お花の和田峠・酒よりエアロビ
2023年 03月 30日
1.コース
自宅-町田街道-美山通り-小津-陣馬街道-上案下-和田峠-八坂神社-倉子峠-岩神社-和田-和田峠-上案下-陣馬街道-高尾-町田街道-恩田川沿い-自宅 100キロ
(ルート)https://connect.garmin.com/modern/activity/10799226573
2.実施日:2023年3月29日(水)くもり時々晴れ
3.実施者:単独
4.日記



今日は陣馬街道をすすまず、1本北の小津の道に入った。

家々の庭に咲いている花を愛でながら漕いでいると、山側に桜の木がかたまって咲いているのが見えた。それにひかれて、ハンドルを曲げて進むと、そこは公園のようであった。入口にトラロープがかけられていたが、下を潜って中の広場に入ってみる。石碑があって、読んでみるとどうも小学校の分校跡のようだ。広場はかつて運動場でまわりに桜の樹が植えられていたのであろう。それが、廃校になったいまでも、春に変わらず花を咲かせているのだろう。年月がどれくらい立つのかわかりかねるが、木の背丈がかなり高くなっていることから、相当であることがわかる。今日は春休みだろうが、子どもたちの姿は見えず、人気なくひっそりとした運動場で、いまの小津の子どもたちは、力石峠を越えて、向こう側の学校に通っているのだろうかと思いながらそこをあとにした。



ついでに、その先の小津薬師の門前まで進んでみた。葷酒山門を記した石碑があるからという訳ではないが、首のない石像などあって、ちょっと荒れた雰囲気もあるので、石段を上らずにそのまま引き返す。


酒を飲む日にちの間隔を間引くようになって久しい。それで、晩酌に変わる楽しみとして、食事をしたあと、エアロビクスの動画を真似して30分ほど運動することがこのところ習慣になっている。血糖値を急激にあげないようにするためには、食後に運動をすることが効果的であるようだ。それで適当な運動はないかと検索するうちに、エアロビクスのところに行きついてトライしてみた。エアロビなんて簡単だろうと思っていたのだが、初級であっても脚や手を音楽にあわせてリズミカルに動かすのは難しい。画面をみながら何回かチャレンジするうちに、だんだんコツがわかって、それまでできないと思っていた動きができるようになったりする。そんな風で、酒を飲んでしまうと運動はできないが、エアロビのほうが楽しいと、飲酒を控えるようになった。そういった次第で、ハードルの高かった月20日の休刊日も、ここ数か月連続して達成できるようになり、体重も目標とする数値にコントロールできているので、なんとかこの調子で健康を維持して、長く自転車を楽しみたいと思っているのだ。
閑話休題、始発のバス停があるランナバウトのまわりにも桜が咲いているし、小津の坂を越えてから見晴らす醍醐街道の見晴らしもヤマモモが咲いていて春めいて気持ちがよい。その先も道沿いに咲いている花々を愛でながら漕いで、今日は川を渡って上案下に向かった。






山下屋でおそばをいただこうかと思っていたが、どうも平日は閉まっているようだ。休日はハイカーで賑わうが、今日はとても静かな陣馬高原下のバス停を、11時16分に出て、峠の碑に到着したのが11時52分。ひょっとして、エアロビの効果でタイムが短縮されるかと思われたが、相変わらず亀の歩みであることに変わりない。負け惜しみではないが、変りないといいつつも、自分がサイクリングに求めるものはスピードよりも旅の楽しみであるから、早くすすむよりは、歩くより早いが走るより遅いくらいの速度がちょうどよいのである。そのくらいだと、自動車では見つからない景色が見つかるし、徒歩よりも早いから、時間はかかってもずっと遠くまで進むことができる。長い距離を漕いでもマラソンのようにひどく疲れないところがランドナーのメリットだ。実際何度も和田に上がっているが、3つのルートのうちもっとも距離が短いがその分坂が厳しいこの道も、かつては上がるのにひどく難渋し辟易したものだが、いまはある程度余裕をもって楽しみながら行けるようになった。峠にはハイカーがひとり。茶屋の窓は半開きで空いているが、休日のようにAMラジオを流していないので静かである。だが、長居することなく訪問の記念写真(証拠写真)を撮ってからすぐに下っていった。




