二十曲峠のあと足柄峠へ
2022年 09月 26日
1.コース
自宅-藤野-秋山-雛鶴トンネル-鹿留林道-二十曲峠-山中湖-三国峠-小山-足柄峠-開成-善波トンネル-厚木-綾瀬・座間迷走-町田-自宅
(ルート)https://connect.garmin.com/modern/activity/9678531566 197キロ
2.実施日:2022年9月25日(日)曇りのち晴
3.実施者:単独
4.日記
3連休のうち、台風一過で好天が見込まれる日曜日に、遠乗りに出かけました。

その前の金曜日に、都筑区にある自転車屋さんに、ぶとぼそさんから譲っていただいた650A高性能リムを預けて、ホイールを組んでいただくことになりました。
ここは、一見すると街中のふつうの自転車屋さんといった雰囲気ですが、WEBサイトのコンテンツや店内に置いてあるスポーツ車や部品を見ると、自転車ツーリングについても理解と共感を持っておられることがわかります。前に、よく知らない「ロードバイク」のお話を伺った際も、わかりやすくポイントを説明していただきました。店主の方の話ぶりから、自転車に対する情熱が感じられます。そういう店で、お任せして安心なので、自宅からそれなりに遠い場所にあるが、お願いをしました。
ただ、シマノのティアグラのシルバーのハブが、400も300両方とも欠品中で、リアは見込がたっているものの、前ハブの入荷が未定とのことから、作業できるのが早くて来年の1月ころになってしまうとのことでした。色が黒の部品を選択すれば、もう少し早まるかもしれないが、し好に合わないので、待つことにします。シマノ以外にも、探せばシルバー色のリムがあるようですが、ここはシマノにこだわりたいと思ったのでした。自転車の本体や部品が不足していることは、ショップはもちろん、われわれお客の立場からも不便ですね。コロナのはじまりのとき、マスクが入手難であったが、そのあとサプライチェーンが整えられて解消したけど、自転車の世界はまだ先が長そうですね。
ホイールの変更にともない、チェーンと、歯が減ったフリーホイールも交換するが、それだけで歯飛びがしないかどうか一抹の不安があります。店主の方も、やってみないとわからないといわれましたが、そうした場合、チェーンホイールの歯自体も交換となるが、いま使っている古い5ピンのSORAのシルバー色はとっくの昔に廃番で、黒しかありません。なので、その色で装着するか、シマノでないメーカーを装着するか判断が必要になるが、どうなることやら。タイオカで、シルバーで互換性のある5ピンのチェーンリングがあることも含めて、「そうなったとき、どうするか考えましょう」といわれたので、そのとき勝負にすることにいたしました。まあ、いろいろと悩みつつ楽しみながら、自分にあった自転車づくりを楽しみたいと思います。
次に、側面の鋲にしわが寄った革サドルの「ブルプロ」(黒色)は、自分のランドナーをつくったトライアングルに「最後のひとつ」あることがわかり、買い求めることができました。この品番は、ブルックスのカタログから掲載が落ちているようで、いつの間にか廃番になっていたようです。今回は幸運にも入手できましたが、今後については難しいことから、精々たいせつに使いたいと思っています。現行のサドルについては、革製品補修用のパテで養生をしてなるべく長持ちさせることにいたしましょう。わたしのランドナーの部品は、ことごとく「普及品」ではありますが、サドルにブルプロがあるだけで、自転車全体の値打ちがあがるように見える。それもあるが、それ以前に、自分の尻の形になじんだ革サドルに慣れてしまうと、なかなか他を選べなくなってしまうのです。

さて、日曜日ですが、いくつか行きたいと思っていたコースのなかで、今回を選びました(5時20分自宅発)。もしかすると台風一過の影響で、鹿留の林道が通行不能もしくは道路の荒廃で難儀するかと思いましたが、路上の洗い水は多め、落ち葉や枯れ枝が散乱している箇所も随所にあっても、実際の通行に支障があるほどではなかったようです。鹿留までの行路は、いつものとおり、すっかり秋めいた雛鶴街道でした。







※上の1枚は、同日別の時間に同じ場所を訪れたINTER8さんの写真。比べてみると違いが歴然!



