追走させていただきましたが（抜き返すと逃げるのがしんどいので抜かないことにしています）、彼は横断歩道の赤信号で止まったものの誰もこないのを見て信号無視して先に行ってしまいました。