くもりがちだから期待していなかったけど、下の富士見台でやっぱり富士は見えなかった。でも、ここから下の和田にかけての谷間のところどころに桜が植えられていているのを知っていた。満開の花を咲かしている木々の姿を見ながら、持参したおにぎりなどの行動食をいただいた。最初、どこかでグルメの食事をしようかと思ったけど、町田街道を漕いでいる最中、少し早めに帰宅したいと思うようになって、いつもの行動食パターンにした。コンビニのおむすびは、どこも値上がりして高くなっているので、今日は行きしなにある高尾駅前のダイエーに寄って買った。そいつをほおばりながら景色を眺めていると、自動車が停まって、若い夫婦がそれぞれ小さいこどもひとりずつ抱いて同じ景色を見ている。自分にもそのような時期があったことをちょっと思い出して、今年になって、ふたりとも独立あるいは通学のために家にいなくなったのは、少々寂しいことだと思いながら、徐に下りについたのだ。


和田のバス停の手前の道を右折して、例によって山辺の道につく。その前に、いつもの立派な倉のある民家の横を通ったのだが、今日も藍染の縹のような色調の和模様のある布を干しているから、どのような生業をされているのだろうかと思いつつ、一方で洗濯物なども干されているから案外ふつうの家かもと、今日も尋ねる勇気もわかずまた通り過ぎてしまった。


山奥の民家、茶畑、ゆずの木、竹林、杉並木、遠くの山の展望を楽しみながら山肌を巻きつつ進んで、倉子峠に上がる。すると、道ばたの湿った場所から、ゲコッ、ゲコッと鳴くガマの声が聞こえてきた。そして汗のにおいに誘われて小虫がまといつくところに、春の到来を感じる。そんなことを思いながらあがると、どんな急坂であっても降りるのを忘れていつの間にか上がってしまうという感じだ。









峠を下ってから、今日は佐野川まで下らず、峠の南側の巻道(地道)を選んで進んだのだが、その前に寄ったことのなかった岩神社に参拝。地元の神様にいつものお願いをしてから、もとに戻ると、中腹から見える下の集落の様は、桜などの花が随所に咲いているし、畑仕事をするトラクターの音も聞こえてきて、桃源郷の趣である。素直に、桜の咲く日本の春は美しいと思った。








もときた道を戻ってふたたび和田上がりにつく。その前に、和田の集会所の手前にある商店のベンチを借りて、残りのおにぎりひとつ食べて腹ごしらえをした。
こちら側からあがる和田峠については、前のトリプルのチェーンホイールの下を使わずに真ん中の39Tにフィックスすることにしている。そうするとロー30Tよりも回転は遅くなるが、ゆっくりまわしてもある程度の距離を進むこちらのほうが自分の脚に合っているような気がする。集落のなかを抜けた浄水場から先と、富士見台につながる肩の道が、12~14%の勾配となりもっとも厳しいが、そんなところも、ドロップハンドルのブレーキレバーの握りをしっかり握りつつ、14時から15時のタイミングで踏むのにあわせてハンドルを手前にひくと、地球が自分に近づく代わりに、抵抗の少ないタイヤの力で自転車が前に進むといった感じ。それ以上の極端な勾配でない限り、ジグザグに上がるのも非効率なので、しょんぼりと下を向かないで前の向きながらリズムよく踏んでいけば、和田の里で、ずっと上の稜線の切れたところが峠だと目で見て遠くに思えても、実際はさほどの時間を要しないし、体力も消耗しないのだ。でも、小粒ながらピリッとしたところが、和田峠の楽しいところ。また、アプローチそれぞれに山の気配が違うところが飽きない要素だと思われる。ということで、今日2度目(今年に入って9度目)の和田峠到着は14時10分。
ここから陣馬高原下にむけてのダウンヒルは、坂が急すぎるし、道路も洗い越しの水でウェットな場合が多いから、楽しくないと思っていたけど、今日はちょっとスピードを出してみた。しかし、これくらい急だと、もう少しブレーキの制動が効くともっと楽しめるかなと感じたので、いずれ対応すべき課題としておこう。
それで、陣馬街道から美山通りに戻って、高尾で、朝寄ったダイエーにまたよって甘い大福と微糖のラテを買って店の前でいただく。日本型GMSは自分が一番好きな店なのだ。アメリカのカテゴリーキラーのようなだたっ広い店舗は落ち着かぬ。いろいろな分野でそこそこの品そろえがあって、値段が手ごろで気楽に選べるところが好きで、かつての長津田のマルエツもそんな感じであったがスクラップされてマンションになって久しい。近所だと若葉台のヨーカドーがそんな感じであろうか。そういう地域のコミュニティに親しまれる店が好きなのだ。なんでもかんでもハゲタカのアマゾンや楽天で買うのはやめよう。
なんてことを考えてから、ちょっと道を外れて漕ぐと、お寺の境内に見事なしだれ桜があったので写真を撮る。

