半原越・唐沢林道・ヤビツ峠往還
2021年 10月 11日
1.コース
自宅-愛川-法論堂林道-唐沢林道-ヤビツ峠-名古木-ヤビツ峠-宮ケ瀬湖-鳥屋-三ケ木-城山-橋本-町田街道-成瀬-自宅 136キロ
(ルート)
2.実施日:2021年10月10日(日)曇り一時雨、ときどき晴れ
3.実施者:単独
4.日記

もう少し遠いところに出かけるつもりだったのですが、前夜の深酒で寝坊してしまった。
それで、行くべきコースを考えなおし、一時的に開通したというヤビツに出かけることにした。
でも、それだけでは、物足りない気がするので、かねてからの課題である唐沢林道を入れてコースを考えた。自宅を出たのが、8時26分。ケルビムには、「試乗車」が展示してあった。ぜひ今度寄らせてもらおう。

だが、上溝を出たあたりでお天気が怪しくなり、やがて細かい雨粒が落ちてくるようになった。
泥除け付きではあるが、自転車を雨に濡らすのは嫌だからと、田名のバスターミナルで1時間ほど雨宿り、そのあと、いったんやんだかと思って出かけたのだが、相模川を渡ったところで再び雨脚が強くなったので、うらぶれた感じの庇のあるバス停で30分ほど時間をつぶした。

天気予報もろくに見ないででかけたことを後悔して、家に戻ることも考えだしたが、昼前になり、陽射しもさして狐の嫁入りとなったので、ポンチョを着込んで愛川へ向かった。
雨も止んだので、水道道の手前のコンビニで停まって、小腹を満たそうと、あんぱんとコーヒーを求めて店の前でいただいていると、ロードの若者が「クラシックな自転車ですね」と声をかけてこられた。
曰く、いまのロードに乗る前は、ARAYAのランドナーのような自転車で北海道を一周したことがある。いまはロードにのっているが、いずれ70年代テイストのランドナーを復活させたい。ブレーキレバーでの変速も便利だが、ダブルレバーをカチカチと操作するのもよい感じだとのこと。
彼の自転車はだいぶ汚れていたので、俺が雨宿りの最中も漕いでいたのであろうと「どこへ行ってきたのですか」と問うと、「今日のメインディッシュである、ハンハラ峠を走ってきました」と答えられる。「ハンバラ」でなく「ハンハラ」で、「ハンハラ峠」という地名も初耳ではあるが、特に何もいわず、お礼をいって別れた。
それですぐに、馬渡(まわたり)大坂のとりつきまで移動し、ヒルクライムを開始する。今日、前ロー30Tを使ったのは、ここから法論堂林道のとりつきまで、それ以外は、アウター49Tとミドル39Tのみ使い分けながら進んでいった。


半原越までの道は、先ほどの降雨でしっとりと湿っていたが、木々の間から木漏れ日がきらきらとさしていているのが印象的だ。ここも何度となく通った道なので、どこが緩くてどこがきついのがよく知っている。カーブを曲がって北方向に進む直線の坂のところが厳しいといえばそうではあるが、和田に通いなれた身にとって左程でなく、段を落とすのは面倒だからと、前ミドルのまま、後ろローにして立ち漕ぎで距離を詰めた。
その先の水場では、例によって水汲みのじじいとばばあがいたが、汲んでる最中、停めた自動車をスポンジをつかって洗ってなさる。かくのごときつわものもいるものだと思いつつ、残りの距離をがしがしと漕いで切通の到着。いつもの場所でいつもの記念撮影を撮ったあと道端のものかげで男子の特権たる立小便をしてから、さっさと下りについた。




厚木からの幹線に合流して土山峠に向かう途中にある唐沢林道は、横のスペースまでがっちりと柵を設置してあって入ることは容易ではないが、テレポテーションの術で突破した。
そこから先、物見峠直下の隧道まで、わりと長い上りが続いたものの、杉林のなかに広葉樹もみられる、ひとっこひとり来ない自分だけの気持ちのよい道。やがて、道は山の南斜面を通るようになり、遠く相模平野からその先の海までの見晴らしを楽しみつつ、山深い道をゆっくりと漕いでいった(また、クマにあうのは嫌なので、カーブの手前ではいちいちチンベルを鳴らして通過していった)。それで、特にきつい箇所はなく、やがて第一の隧道(物見隧道)に到着したあと、長いなかを潜って向こう側に出る。