台風一過の余韻が感じられる山奥の林道走りは、楽しいですね。鹿留の集落を抜けて、木々の間から、釣り堀で糸を垂れるひとたちの様子をちらちらと見ながら進んでいくと、やがてゲートとなります。車両通行止めであるが、歩行者の通行は可となるので、その資格でゲートの横を通って進んでいく。しばらくは地道で、その先にかの工事現場となるが、日曜日とあって休工日。その先から舗装が復活して、しばらくは渓流に沿って緩やかに上がっていきます。そうして、誰も来ない道と思って漕いでいると、突然上から「こんにちは~」とミニサイクル(電動?)に乗った爺様が下りてきて「釣りですか」と声をかけられました。「いいえ釣りではありません」と答えると、「う~ん」といった顔つきで黙ってしまわれた。「よいでしょうか?」と聞くと「はい」といったので別れて進みました。そのあとも、同じような自転車に乗った釣り人が下りてきたので、ゲートを越えてここまでくるもの好きは、ツーリストだけではないようです。
二十曲峠まで、お会いしたのはそのふたりだけ。あとは道に沿った渓流の大きな川音がするだけだが、それに紛れてこちらの存在が伝わらないといけないからと、カーブの手前ではチンベルを鳴らして動物と鉢合わせしないよう注意しながら漕いで行きました。するうち、右手に山の神神社の道標がある箇所から、坂の勾配が徐に急になります。谷筋を上りつめて、道の方角が西に変わるまで、急こう配でぐいぐいと上っていきますが、今日は前ロー30Tだが後ろ1枚余裕を残して23Tでじっくりと踏んでいく。基本はシッティングだが、同じポジションで腰にストレスを感じたときは立ちこぎに変えて進めば、いつの間にか標高を稼いでいる。そうして、方角を変えたあとは斜度も緩むので、前ミドル39Tに戻して進んでいくが、その先いったん林道のピークに到達して下り基調に変わってカーブを積み重ねても、なかなかゴールに至らないところが「二十曲」たる所以だろうか。そんなことを考えつつ漕ぎゆけば、だんだんと山の境が見えてきて、きっとあれば峠かと荒れた山道を漕いでいった。この林道は、上に近づくほどに荒れていますね。二十曲峠到着12時34分。富士を見るための真新しい展望台が設置されていましたが、雰囲気の点で前のほうがよかったですね。午前中の曇天をひきずって、山は雲に隠れてまったく見えません。持参した行動食の大福餅を食べていると、少し隣のほうに座ったバイクのひとたちのひとりのたばこの煙が臭いので、長居は無用と退散しました。









忍野へ降りたあと、山中湖畔に移動。富士が見えないかと待っているひとたちを横目に、湖のそばのサイクリングロードを通って、平野に移動します。そこにあるコンビニでちょっと腹こなしをしたいと思っていたのですが、売場の惣菜・パンはほとんどなくなっていて買うものがありません。仕方がないので、スナック菓子とスポーツドリングを買って、前のバス停のベンチに座ってしばらく休憩しました。ついでに、自転車ラックに停められている数台のロードバイクを観察してみましたが、デュラエースで装備した最新型であっても、ひかれるものがないですね。いまもっている自分のクルマとは別のものを見ているという印象がそうさせているのだろう。「旅」と「速度」いう点で、ランドナーと最新のロードバイクには両立できない断絶点があるように感じます。

さて、人心地つけたので、徐に三国峠に向かいます。上まで短いが、ところにより現れる急坂も前ミドルのままあがってしまいました。途中の薄原の先、山中湖を従えた富士山の景観が日本離れして印象的なはずが、この時間になってもあいにく姿が見えません。なので、さっさと漕いでいけば、遅いようでもすぐに到着(14時10分)、県境を越えて下りにつきました。
二度目の県境から先、そこまで10%くらいだったのが、15%以上ありそうな滑り台のような坂を下っていきました。この坂を対向車線で上がってくるロードバイカーのひとたちとすれ違ったが、余裕の表情でいる方、苦悶の表情を浮かべている方、途中でギブアップして停車中の方などさまざま。そういったひとたちを一瞥しつつスピードを楽しんだのですが、この勾配だと、カンチだとブレーキレバーを握りはじめてから止まるまで数メートル以上はかかるところ、ディスクだとピタっと止まるのだろうなと思いながら落ちていきました。でもそんなに急停車すると慣性の働きでライダーが前方に投げ出されないだろうか?やがて遅いクルマに追いついてしまったので、あおり運転にならぬよう自重しながら下って行きました。



