二十曲峠・足柄峠
2021年 01月 04日
1.コース
自宅-藤野-新雛鶴トンネル-戸沢-鹿留-二十曲峠-山中湖-三国峠-明神峠-小山-足柄峠-松田-246号-自宅 197キロ
(コース)https://connect.garmin.com/modern/activity/6046426346
2.実施日:2021年1月3日 晴れ
3.実施者:単独
4.日記
忠生のコンビニエンスで、朝食を買って食べる。ここの厠で無事用を済ますことができて、すっきり。長い距離を走るつもりで出たので、日暮れまでにできるだけ距離を稼いでおきたく、新雛鶴トンネルに向かうのに、いつもの鼠坂でなく国道まわりにしたが、どちらが早いのだろうか。日連(ひづれ)大橋を渡ったところにあるコンビ二で小休止。
この林道は、道々仏像があり、それぞれ「何番」と番号が書いてある。その姿を探しながら楽しんでしばらくゆったりと漕いでいったが、ふと山に目を転じると、杉の緑と枯木の斜面とその上の青空の色のコントラストが鮮やかで眩しい。渓谷を流れる水音と落ち葉を踏むタイヤのかさこそいう音を聞きながら進むうち、山の神神社の入口の手前から徐に坂がきつくなり、やがて15%くらいの斜面が連続するようになる。だが、はじめて来たときは面食らったものの、いまはその距離も精々1キロくらいだからだとわかっている。ロー30T×ロー26Tに落として、ときどき立ち漕ぎを交えつつゆっくり詰めていけば、道はやがて谷筋を西北に横切って傾斜は緩む。その横を、荷台につないだ犬を乗せたバンが抜いていった。そこから先、坂が緩くなったとはいえ、峠までの距離は案外と遠く、山肌に沿ってつけられたカーブを何度も曲がって進んだが、その先も同じような調子で続いていてなかなか目的地に近づかないところが「二十曲」たる所以であろうか。しかし最後から2番目か3番目の山肌を越えたところの目の先に、でっかい富士の姿を認めてもうすぐそこだと勇気づけられた。ただ、頂上はいままさに雲がかってきていて、まごまごすると到着しても全貌を見ることができないおそれがある。心なしか急ぎつつ進んで到着したが(12時39分)、てっぺんは雲の姿からかろうじて見えるくらいであった。看板の脇には、ハイカーらしいおやじがひとりいてこちらをじろじろ見ている。何か話しかけられるのはまったく嫌なので、太ももだけ軽くストレッチしたあと、忍野に向けてさっさと下ってしまった。
峠路を下り、寒く冷たい干拓地帯を横切って、山中湖村のほうへ進んでいった。見た感じ平たんに見えるが、地味に上がっているらしく、じわじわと足に来る感じ。湖畔では、お正月としては少ないのであろうが、それでも駐車場のある場所では、相応の数の家族連れ、ふたり連れのひとたちが、スマホで思い思いに写真を撮っている。みんなインスタ映えのする構図を求めて、雲が晴れるのを待っているのであろう。だがこの時点でまだ上は隠れたままである。サイクリングロードをゆっくり移動して、これもいつものとおり、道志みちの突き当りのコンビニで休憩。寒いからよほどカレーヌードルを求めようかと思ったが、今日は、あまり長居はしたくないので、おにぎりひとつと温かいほうじ茶を求め、バスターミナルの隅の枯芝の上に座っていただいた。その前に、軽いストレッチをして太ももの疲労を分散。するうち、続々と大音響のオートバイが到着し、ライダーたちが停めて各々のクルマの論評のしあいしている。今日日そういうやつはたいてい中高年の場合が多いが、今日は珍しく若いひとたちであった。そうして休憩してから、公衆便所で小用ののち、小山に向かった。
寒くて体がかじかんで、はじめ動きがぎこちなかったが、正しい乗車姿勢とアンクリングを意識してペダルをまわすうち、温まってきたようだ。別荘マンションの間を抜け、カーブを曲がった先の富士見台に進んで振り返ると、八合目くらいから顔を出していたので、これ幸いとお正月らしくフジヤマをバックに記念写真を撮る。北の方角に見える白い峰々は赤石山脈。同じ目当てのひとたちはすべて自家用車だと思っていたら上からひとり若いロードが下ってきたので目礼で挨拶を交わした。そんな風にぶらぶらしてから三国峠へ進む(14時13分着)。
そんな風に楽しんで、関本の交差点で気持ちのよい緊張感から解放されたあとは、松田に向けて酒匂川の扇状地帯を横切って進む。途中のコンビニで停まって、はばかりを借りたお礼にコロッケをひとつ求める。それをおかずに残ったおにりぎひとつ食べてから、ナイトランに備えバッテリーランプの電池を交換した。