そこには、トンネル直上にあるらしい物見峠への標識があと300mと出ていて、自転車をデポして行ってみようかとの思いにかられたが、雨宿りで時間をロスして押しているからとやめて先に進んだ。
それで、しばらくずっと下り坂となったが、ウェットな路面でも落ち葉に敷き詰められたよい道。そこを通りながら、様々なことについて思索をめぐらしながら下りていくのは楽しい。するとやがて、再び上り坂となった。今朝、コースを変更するにあたって、あらためてネットでプロフィールマップをひいてきたので、そのことはわかっていた。途中に現れた山奥の鉄塔が間近に迫るのを見ながらゆっくりと漕いでいった。途中で、ハイカーの4人連れが道幅いっぱいで歩いていたので、驚かさないようずっと手前でベルを鳴らし、「熊除けの鈴かと思った」といわれる方の横を片手をあげて通過していった。それでほどなく第二の隧道(火打澤隧道)に到着。






ここから先、一時開通した70号まではもう上りはないからと、ここで行動食を食べようかとも思ったが、丹沢名物のヒルがいやだと思いなおし、すぐに出発してしまった。
札掛に合流する手前のところで、布川にかかる古びた大橋を渡る。橋のずっと下が渓谷となっていて、なかなかのスケールであり、ここだとヒルの心配もないからと行動食をここでいただこうかと思ったが、最近地震が続いていてもしいま発災したら橋から真下に転落していっかんの終わりだと気が付いて、さらに先に進んでいった。



その先のゲートもガードが固く、煤が谷のとき以上に難儀したが、ふたたびテレポテーションの術を使って無事通過。ここに自転車をたてかけて、やっとおにぎりとどら焼きを食べた。

そういうわけで、生れてはじめて、唐沢林道を通過したが、山の奥のスケールの大きいコースで人通りも少なく、たいへん楽しめる道であることがわかりました。今日は時間切れとなってしまったが、この先菩提峠から表丹沢の林道を伝って、三廻部や秦野峠林道まで進むコースもより楽しいかもしれない。
札掛のツガの木々を懐かしく眺めてから、ヤビツ峠に向かう。途中で、ギアが一枚のシングルスピードのピストに抜かれたが、時間が遅くなったせいか、上りで巡り合った自転車は彼だけであった。山の作業所を過ぎ、きまぐれ喫茶から先、菩提峠の入口まで勾配がきつくなるものの、ここも段を落とすほどではなく、漕ぐタイミングでハンドルを手前に引くようにしてじわりじわりと上がっていった。




今日最初のヤビツ峠到着は15時過ぎ。峠に設置してあるサイクルラックには数台のロードがかけられていて、何人かがベンチに座ってスマホしている、「せっかくのサイクリングなので、スマホなんてやめればよいのに」と思いつつ、その隣にデポしてから峠の広場の上にできた新しい観光施設を見学した。ソフトクリームでも頼もうかなと思いつつ値段が書いていないのでパス。丹沢ロイヤルカレーの値段を見てから、すぐにもとの場所に下りていった。

それで、名古木へのダウンヒルを楽しんだのであるが、下りつつ、そのあと、自動車の往来の激しい246で戻るのも何だと考えつつ降りた。再びヤビツ・ヒルクライムを行うにしても、坂のきついところは蓑毛の手前くらいだし、あとは自転車であるのに手ごろな中斜面だからと、名古木のセブンでクリームパンとコーヒーをいただいてから、徐にきびすを返した。
名古木セブン発15時41分、再びのヤビツ峠到着16時47分。ここの上りの時間的相場も詳しくはないが、途中2人ほどのロードに抜かれた。早い人からみればさぞ遅いタイムであろうが、こちらはツーリストである。何も慌てることはなく、前ミドル×後ローで、じわじわと進むうち、さっきびゅんと通り過ぎていった眼下の展望がふたたび拓けていった。菜の花台も停まらずにカーブを曲がって、表丹沢林道の入口を過ぎれば、2回目のヤビツは目睫の間となる。いくら時間がかかっても構わないといいつ、すでに秋の日の釣瓶落としで夕暮れが迫りつつあるのだ。この先、「裏」ヤビツの未改良の道で日暮れるのは嫌だからと、最期立ち漕ぎにしてがしがしと距離を詰めた。すると、蓑毛の集落の手前で俺を抜いていった神奈中バスが、ハイカーを待って停車していた。