さらに小山の街までダウンヒルを楽しみました。クルマの来ない車道のダウンヒルは最高ですね。リーンウイズを基本としながら、アウト・イン・アウトのペースでカーブをこなします。そのときの目線は、カーブのずっと先に向けると、おのずと自転車も最適な角度の傾きになります。逆に速度にびびってへっぴり腰になれば、不安定となりコースアウトのリスクがある。小山のコンビニで、平野で食べ損なった食事(梅干しおにぎりと麦茶・ここまでパン食ばかりだったので、腹持ちのする米が食べたかったのでした)を摂ってから、御殿場線を渡って、県道標識に従って足柄の上りにつきました。
入口の高速を潜った先にある道路標識に「神奈川県内土砂崩れのため通子止」と出ていました。今日の楽しみのひとつは、足柄峠から南足柄までの長いダウンヒルにあったので、ちょっとがっかりしたのですが、静岡県側の通行は支障ないようなので、とりあえず上まで行ってみようと漕いで行きました。本当に通行止だったら、ピストンで戻って国道を松田まで移動するか、箱根の長尾峠越えに変更するかと考えながら漕いでいったけど、今日は行楽帰りの中央高速の渋滞を回避するためか、湘南や横浜、多摩ナンバーのクルマがどんどん追い越していきます。これまでの経験でいうとこれほどの通行量はなかったので、「せっかくの静かな山上がりなのに、クルマのエンジン音がうるさいなあ」と思いつつ、それらが引き返してくる様子はないので、どうやら無事に抜けることができるだろうと進んでいきました。
この道は、ゴルフ場の入口まではところにより20%くらいありそうな急こう配、そんな箇所は躊躇なくロー30T×ロー26Tにして、シッティングと立ちこぎを交互にしながら踏んでいきます。そこを過ぎると、8%くらいに緩むので、上まで前ミドルに戻して山上がりを楽しみました。出会いの丘の手前で見晴らしがよくなるが、とうとう最後まで富士は見えません。ふたりでついた鐘がカーンと鳴る音を聞きながら淡々と漕いでいけば、通行可となった足柄駅からの道と合流し、そこから先、峠まではもう目睫の間となる。坂を漕ぎながら六地蔵さんに挨拶をしつつ、峠到着15時40分。記念写真を撮ってからすぐに先に進んでいきました。



県境を越えてちょっと立ち止まり様子を伺います。後ろから自動車が迫ってこないタイミングを見計らってから、下り始めました。地蔵堂の分岐まではヘアピンカーブが連続する急こう配、そこから先は、中斜面で、南北2回カーブを曲がってから一直線の下り坂となる。同じダウンヒルでも複数のバリエーションが楽しめるし、路面も安定しているので、好きな下り坂のひとつ。ドロップハンドルの下ハンを握りつつ、指を2本か3本ブレーキレバーにひっかけて、とっさのときにでも対処できるようにしながら落ちていく。すると例によって遅い車に追いついたので、坂の途中で少し停まって間合いをはかってから、ふたたび下って行きました。追いついたあと、くっついてしまうと「あおり運転だ」と録画をテレビ局に投稿され、「無謀自転車」との誹りを受けないよう注意しないといけません。下ったあと、扇状地を東に移動しつつ、途中のコンビニエンスで休憩。ここまでのところで、足柄峠上がりで太ももにたまった疲労がじわじわと痛みに変わっていることを自覚していたので、地べたでストレッチして疲労がたまらないようにいたします。そのあと、今シーズンはじめて肉マン130円とコーヒーを買って、店前でいただいてから、帰路についたのでした。
松田から渋沢までの長い上り坂は、生まれて初めて旧道を選んで進んだのですが、同じ高さであってもこちらのほうが走りやすいですね。無味乾燥な国道よりも、道沿いの集落の様子を見ながらゆったり上がったほうがサイクリングを楽しめる。

渋沢からしばらく、246一択となりますが、名古木までは下り基調(到着が16時くらいだったらヤビツに上がろうという目論見もあったが、時間切れでした)、そこから善波トンネルまでは多少長い上がりだが、精々8%くらいなのでまったくの余裕。潜って、鶴巻温泉まで長い下りを安全速度で飛ばしていきます。するとおのずと赤信号の渋滞の列につかまるから、車列の横の自転車レーンをゆっくり通していただきます。善波峠のホテル、伊勢原の大学大病院、厚木の手前の大きな会議場の建物など、夕暮れから夜にかけて目立つ建物の雰囲気・威容を確かめつつ、厚木市内に入る。相模川にかかる橋を渡ってから、途中道を間違えて綾瀬・座間を少々迷走しつつ、相武台で予定のコースを見出して、あとは町田に向けて漕いでいきました。




それで、小田急の高架を渡ろうとしたら、天満宮からお囃子の音色(テープかな)が聞こえてきましたので、ちょっと寄ってみると、秋祭り(秋季例大祭)で、境内に露店が連ねられ、周辺は町田のティーンエージャーを中心にごった返していました。後日ネットで調べると、3年振りの実開催だそうで、みんな待ちわびていたことなのでしょう。俺も自転車をデポしてちょっとうろうろしてもようかと思ったけど、混雑でコロナをもらうのが嫌だからやめて成瀬街道に進みました。今日は食事して帰るといってきたので、いつもの「山田うどん」に寄って(19時45分)、スタミナ定食をいただいてから、近所のスーパーで好物の「あずきバーマルチパック6本248円」を買って、帰りました。