今日のサイクリングで一番嫌な坂が、新松田から渋沢までの国道坂だったりするのだ。そこのだらだらを上がってしまうと、あとは自宅まで淡々と漕ぐだけ。名古木まで緩い下り坂を下り、善波トンネルまでの上り返しもなんなくこなし、再び鶴巻温泉の入口まで長い坂を下りていくが、逆にこれを上がるのはたいへんだろうなあといつも思う(伊勢原からあがったことがない)。その先、往来の激しい国道を厚木まで進むのはまだいいが、厚木から先、海老名から座間にかけて、自動車優先の陸橋交差が連続していちいち側道を下に降りなければいけないのは面倒。とくに中津川を渡ってから先の金田陸橋の下の交差点は、歩行者通行のボタンを押してもなかなか信号が変わらず、いつもいらいらしてしまう。寒い場所にじっとしているとおしっこが漏れそうになるし。そうやって東に移動したがだんだん我慢できなくなったので、小田急江ノ島線の手前あたり、人気のない暗がりの歩道の隅の植え込みで男子の特権たる立小便を敢行してしまったが、物をしまっている間際に若い女性がやってきて危ないところであった。あとは、鶴間から先、境川に差し掛かったところでいつものように川沿いの道を選択。そこからも淡々と漕いで、成瀬の山田うどん到着は19時30分。これもいつものように「生姜焼き定食」をいただいて、スマホで箱根駅伝の結果を確認しつつ、食事したのであった。
その駅伝であるが、応援していた中大が、前評判が高いといわれたわりにははかばかしくなく、正直がっかりで今日はTVを見ないででかけてしまったが、復路は健闘して、シート権獲得には及ばずではあるが、それなりに順位をあげたのを見て、学生たちもがんばったのだなと思った。ぜひ来年はシード権といわず、上位3番以上を目指してほしい。また、最後10区で、それまで3分以上リードしていたのに、駒沢に抜かれた創価大のアンカーは、さぞ責任を感じているであろうが、君の責任ではない。気を落とさずぜひ捲土重来を期し来年の復活を果たしていただきたい。
そういうことで、自分としては、年が明けて無事200キロ近く走ることができ、幸先のよいスタートを切ったということにしよう。今年は仕事の面でもいろいろと変えなくてはいけないたいへんな年だが、自転車趣味ともどもしっかり取り組んで参ろうと思った次第。
今日の食事(カロリーは推定)の記録。
・5:46(町田市忠生)ホットサンド・焼きそばドック・コーヒー 500kcal
・7:51(緑区日連)日高昆布おにぎり・ほうじ茶 200kcal
・10:13(都留市法能)たまごサンド・ハムカツたまごサンド・コーヒー 600kcal
・13:28(山中湖村平野)高菜めんたいおにぎり・ほうじ茶 230kcal
・14:48(小山町竹之下)シーチキンおにぎり 230kcal
・16:28(足柄上群大井町)まぐろ山葵おにぎり・男爵牛肉コロッケ 400kcal
・19:30(町田市西成瀬)生姜焼き定食 800kcal
・随時 水2リットル 0kcal
合計2960kcal。日常生活では摂りすぎではあるが、200キロ漕ぐとなるといまの自分としてはこれくらい必要だ。エネルギー補給のお蔭で、この距離でもまだ余裕があるのはよいとして、しかしもう少し省エネになるようにすることが課題だ。
こんばんは。いつも読んで下さり、またコメントしてくださいまして、ありがとうございます。今回のランは、比較的、距離や高さが長めでありますが、特にそれらを意識してコースを組んでいるわけではなく、きっと8さんと同じなのでしょうが、好きな自転車に長く乗っていたいと思い漕ぎ続けた結果、そうなったという感じでしょうか。でも、それだけの距離を走ったあと、ポタリングでは得ることのない心地よい疲労感と充実感を感じることができるのは、サイクリングのだいご味であり、楽しいことであります。
初期の大ダワ・風張峠のラッセルの記は、いま読み直すとまったく「若気のいたり」ではあり(当時もそんな年ではありませんが)、無知で危険な走りで、お恥ずかしい限りでございます。
今回もまたガッツリ走りましたね~ (^^; あとハードな所というと柳沢峠自走日帰りでしょうか。
松田から渋沢へのR246は僕も嫌いなのでいつも旧道へ逃げています。その方が気持ち良く上れますよ。
こんばんは。ガッツリ走りのないがよいかというと、走り終えたとき、今日はこれだけ走ったのだとひとりにやりと笑うときの快感がよいのです。渋沢への上りの旧道とは、寄入口より先、右に入る道へ進むということなのでしょうね。次の機会通行してみたいと思います。情報提供ありがとうございました。
松田から渋沢までの旧道は、バイパス入口の籠場交差点を直進して川と小田急線を渡って直ぐに左へ入る道です。川に沿ってのんびり走れます。途中馬舎もあります。一旦R246へ出ることになりますが、400mくらいでまた右へ入れます。ただし左車線から入るのは難しいので、その区間は歩道を走るとよいでしょう。次回の参考にしてください。
こんばんは。川を渡ってからすぐに左折するみちは、何度か通ったことがあります。ただ、渋沢まで上がらずに、途中で、新国道に合流してしまうので、中途半端な印象ですが、少し歩道を押してすぐに右に入るのでしたら、その入口は覚えがあるので、次は注意して通行してみたいと思います。同時に、特に厚木バイパスより先の国道が、自動車の往来が激しいことから、もう少し静かに帰ることができるルートを探してみたいですね。小田急線沿いを選ぶのがよさげなので、もう少し研究してみたいと思いました。