その横に停めて、写真を撮ると、すぐに進んでいったけど、ここから宮ケ瀬までは、ひたすら遠いですね。森に囲まれた道はもう暗く、電池の少なくなったバッテリーでは心もとなく不安に思いながら、しっとりと濡れた路面の水しぶきをあげながら飛ばしていくと、やがて川面が開けた場所に到着し、そのうえに下弦の月が淡く輝いているのを認めた。


ダム湖の突き当りをどちらに進むべきか迷いつつ、いったん鳥屋に向かうのがよいと左折して進んでいった。それで、途中のコンビニでトイレ休憩したついでに、乾電池を入れ替え、とっぷりと暮れた山道を最後のランに向かった。串川のつきあたりのところ、折り返して三ヶ木のほうに向かったが、あとで地図を見るとそのまま直進して小倉橋にほうに向かったほうが早かった。このあたりの地理を、まだよくわかっていないようだ。

今日は町田街道へは橋本から合流した。それほど疲れてはいないものの、途中でガス欠になりそうになったので、コンビニで買ったカフェイン飲料とプロテインの菓子でごまかしつつ漕いで、成瀬の山田うどん到着は19時40分。そういえば、つい最近まで20時で閉店であったが、宣言明けで21時までに延長となったので、急いで漕ぐ必要はなかったと思いつつ、前回同様「かつ丼」680円を注文したが、揚げたてを出してくださるので、熱くてお肉をうまくかめない。だが、空きっ腹にお肉と御飯のうまみがしみて、運動したあとの食事はおいしいなあと思いながらいただいたのであった。
では、また楽しレポートをお待ちしております。
こんばんは。唐沢林道のことは、随分前から存じておりましたが、出入口のゲートが厳重であるのと、かつての台風19号で道が荒れたとの情報があり、インターネットを探しても最近の通行記録があまりないことで、進むのをずっと躊躇していましたが、通りがかりの者さんが通られたとのコメントをくださったことを覚えていたので、ついに決行しました。ランドナーは重たいので、とくに札掛のゲートを通過するのに苦労しましたが、その甲斐もあって、とってもよい道でひそかにお気に入りの道がひとつ増えた感じです。自分のし好としては、人気のない林道が好きなので、今後ともマナーを守りつつ休日に利用させていただきたいと思います。それで、ブログにも書いたのですが、半原越→唐沢林道→表丹沢林道→三廻部林道→秦野峠林道→虫沢林道→第六天と結んだコースなんかいいんじゃないかなと考えています。あるいは、これも未訪問ですが、通れるのであれば、世附林道を経て明神・三国に抜けるなんてコースもありますね。妄想はふくらみます、いずれだんだんにトライしてみたいです。
ついに唐沢林道を走ったんですね。裏ヤビツと土山峠みちに挟まれたこの西域は登山者の人気も少なめで山深さを感じられるところです。僕も好きな林道でした。今ほどゲートが厳重じゃなかった頃には年に一度は走っていたと思います。僕もテレポーテーションしたくなってきました。トンネルから上の物見峠へは行かなくて正解です。歩いているだけでヤマビルが足元を這い上がってきたでしょう。
ヤビツ峠にレストハウスが出来たんですね。この前行った時にはまったく気が付きませんでした。ヤビツ峠の山バッジがあれば欲しいです (^^;
半原越えから表丹沢、そして西丹沢へと続く林道サイクリングは魅力てきですね。しかし秦野峠を越えた所の崩落はかなり激しいものですし、明神峠へ上る(世附林道?)はかなり昔から自転車厳禁なんです。ネット上ではゲリラ的に走っている人もいますが、見つかるとかなりこっぴどい目に遭うこと必至の山域です。
こんばんは。通りがかりの者さんおすすめの唐沢林道はいいですね。南斜面の道を上がっていくと、さっき上がってきた土山峠への道や、仏果山、そして相模平野に相模灘が見えて景色がよいし、そこを過ぎると、結構山深くなっていい感じです。行ったときは、雨あがりであって、山に霧がたちこめて幽玄な感じでした。もっと荒れているのではないか予想していたのですが、写真の一部工事未了の箇所があるだけで、そこも通行にとくに支障がなかったです。今後、熊に用心しながら、ちょくちょく利用しようかなと思いました。先日は、ヤマビルが嫌だったので、半ズボンでなくスパッツを履いて出かけましたが、正確だったようですね。
秦野峠から、丹沢湖へは道が崩壊していると思うので、そこからはなちょろ街道で寄に降りるコースを想像しています。世附林道が厳しいことはおぼろげに知っていますが無理なんでしょうかねえ。犬越路がだめになったいまとなっては、丹沢湖から明神につなげると、魅力的なコースになりそうですが、やめたほうがよさそうですね。であれば、犬越路はいまどうなっているのでしょうかね。もう廃道なのかなあ?
