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東京・糸魚川ラン完走

1.コース

自宅-高尾-大垂水峠-笹子トンネル-甲府盆地-白州塩沢温泉-富士見峠-茅野-岡谷-塩尻峠-松本-明科-池田町-大町-仁科三湖-白馬-小谷-糸魚川

(ルート)https://connect.garmin.com/modern/activity/9086408075 305キロ

2.実施日:2022年6月25日(土)晴れ(猛暑)、終盤小雨

3.実施者:単独

4.日記

 このたびのランを、東京・糸魚川ファストランといいたいのであるが、とてもそうはいえないようだ。

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 時間がかかりすぎだ。前回の反省を踏まえ、自宅を2時30分に出たのであるが、あまり速くなくて、高尾山口を過ぎたのは4時30分。以下、大垂水4時57分、笹子トンネル7時57分、富士見峠の1本横の旧甲州街道12時20分、塩尻峠14時14分、松本15時12分、白馬18時14分、糸魚川20時18分(ランブリンマンさんのガイドラインは、ランブリンマンさんのご自宅発4時で、笹子トンネル7時30分、富士見峠12時、塩尻峠13時30分、松本14時30分、白馬17時30分、糸魚川19時30分)。

 本日3時40分前にご自宅を出られたランブリンマンさんと、行路のいずれかでお会いできるかと目論んでいたが、かれの笹子到着6時53分、糸魚川駅発の新幹線19時53分に乗られたというから、1時間の差は最後まで狭めることができなかった。

 また言い訳となってしまうが、スマートに走れなかったことの理由のひとつは、「おしりのおでき」だ。ブルックスの革サドルを交換してもうずいぶん時間がたつのに、このところ、サイクリングのあと、おしりと太ももの間の皮膚のなかにしこりができるようになった。おそらく、長く座ってきて、尻の圧迫される箇所が集中してそうなったのだろうが、今回はいつもよりも遠距離であるためか、甲府盆地を脱出するあたりから痛みがではじめ、富士見の途中から、止まってからサドルにまたがり直すたびに、ひどくなり、パンツが擦れるたびに、痛いいたいといいながら漕いでいた。松本あたりから我慢できなくなって、16時頃、池田町で道路標識を見ると、糸魚川まであとさらに90キロを超える距離とあるので、今回もリタイアしてしまおうかとの思いもよぎったが、せっかくここまで来たのだから、2回連続の離脱は格好悪いしと、意地を出し、我慢しながら漕いだのであるが、ペースはあがらない。

 先行するランブリンマンさんが定期的に通過場所の連絡をくださったので、一度「ギブアップするかも」と返事をしたが、俺もがんばらなくてはと思い直して漕いでいった。帰宅してから、その箇所を触ってみると、広範囲のおできとなり、たぶんうっ血している感じだ。明日皮膚科に行ってみてもらうことにしよう。痛いのは嫌だなあ。

 次に、当日のコンディションであるが、まだ6月なのに午前の早い時間から30度を超える猛暑日となり、それが走りに影響した面もあるだろう。気温が高くなることは天気予報でいっていたし、暑さには強いほうだ。それに、甲府盆地を早い時間に通過してしまえば、標高の高い信州となるので、そんなに暑くならないだろうと思っていたが、終日暑かった。水分補給のため、2リットルの水筒を途中のコンビニで入れ替えたのをはじめ、何回もコンビニで冷たい飲みものを求めつつ進んだが、汗はかかず、小便もほとんど出ない。たまに出した小便水は濃い黄色でかなり濃縮されているようだ。水分補給して、走りながら風にあたっても、すぐに体に熱がこもっていることが感じられたので、細めに水分を取らなかったら、熱中症になっていたかもしれない。

 一方で、目立った雨降りはなく(最終盤、糸魚川の平野に出たあたりで、ぽつりぽつりときた程度)、もっとも懸念された向かい風もなくて(むしろ、塩尻峠を降りてから松本の先までは、強い向かい風でだいぶ楽をした)、その点ではよかった。

 ということでハードなランではあったが、次回より快適に走るためのポイントとして思うことを備忘のため書いておく。

-まずはとまれ、「おでき」を治すこと。おできができた原因を解明して、対処する。

-このコースでとくに苦しい箇所は、白州から富士見への上がりと、明科の橋を渡ってから大町までのひたすら長い道のり。とくに後者は後立山連山の眺望に恵まれたものの、ずっと緩く長く上がっているし、終盤を前にして苦しいところである。夕方のランになるので、ゴールできるか不安になる心の持ち方を含めて、ここをうまく走ることが鍵であろう。

