半原越、唐沢林道、菩提峠、表丹沢林道、渋沢・曽我丘陵、そして江の島
2022年 03月 07日
1.コース
自宅-愛川-半原越-法論堂-煤ヶ谷-唐沢林道-札掛-表丹沢林道-戸川林道-渋沢-渋沢丘陵-曽我丘陵-二宮-国道1号・国道134号-江の島-藤沢街道-自宅 139キロ
(ルート)
https://connect.garmin.com/modern/activity/8414395155
2.実施日:2022年3月6日(日)晴れ
3.実施者:単独
4.日記
いろいろとあって、久しぶりのサイクリングとなりました。自宅を出たのが7時10分。

愛川に向かうのに、芝溝街道を使うのが、定番のコースとなりました。このときは、町田街道でなく、国道16号を使うほうがより近いようです。
相模川まで下って、橋を渡ってから、対岸の長い坂を上がります。そのとき、デローサのロードに抜かれましたが、まだ余裕があり距離はそれほど離されません。クメールな建物の手前の信号を横断しようとして停まっている彼の横を通りすぎました。
中津川に下って、橋の手前にある温度計で気温をチェック。昨日ほどではないが、今日も寒くはなく、年をとってめっきり寒さが身に堪えるようになったので、春が待ち遠しいですね。

例によって、馬渡大橋の急坂を上がり、荒茶工場の先を左折して法論堂林道に入ります。
入口のところにあるハンター小屋は、今日は人影がなく、もう猟の季節は終わったのでしょうか。
ここの取りつきから、上まで、およそ3.9キロ。この道も、何度も通っているので、だいたいの様子がわかります。中盤の急坂のところも段を落とさずに、じわりじわりと高度を稼いでいきます。厚木高校の同窓会の森の看板のきつい坂を巻くと、上りの終盤の水場となり、林道の支線が分岐している箇所に着きます。地図を見ると、こちらの道もずっと先まで長くつながっているようなので、いつか探訪してみよう。
上まであと700mあまり。これまで、3人のロードに抜かれたので、ちょっと冴えないですね。誰かひとりは峠にいるかと思って進みましたが、みんなさっさと下ってしまったようです。それで、抜いていったロードバイクを見て思うのは、最近のそれは、ひところと比べてタイヤの幅が太いことです。幅の細いタイヤの自転車に乗ったことはありませんが、やっぱりツーリングにはどっしりと安定した幅広タイヤが安心。最近はレーシーな世界から離れて自転車に乗る方も増えたということでしょうか。


そんなことを考えながら、いつもの場所でいつもの構図で写真を撮ったが、ここにある鉄製の車幅規制が取り外されていました。
法論堂に下って、土山峠に向かう幹線を右折。少し漕いだところにある唐沢林道のゲートには「狩猟中」の札がつけられていたが、テレポテーションの術で通過して、念のため、右フォークに熊鈴をセットします。行動食のおにぎりひとついただいてから、徐に漕ぎだしました。



この道は、はじめ森のなかを進みますが、やがて南斜面の山肌に沿ってだんだんと上がっていく感じです。半原越の下りからも、山峡の先に広がる厚木の街並みからさらに、太陽の光の反射具合により、海があることを予感させるのですが、ここからだと目視で相模灘や江ノ島を確認することができます。さらに高いところに移動して目を東側に転じると、都心にある摩天楼のビル群まで見晴らすことができる。そのずっと手前には、さきほど通ってきた半原越の道に仏果山。





ということで、まだ木々が若葉を茂らせていないこの季節だけかもしれませんが、見晴らしを楽しみつつ、ゆったりと自転車を漕ぎ行けば、カーブを曲がった目の先の高みに、これから通うべき道がずっとついているのがわかり、なかなかのスケールですね。しかし、実際に漕いでみると、見た目よりよほど早くそこに到着、さらにもう少し漕いだ先に、此方と彼方を隔てる物見トンネルがありました。時刻は10時50分。

ここから、ずっと下の谷にかかる橋まで、深い山のなかの長い下り坂となります。道端には残雪がありますが、路面はすっかり乾いていて快調に進んでから、ふたたび火打澤隧道に向けて上り坂となる。ずっと目の先に、前衛の山を従えた、雪をまとった丹沢の白い山々と青空の色のコントラスを美しく眺めながら漕ぐうち、さっき遠くに見えた深山の雰囲気にそぐわない鉄塔がだんだんと近づいてきました。途中、法面保護の工事現場を通過しましたが、ガードレールにはビニールがかけられ、工事完了ほやほやといった印象ですね。







この道は、ここから宮ケ瀬までの間が通行止のため、車やバイクの往来に気をつかうことなく、唐沢林道と同じく、のんびりと漕いでいくことができます。
でも、途中にある国民宿舎の駐車場には結構自家用車が停められていますし、渓流を見ると、釣りをしているひとも結構おられました。
やがて秦野市との境を越えて緩く、ときどき中斜面になる坂を、淡々と漕ぎましたが、青山荘手前の山の作業所まで案外と距離がある印象ですね。その先、菩提峠までの急こう配に備えて、そこで一休みして、心なしか乳酸の溜まった太ももをマッサージして疲労を分散させるようにいたしました。