秦野林道は、4月に行って無謀にも通り抜けてきた連中の話では、丹沢湖側の橋が完全に崩落して、そこを超える急斜面をロープを使って登ったと言うお話で、写真を見せてむらいましたが極めて危険なルートで、本当にクレージーな外人連中でした。ただ、彼らが言うには、そこまでの道はずいぶん整備されたと言うことなので、開通目指して作業は続いているようです。
ちなみに、表丹沢林道も70号線と菩提林道の間で、八月中旬の長雨で路肩が三分の一くらい崩落した場所が有って、少しずつ土留の様な土嚢が置かれ始めているので、いずれ本格的な工事が始まると通れなく成りそうです。
しかし、自転車を締め出す林道が増えて困りますよね。よくテレビの報道で釣りのためにゲートを乗り越えて入る防波堤の釣り人が問題視されていますが、自転車までそうならないように注意したいですよね。まぁ愛好家の数は釣りに比べればごくわずかですか(苦笑)。
物見峠はヤマビルだらけです。登山道だけでなく林道で立ち止まっているだけで寄ってくるので恐ろしいのです。
最初のヤビツ峠への上りで抜かしたシングル固定の者です。その後の名古木への下りで抜かされ、折り返しの上り(私は下り)ですれ違ったと思います。
普段、ガード付きに乗ることが多いのと、走るコースが近いので、こちらのサイトは以前より拝見しております。そしてその走り方に感服することが多いです。和田とかヤビツを1日に何本も上るツーリストは滅多にいないと思いますよ。和田3本は驚愕でした。今後も楽しみにしております。
こんばんは。
実は、今日はだいぶ酔うています。どちらも、テレポテーションの術で移動いたしましたが、おっしゃるように、70号の方が、難しかったのです。もし、術が効かなければ、もときた道を戻ることを覚悟して漕いだのですが、なんとかできたので、ゲートのところで、ほっこりとおむすびとそのあとのどらやきを楽しむことができました。
秦野峠林道の話ですが、丹沢湖から峠までの道の途中で崩壊していることは、諸兄のブログの記録で知っているのですが、それに負けず、ロープを出してでも突破されるとは、さすがですね。このあたり、ルールに従うべきと考える方と、自力で解決すべきと考える方と違いが感じられて面白いです。個人的には、行政による規制は理解しつつも、最後は自分の判断で決めることを尊重されるのがよいと感じました。
自由を求めてのサイクリングで、行動や何やらを、規制されたくはないですね。
こんばんは。実は、もうだいぶ酔うています。鎌倉にいるとしさんや8さんのブログを検索して、当時の記録はどうであったのか、確認して出かけたのです。何か事故を起こして、林道通行禁止とか余計な規制が加えられるのは、まったく本位ではありません。
釣りと、林道サイクリングとどちらがポピュラーなのか存じませんが、基本はルールに則って楽しむことですよね。でもそんな風に規制されたくないとの気持ちはいつも感じています。まったく余談になりますが、毎年自動車事故で亡くなる方の数と、ここ2年でコロナ禍での数と比べれば、どうなのでしょうか。毎回のサイクリングで、いっつも、へぼ自動車運転の方により怖い思いをさせられているので、個人的になんとかしていただきたいですね。あらぬ方向に行ってしまいました。久しぶりのお酒がいけないようです。
すみません。だいぶごちゃごちゃになってしまいました。実はもうだいぶ酔うています。国民宿舎を過ぎたあたりでしょうか。ぬかされた場面のことはよく覚えています。抜かされると、意地を出してしまい、ついていこうとすることがあるのですが、もうその元気はなかったです。それよりも、軽々と自転車を漕いで上がる様子を持て無駄な抵抗はやめようと思ったに違いありません。一方で、ヤビツからの下りで、抜かせていただいた場面のことはよく覚えています。シングルトラックの自転車の仕組みはよく知らないのですが、ギヤが固定しているから、回転する脚のスピード以上に速度を出すことができないのでしょうね。
次回は、ガード付の自転車でお会いしたいですね。そのときはぜひお声かけください。
通行止ゲートを乗り越えるのがステータスみたいなチャリンカスばっかりだな。
とくに通行止のところを目指しているわけではないですよ。ステータスでなく、楽しむために出かけています。