 実際、抜けて、仁科三湖にさしかかると、風光明媚となり楽しめるようになった。そして、青木湖畔の道から先、佐野坂峠の上り坂があるのかと予想していたが、ふたたび国道に合流するとそのあとはずっと下り基調となりだいぶ助かった。

 そのあたりの風景が信州らしく、また懐かしく、若いころ、しょっちゅう登山やスキーで訪れたときのことを思い出しながら、できればゆっくりツアーしていろいろなところに寄ってみたいと思ったのであった。だが、21時09分糸魚川発東京行の最終の新幹線に乗らないと戻れないので、その余裕はない。写真を撮る暇もなかった。小谷から先の険路もできるだけ明るいうちに通りたいし。

 いまの時期だとまだまだ明るい18時過ぎに白馬を出て、このあとに備えて、小谷でバッテリーランプの電池を新品に入替て先を急いだ。道はところどころ短い上りかえしがあるものの全体としては下り基調だから体力面では楽であるが、長野県側の隧道は灯りもきちんとついてそれほど心配がなかったものの、新潟県に入ってから、夕暮れを過ぎ暗夜行路となり、延々と続く灯りのない真っ暗なスノーシェッドのなかを通過するのは相応の注意を要したのである。ときどきやってくる大型トラックが隧道内に響きわたる大音響をさせて遠慮なく猛スピードで迫って抜いていく。さらに雪国の道路によくあることだが、冬期のスパイクタイヤで道路の路肩が削られて、路面は穴ぼこや段差だらけになっている。そこを通過するときのガタガタ振動でおしりのおできが擦れて痛いのを「痛いいたい」と口に出しつつ我慢しつ、しかしここをあせって故障や事故があってはもうほんとうにどうにもならないので、そうならぬよう心を落ち着けて漕いでいった。

 そうして、ひたすら長い雪除け・隧道を抜けていく先、遠く糸魚川の街並みらしい灯りがみえたときはほっとしたのであった。よくもまあ、あんなすごい道をつくったものだなあ。

 そうやって駅にゴールして(本当は海岸に出て日本海を見るべきであるが、雨も降ってきたし、輪行のパッキングの時間も必要だし、体力的にも余裕はないので、それはまた次回に)、ランブリンマンさんに到着の電話をする。そのときはまだかれも糸魚川駅にいるのだろうと思ったのであるが、その前の新幹線で帰宅の途についておられることがあとになってわかった(道中メールが入っていたのを知っていたが、糸魚川駅到着をつたえる内容だろうと思っていた。あとで読むと先に帰ったとの内容であった)。車中で今日のコースの感想や反省を会話したかったのであるがちょっと残念。自転車を輪行袋に片付けてから、では自分ひとりでビールで東京・糸魚川無事完走の祝杯でもあげるかと、糸魚川駅前を探したが、アテを買うべき商店も土産物屋も閉まっており、コンビニもなく、手ぶらで乗った。そして、新幹線の座席でもおしりのおできが擦れて痛いのを我慢しつつ、長い距離を走りきったことをひとりで反芻するうち、眠気がきたようである。まあ、今日は新幹線輪行の日帰りとしたのであるが、できれば宿をとって朝の日本海を見てみたいですね。今回そうしなかったのは、ランブリンマンさんが日帰りされることもあるが、そもそも糸魚川まで走り切れるかどうか不安であったから。でも、あまり格好よくなったが、なんとか完走できるめどがついたので、次回はぜひそうしてみたい。そうすれば、より充実した旅にもなることだろう。

 東京着23時30分前、丸ノ内線・半蔵門線経由で、長津田着は0時30分過ぎ、駅前で組み立てて、自宅戻り1時前、そのあと片付け、風呂、と遅くなった。

 半ば苦行のようなランであったが、翌日、さっぱりして、こうして振り返ってみると、心地よい疲労感とともに、われながらあんなに長い距離をよく走ったなあとしみじみとした感慨を感じる。そしてもうこりごりだと思うようなことは全くなく、また出かけてみたいなあと思うから現金なものだ。

 このコースの楽しいところは、ランブリンマンさがいわれるとおり、峠を越えるとそれまでと違った景色がみえるというところにあるだろう。

-笹子トンネルまでの山間の間の道から、広々とした甲府盆地へ(前回と違って、今回はランブリンマンさんがプロデュースされた石和までぶどう畑の間を走る道を選択して、楽しめた)