その先の「きまぐれ喫茶」は、休業中のようです。そこからも、段を落とすことはなく、前ミドル39Tのまま、水汲みの人のいる水場を横目に見つつゆっくりと坂を上がっていけば、ヤビツと菩提峠との分岐も思いのほか早く到着するように感じました。
右折してさらなる急登のところは、男らしく30Tにして、ロー×ローで亀のように漕いでいきます。それで、二度、三度とカーブを曲がると、坂も緩み、峠の駐車場に到着。東に見えるピラミッド型の大山を見てから、ゲートを越えて、熊鈴を外したあと、表丹沢林道に入りました。


相模灘に面した山の南斜面の高いところにある山肌をつなぐこの林道も楽しいですね。上の山の稜線のラインを見て、あそこは何という名の山なのかな、とか、木に遮られないところから見える、相模平野の広々とした景色だとか、少し下がってから、振り返って見える来し方の林道のラインなど楽しみつつ進んだのですが、逆方向だからだと、ちょっとつらいのかなあと思いました。

というのも、菩提峠の急な坂を下ってから、少々上り返したあとは、戸川まで、只管下り坂なので、今日のように下まで落ちていく分はハンドルを握っていればよいので気楽なものの、逆だと、一貫して長い上りなので、苦労することだろうなあと感じたのです。
しかし、坂の斜度はそれほどでもないので、実際漕いでみると、左程ではないかもしれません。
それで、戸川林道につないで、そこから折り返した道は、しばらく地道だったのですが、場所により結構荒れていて(この道も何度も通ったことがあるが、今日は久しぶりのこと、こんなに荒れているとの印象はなかった)、暴れる自転車を制御するのにだいぶ気を使いました。

途中の水場に止まって、空に近くなったボトルの水を捨てて、竜神の水を汲み替えます。飲む場合は煮沸するよう注意書きの看板がありましたが、構わずに飲めば、水は心なしか甘露、これでよいコーヒー豆でコーヒーを点てるとうまいだろうなあ。

そこからも地道はまだ続きます。時折、モーターバイクや自動車が土煙を上げながら突っ込んでくるので、注意しながら泥除けをがたがたさせつつ進めば、やがて戸川公園の敷地に入り、ほっとしました。
無粋な第二東名高速の工事現場をう回して、渋沢の街まで降りてきます。時間は13時をとっくに過ぎている。今日は、お昼はグルメにする気で来たので、国道との交差点にある台湾料理のお店に入り、台湾炒飯を注文しましたが、量が多く、飽きのこない味で、おまけにインスタントのコーヒーは無料サービスとのことで、満足です。今後も利用しよう思いました。

お腹も膨れたところで、渋沢駅に移動して厠を借りてから、徐に「峠」に向かいました。
坂の途中、吠える白い虎の置物のある家の角を左折して、その先、たいそうな急こう配の坂となりますが、押さずに立ち漕ぎで這い上がりました。


そうしてそこから、いましがた越えてきた丹沢の山並みとその下に広がるおびただしい数の住宅の屋根、屋根、屋根それに、青空を振りかえってから、さらに坂を上がっていきます。
一度道を折り返して上りきったところが、「渋沢峠」というのでしょうか。このあたりは、旧日の里山風景を残しているようで、開けた、のどかな感じに心安らぐ場所でもあります。
白い梅の花が咲いています。それに黄色い菜の花も。畑からトラクターで耕す音が聞こえてきます。車道より一段高い、その道を通りすぎてから、歩道を下って篠窪に下りる。





時間に余裕があれは、ここにある「塚」が高台にあるようなので、上ってみようと思っていたが、押しているので、そのまま長閑な開拓地のなかの細道を進んで行きます。
再度、車道に下りてから、東名高速の効果を横切り、曽我丘陵に移動。
進んだ先は、大井町の公園かになっているようで、植えられた梅の花が満開でした。それなので、自転車をデポして、花見客としてなかを少し散歩して春の気配を楽しみました。


さらに南に、不動山に向けて尾根状の細い道を漕いでいきます。途中の地面に、祠と道祖神様がいて、その足元に、オオイヌノフグリが華憐な青い花を咲かせています。この花を見ると、春が来たことを実感しますね。



ここも、丘の上の行き止まりのところにある集落で、看板にある家々の苗字を読むと、同じ姓の方が多く、開拓村なのでしょうか。しかし、山から下ってくる道の途中には道祖神や石像などあり、古くから拓けたところのようでもあります。村の入口のところには、茅葺屋根の民家もありますが、ひとが住んでいる気配はないように思いました。