ちなみに、今日のコースで購入して当日商品した品物と推定カロリー
・06:08_相模原市中央区:600kcal_食物繊維入り飲料+アーモンドチョコ・スイートポテト蒸しケーキ(行動食用)
・07:55_藤野:380kcal_豆乳ココア・あんぱん
・10:11_1000kcal_フレンチトーストハムチーズ・海老かつサンド・アーモンド飲料+豆大福(行動食用)
・13:31_山中湖平野:250kcal_スポーツ飲料・スナック菓子ポテト塩味
・14:31_小山町小山:200kcal_手巻きおにぎり梅干・麦茶
・16:12_開成町:160kcal_ブレンドコーヒー・肉まん
・17:42_伊勢原市白根:160kcal_機能性フルーツケーキ・豆乳レモン飲料
・20:11_町田市西成瀬:1000kcal_スタミナ焼肉定食
・一日摂取推定カロリー合計値:3750kcal(朝食を除く)
最後ちょっと迷走したため、距離が200キロ近くになったけど、やっぱりこれくらい漕ぐと走り甲斐があって気持ちがよいですね。いつものように自転車を掃除して部屋にいれたあと、洗濯・風呂・ストレッチ・洗濯もの干ししたあと、長椅子で今朝の朝刊を読んでいると、たちまち眠気がきたので、急いで歯磨きしてからバタンQとなったのでした。
二十曲峠は我々ツーリストにとっては好まない向きへ展開されてしまいましたね。これからの年代の為に今の年代が企画したということでしょう。映えスポットにしたいのかもしれません。今までの自然を損なっていないようなので良しとしましょう。
ブルプロの新品が手に入って良かったですね。これがホントに最後の一つという気がします。ホイール組みも信頼できる人に頼めて何よりです。650Aで組むのは残念ではありますが (^^; こればかりは人それぞれの考えがありますから仕方ありません。この日のような長距離を走り切るこをと目的とするなら機材に神経を使いたくないでしょうからね。しかし来年にならないとハブが入手できないとは、ホントに困ったご時世になりました。
おはようございます。二十曲峠ですが、富士山の展望がすばらしい場所だが、そのわりにはひっそりとしているところがよかったのですが、写真のような展望台が設置されて、ちょっと雰囲気が変わってしまいました。おっしゃるようにその程度にとどめておいていただいて、有名観光スポットにならないようにしていただきたいです。
ブルックスのサドルですが、B17でも別によいのですが、いまのランドナーを購入してからずっとプロフェッショナルに座ってきたので、それにおしりが馴染んでいるのです。いまどき革サドルなど流行らないと思うので、廃番も仕方がないのかもしれませんが、ぜひほかのアイテムは継続していただきたいですね。
自転車の件ですが、650Aランドナーに乗りなれてしまっているので、いまのところそれを前提にできる範囲で改良をしていければと思っています。でも、特別な部品を求めているわけではないのに、半年もまたさえるのは困りますねえ。もちろんフレームがだめになったときは、新しい自転車をつくるしかないのですが、そのときはたぶん650Bでスリックの柔らかいふといタイヤにすると思います。
とりあえず時間は掛かりますが新しいホイールの目処が立って良かったですね。私は誰が何と言おうと650A派です(笑)。
タイヤの選択肢が少ないのは10年以上前から分かっていましたが、まさかリムが入手難になるのは予想外でしたけどね。だけどそれはタイヤと違ってストックしておけば良い事ですし、650Aタイヤが絶滅することは今後もありえない事でしょう。細かい事ですが、フレームサイズが520〜560mmだと650Aの見た目のバランスがとても好きなのです。16歳の頃から乗っているサイズですしね。
日曜は天気が回復しましたが、青空広がったのは午後からでしたね。私はそれまで雲が垂れ込めていたのに、笹子トンネルを抜けたら晴天になってました。今回は墓参りが目的なのでオートバイでしたがツーリング気分が味わえましたよ。
こんばんは。いまのわたしのランドナーのリムはKP80という品番ですが、ネットを見るとこちらもまた入手難のようですね。そもそも新家工業がリムの生産から手をひいてしまったのでしょうか、高品質の技術をもっていたメーカーなのに残念です。いまのリムと、お譲りいただいたSP30はたいせつに使って、できるだけ長持ちさせたいと思っています。もちろんわたしも650A派ですが、このようにスポーツ車向けリムが手に入れにくくなり、しかもランドナー向けタイヤが3種類しかなく、泥除けとのクリアランスを考えるとさらに選択肢は狭まるとあっては、次期自転車は650Bにしたほうが賢明なのかなあと感じています。おっしゃるように見た目のバランスというのはとても重要だと思うので、自分の身長を考えても650Aが選べるとよいのですが。
このところ週末が雨降りの傾向でしたが、日曜日は曇りのち晴のところが多かったようですね。ぶとぼそさんのブログの笹子トンネルの写真を見て、糸魚川に向けて漕いだことを思い出しました。お忙しい日々を過ごしておられるなか、よいお墓詣りができてよかったことですね。