-四囲が山々の甲府盆地の地形と空気

-韮崎から富士見峠まで鳳凰三山や甲斐駒ヶ岳を見ながらの旧甲州街道の道

-富士見峠から諏訪湖へ2回目の盆地へ、諏訪湖南岸の旧道の趣

-塩尻峠から松本・白馬まで飛騨山脈と後立山の懐を走る道、それがだんだんと信州らしく鄙びいてくる感じ、湖畔の風景、そよぐ風

-そうして最後、糸魚川まで、荒々しい山岳コースを堪能。そして糸魚川の日本海

狭い日本列島を縦断するだけのことではあるが、そういった感じで土地土地の雰囲気の変化を感じとることができる。ときに、どこにでもあるような郊外ロードサイドを通る場合もあったが、コースの行路の都合上それは仕方ないこと。そんなわがくにの気候風土の変化を一挙に楽しめるところが、東京糸魚川ランという行事として、長く使われてきた所以であるように思う。

ただ、この齢で、カンチでWレバーの重たいランドナーで走るのはちょっとハンデかなとも感じなくもない。ランドナーはオールマイティさに特長があり、いままでのサイクリングで、他の車種とくらべて遜色があると思ったことはないが、今回のような極端な長距離走だと、ちょっとしんどいか。折を見て細山製作所あたりに「糸魚川まで走れる軽い自転車を作りたい」と相談しようか。細山さんは糸魚川の十分な経験をお持ちだろうから、そのノウハウをいかしたスポルティーフを組み立ててみたいかなあ、などと思い始めた。一見さんは、相手してくれないかな。

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 いずれにしても、東京・糸魚川ランなんて、自分にとっては無縁であると思っていたが、下田ランに続いて、ランブリンマンさんからすすめられなければ、きっと一生走ることはなかったことであろう。おかげでとてもよい思い出をつくることができた。ありがとうございました。このコースを走るためには、日の長い一日を選ぶ必要があるだろうから、次回は来年の6月になるであろうか。齢は確実にとっているが、よりスマートに走れるように精進したいと願うのみである(そのとき新しい自転車ができているかな)。