隣の畑には野草のレンゲか何かが淡い紫色の花をつけています。シロツメクサも白い花も。もう少し温かければ、そこに寝そべって昼寝でもしたいのですが、さすがにこの時間になって少々冷えてきたので、それほど長居しないで、農道をつないで降りていきました。
いつもは、すぐに海岸沿いの国道1号に出るのですが、今日は道標に従って、二宮のほうへ丘を走って行きました。ある程度アップ&ダウンを覚悟したのですが、それほどでもなく、切通しのトンネルを越えると、すぐに行きたい方向に下っていけたので、今後この道を利用するようにいたしましょう。
東海道に入ってからしばらく1号線を、そして、大磯から先で、134号に入って江の島に向かいます。とくに134に入ってから、ファストランになることが多いが、今日は競争するべきロードもいなかったので、時速25~28キロくらいでクルージングを楽しみました。
例によって、引地川から島まで海岸沿いの道をゆったりと流します。強い海風に吹かれながらも、どことはなしに春の温もりの感じられるひととき。みんな、海辺に座ったり、ジョギングしたり、上の芝生広場で玉遊びしたりと、思い思いのときを過ごしておられます。時刻は17時前ほど。このころだと、もう真っ暗だと思っていたのに、いつの間にか日が高くなりましたね。季節の移ろいは早いものです。


そうやって、島にかかる橋の袂までゆっくりと移動してから、藤沢の街中を抜け、いつものように藤沢街道を北上して、強い向かい風に難儀しながら、帰途についたのでした。それで、成瀬街道のコープに寄って買い物をしたあと(到着19時10分)、近くの山田うどんでいつもの生姜焼き定食を頼んでいただいたのでした。

ということで、久しぶりのサイクリングになりましたが、このところ朝が寒くて出不精だったものの、こうやって出かけて長く漕ぐと、さっぱりと気持ちが晴れてよいですね。これからだんだんと温かくなるので、余裕のあるときは、また出かけたいものだと思ったのでした。
遂に唐沢林道に行かれたんですね。たぶん、唐沢林道辺りの猟期は終わっているかと思います。ただ、猟期が終わっても駆除はできるので、先日は早戸川林道に害獣駆除のプラカードを掲げた猟師が集結していました。自転車で通過しようとしたら、ここは通行止めだ!といきなり1人の猟師が叫んで、一瞬騒然としたのですが、日曜の早戸川林道には沢山のバードウォッチャーや釣り人も居ますから、集団の他の方がまぁまぁと諌めてくれて事なきを得ました。とは言え、道がバリバリに凍っていたので、直ぐに引き返して、法面工事がほぼ終わっている荒井林道経由で唐沢林道にたどり着いた次第です。
東名潜って曽我丘陵の公園は、恐らくinter8 さんのブログにコメントさせて頂いたおおいゆめの里では無いかと思います。ピンクの花が河津桜ですね。薄いピンクの雑草はホトケノザです。私も、昨晩タイヤを太くしたので、のんびり丘陵サイクリングにでも行こうかと思っています。
こんばんは。唐沢林道は、楽しい道ですね。前半は、景色を楽しんで、物見峠の隧道を潜った先は、山深いなかを漕ぐことができて、変化に富んで飽きがこないです。入口に「狩猟中」の看板が掲げられてありましたが、その様子はなかったです。林道走りは、わたしも大好きなので、なるべく工事のしない曜日を選んで、出かけるようにしています。それでも、たまに現場で、作業されている方から、通行しないようにいわれたときは、無駄な抵抗はやめて、おとなしく引き下がるようにしています。もちろん、事故を起こさないように心かけることはもちろん、ごみを捨てたり、道を荒らさないよう注意を払うようにしています。早戸川林道も荒井林道も通ったことがありません。よいコース取りができるようでしたら、工事や駆除の入ってなさそうなタイミングを狙って、出かけてみたいですね。
渋沢から南にかけての丘陵地帯は、長閑な感じがして素敵なところですね。大井ゆめの里の河津桜は、とくにそこを目指してでかけてきたわけではないので、満開のお花に巡り合えてよかったです。雑草のレンゲのような草花はホトケノザというのですね。もう少し温かければ、そこの褥に寝転がって昼寝をしたいなあと思いました。
渋沢丘陵に入る前に3つの峠越えですね。宮ヶ瀬側からヤビツは再び通行止めですから他車を意識せずに走れるのは良いですね。
唐沢林道からヤビツの道に合流する渓谷の橋、高所恐怖症の私には堪え難い場所ですよ。よくもあの場所に交通量少ないながらも橋を設けましたよね。
こんばんは。林道走りのよいところは、林業やハンター、営林署のクルマ以外は、通行がないので、街中みたいに車に気をつかう必要がないところですよね。でも、不慮の事故など起こすと、締め出しが厳しくなるので、そういうことのないよう、最新の注意を払っていくようにしております。はい、あの、札掛の布川にかかる橋は、見た目ではただの橋ですが、下を覗いてみると、目もくらむような高さにあり、おまけに欄干も低いし、鉄製のところは錆びだらけで、とても怖いです。なので、写真を撮ったら、地震にあわないようにすぐ逃げるようにしています。おっしゃるように、よくあんな深い谷に橋をかけたものですね。