Commented by INTER8 at 2022-06-27 15:06 x
こんにちは。
完走おめでとうございます! 長距離ファストランを走り終えた充実感は何物にも代えがたいものでしょうね。僕は苦手なのでやったことありませんが。
しかし、まさか猛暑が予想された中で走るとは思いませんでした。実は土曜にぶとぼそ氏と会っていた時に「ぱぱろうサン 正か今週リベンジで走ってないよなぁ」なんて話していたんです。二週連続ですしね。ビックリです。
ファストラン向けに新しい自転車というのはアリだと思います。細山さんも毎年走っていますしね。
Commented by b. at 2022-06-27 20:52 x
ませて戴いてて眩暈がしました。
富士見峠とか塩尻峠とかはクルマでしか走った事がないのですが、曲がりくねっている上に交通量が多く、流れも速いですよね。キツイと書いておられる大町までの行程も・・・それもまさか、あの猛暑の中を、本当に凄いと思います。
笹子峠までの経験しかないヘッポコも憧れと共に一気に拝読しました。
お疲れさまでした。おめでとうございます。
Commented by paparouh at 2022-06-27 20:54
> INTER8さん
こんばんは。ありがとうございます。ファストランではありませんが、なんとか走りきることができてよかったです。輪行がお嫌いなのをぜひ克服され、次回は8さんもいっしょに行きませんか。走り終わったあとの充実感や爽快感はたまらないですよ。当日は、猛暑は予想していましたが、暑さはそれほど苦手ではないといいつつ、しょっちゅう水分補給して体を冷やして熱中症にならずに済みました。それよりも、向かい風と雨降りを気にしていましたが、そういうことはなかったので、ラッキーでした。これからさらにどんどん暑くなるであろうから、日の長いうちに走れる6月までがチャンスでしょうね。「新しい自転車をつくりたい」と、しょっちゅうブログに書いているのですが、なかなか踏み切れません。最大の問題は自転車の保管場所ですね。そのが目途がつけばよいのですが。でも一度細山製作所を訪れてお話を聞いてみたいと思います。
Commented by paparouh at 2022-06-27 21:10
> b.さん
こんばんは。ありがとうございます。先週、甘くみてトライしたところ撤退してしまいました。そのままだと後悔するから、真夏になる前にチャンスがあればと思っていたところ、数日前は土曜日は日本海側が雨予報だったのが、降らないように変わったので、出かけたのです。実際、暑さという点では真夏と変わらない感じでした。でも、気温は高くても、湿度が夏ほど高くない感じなので、水分補給に注意しながら、なんとか走りきることができました。でも、読んでいただいたとおり、ゴールするのにたいへん時間がかかってしまった。次回はもっとスマートに走りきれるようになりたいなあと思っているところです。これで当初の目標のひとつは達成したので、また新しい課題をみつけてチャレンジしてみたいと思います。
Commented by ぶとぼそ at 2022-06-27 21:15 x
こんばんは。
2週連続の200km超えお疲れ様でした。リベンジ成功できて良かったですね。
次は直江津ファストランでいかがでしょう!? 同じコースを走るよりもツーリング的な雰囲気が味わえると思いますよ。
今回のコースはファストランではありませんが全て走り通していますので難関場所も心得ていますよ。私的には富士見峠までのダラダラ坂が嫌なのです。逆に白馬から先は嫌なイメージはありません。
佐野坂峠は糸魚川から登ると峠らしさを感じますが、松本側からなら下りにかかる単なる中継点ですね。
糸魚川から新幹線だと運賃も1万超えのはず。そんな距離を1日で移動できる自転車って素晴らしい乗り物ですよね♪
Commented by paparouh at 2022-06-28 20:55
> ぶとぼそさん
こんばんは。ありがとうございます。1日で、300キロを漕いだのは、生まれてはじめてでした。直江津ランは、高崎から碓氷峠を上がって、佐久から長野に向かうルートですよね。東京・糸魚川ランも、風景の変化が楽しくてツーリングの要素がありましたが、こちらもまた別の印象を受けることでしょう。これからどんどん暑くなるし、日も短くなってくるので、やるのであれば来年になるでしょうか。そのときはごいっしょできるとよいですね。糸魚川へは、富士見へと、大町への緩いが長い坂になるでしょうか。とくに後半のそれは、だんだん夕暮れが近づいてくるので、焦りを感じてしまうことでしょう。でも、ゆっくりでもよいからあわてずに漕げば、なんとかなるといった感じでしょうか。白馬から先は、なかなか経験できないことである意味楽しかったです。新潟に入って、真っ暗な連続するスノーシェッドを前照灯の灯りだけをたよりに、自転車をがたがたさせながら通るのは、緊張感もスリルもあるが無事通りぬけたときは「よく走ったなあ、パンクしなくてよかったなあ」と心底から感じました。おっしゃるように、糸魚川からこちらまで1万円超える切符代、糸魚川ギブアップのときも松本から特急券込みで5000円かかったので、結構な出費となってしまいましたが、それに十分見合うだけの経験をさせてもらったので、損した気分はぜんぜんないです。ただ、おしりのおできが痛かったので、パッド付の下着を買おうかと物色していますが、パールイズミだとかなりお高いようですね。どうしようかな。
Commented by ランブリンマン at 2022-06-28 21:56 x
こんばんは。
走行後体重が3キロ減ったのに翌日には元に戻したランブリンマンです。
諦めず完走して良かったです。ギブアップかもとメール頂いた犀川橋ー大町区間は単調で辛い区間でしたね。
私は疲れてバス停の小屋で15分ほど寝ました。
今回猛暑予報でしたのでいつもより早く出て、本格的に熱くなる甲府盆地以降ペースを上げず休憩を多めに取り、公園や公民館の水場を見つけると手や顔を洗い体を冷やして走り続けました。
塩尻峠下りてから予報通り強い追い風で助けられました。早く走り過ぎて景色を見る余裕もなかったです。

長距離を予定通りに走りきるには体力も必要ですがモチベーションが一番重要なのではないかと思います。
そしてツーリストがモチベーションを保つにはつまらない風景が続く国道や幹線道路より風情の残る旧道や生活道路。そんな道ばかりつなげて糸魚川まで行ければいいのですがそうはいかず耐える走りも多いこのルートです。でも耐えて走りきるからこそ喜びも大きく記憶に残るのかなと思います。
先日、時間短縮を狙ってカーボンロードで走りましたが韮崎で強い逆風と乗り慣れないロードに疲れてしまい断念、引き返し自走で帰りました。
私のロードはかなりコンフォートに振っていますが、前傾姿勢に細いタイヤ硬い完組ホイールは自分のペースでは疲れを増長させるだけでメリットを生かせませんでした。
今回はアップハンドル車と同じフレーム(90年代後半キャノンデールツーリング)のドロハン車でランドナーより楽なハンドル高さで手元変速、良く効くミニvブレーキ、タイヤは軽いグラベルキング700x35c、ロードより格段に快適に走れました。
でもアップハンドルに比べ低い空気抵抗、軽い車体(装備で-1.5kg)でしたがタイム的にはあまり変わらず、むしろアップハンドルの方が視界が広く楽しく飽きずに走れるので休憩が少なくすみ自分のペースではメリットが多いと思いました。
本気モードのロードのペースでは軽い車体や低い空気抵抗が必須となりますがツーリングペースではそれ以外の要素、乗りごごちや良好な視界、快適な操作性の方が大事だなと思った次第です。楽しくないと長い距離走れませんからね。

なにはともあれ完走おめでとうございます。
また来年、今度は熱くない日に走りましょう。
Commented by paparouh at 2022-06-28 23:10
> ランブリンマンさん
 こんばんは。先日はありがとうございました。上野原を過ぎた時点で、ランブリンマンさんが前にいるのか後ろなのかわからなかったのですが、予定どおり初狩のコンビニで休憩していると「笹子通過」の連絡をいただいたので、随分速いなあと驚きました。
 それで追いつくのは無理として、糸魚川の新幹線でお会いできるかと思っていたのですが、19時台の列車に乗られたので、反省会ができませんでした。また記憶があたらしいうちに、おりを見て韮尾根の草地でお会いいたしましょう。
 走り終わってから3日たって感じるのは、白馬・小谷から先の国道のことです。事前に、この道は注意が必要といわれていたので、それなりに構えていたのですが、はじめのほう長野県側のトンネルは、灯りもちゃんとついているし路面も荒れていないので、「それほど怖くないじゃん」と思いました。しかし日が暮れて、県境を越えてからは、ほとんど真っ暗な隧道やスノーシェッドのなかを通っていた印象です。道の路肩ががたがたなものですから、間違えてタイヤを強くぶつけてパンクなどしてしまったら、真っ暗だし、追ってくる車やトラックは猛スピードだし、からだも疲れているからパンク修理の気力もないだろうから、どうしようもなくなるぞと思って、ダイヤの時間を気にしつつ、心の平静をできるだけ保つようにして進みました。あんなに長い区間、まっくらな道路を漕いだのははじめてでしたが、終わってみると、それは美しい思い出に変わって、たいへんだったけど無事走りきったことの充実感やスリルが楽しかったなあと思っている次第です。
 あと、明科で梓川を渡ってから大町まで、長い坂であったようですが、ブログにも書きましたが、実はそのことよりも、そのときにおしりのおできの痛みがピークとなっていて、信号で停まって脚をついたときや、ふたたび走り出すタイミングで、サドルに圧迫あれたおできと下着が擦れて痛くて痛くて困ってしまいました。それで月曜日、かかりつけのお医者様に診てもらって、しこりを取り除く手術をしなくてはいけなくてしばらく自転車に乗れなくなることを心配していましたが、塗り薬を処方された程度なのでよかったです。実はパッドのついたパールイズミのレーパンを持っているので、この夏はそれを直ばきして、人前に出るときなどは携行する半ズボンに着替えることにしようと決めたところです。今日ワイズでパッド付のインナーパンツを見たの
Commented by paparouh at 2022-06-28 23:11
(続き)ですが、ちょっとよい値段で買うのに躊躇してしまいました。
 あとは、わたしの場合自転車でしょうか。糸魚川ランを何度も走っているらしい細山製作所に、「このランドナーで走ったが、もっと軽快に走れる自転車をつくりたいがどうだろうか」と相談すれば、簡単に回答を得ることができそうな気がします。ただ、狭い我が家だと置き場がなくて困るんですよねえ。このあたりを悩みつつ、いずれお話を伺いに行きたいと思っているところでございます。
 ということですが、長い距離を走ったあとの充実感は代えがたいものがありますね。ランブリンマンさんからおすすめされなかったら、横浜から糸魚川まではるばると自転車で行くことなど想像できなかったことです。しかし完走のポイントや通過時間の目安を知らせていただいたおかげで、なんとか走りとおすことができました。また来年もお願いします。それと、あとは、下田ランのバリエーションコースをいきたいですね。
by paparouh | 2022-06-27 05:24 | 長野県中部 | Comments(9)

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