あとは淡々と町田街道を漕いでから高ヶ坂のところで曲がって、恩田川沿いの桜の花をゆっくりと見物しつつ帰ったのであった。町田の中心街に近づくと路面が濡れていたので、にわか雨が降ったようだ。当方が漕いでいるときに当たらなかったのは幸運であった。ちょっと急いで帰ったのは、桜並木見物のため日が暮れぬうちに恩田川沿いに入りたいと思ったからであったが、17時前でもまだ十分明るいから、いつの間にか日が長くなったようだ。昼間の長いうちに走るべきところに走りに行くことが今年の目標なので、そろそろ次のプランを考えることにしよう。
しばらく天気が悪い日が続いたので、平日に休んで走れて良かったですね。週末と違って郊外は車も人も少なくてひっそりしていたことでしょう。
小津に学校があったんですね。知りませんでした。Garminマップを参考にしてGoogleストリートビューで辿りましたが分からず、地形図の今昔マップで文マークを見つけて場所が分かりました。今度僕も行ってみます。
こんにちは。小津に学校がかつてあったことは、わたしも知りませんでした。道を漕いでいて、ちょっと山側に高い桜の樹がかたまって咲いているのにつられて、見つけました。小津薬師を案内する看板を見つければ、それに従って右折して、Y字路を民家のほうに左折したところにある坂を上がったところにあります。
明日はくもりと出ていたので、晴天の今日出かけてきました。夕方に団地の用があるので早めに帰宅するため、巌道峠を中心にまわってきたのですが、秋山大橋をわたったところと、巌道峠の坂の途中でクロモリ自転車のみなさんと遭遇しました。おそらく堂平山の集中ランをされた方々だと思います。その姿を見て、やっぱり旅の感じの自転車やスタイルは、いいなあと思って帰ってきました。
秋山大橋を渡った所で出会った方々は堂平山集中ランの主催者taboomさん達だったようです。Instagramへ載せていましたので、ぱぱろうサンのことを教えてあげました。先方も もしや と思っていたそうですよ。詳細はブログで書いてくれると思います。
2週続けて土日の天気が悪かったですね。旅の途中で雨の中走るのは仕方がないですが、日帰りツーリングはわざわざ雨マークの日に走りに行こうとは思いませんよね。
晴天の平日に走りにでかられて気持ち的にもスッキリしたことでしょう。山方面は平日ならいつも以上に静かでしょうし。
私は金曜の花曇りな日に息子と鎌倉方面を走りましたが、平日なのに人が多くてゲンナリでしたよ。全国旅行支援が使えるので春休みの子供を連れた家族づれがとても多かったです。
そして卒業旅行と思える若者グループの姿も。
現代の考えとは逆行するかもしれませんが、結婚は家族を持つ=子供を育てる事だと思っています。その子供たちが巣立っていくことは喜ばしい反面、家族の柱としての役目を終えようで寂しさを感じるでしょうね。
今頃、ピザで一杯でしょうか!? 休肝日をそれだけ設けているのは凄いですね。身体にはとても良いことだと思いますよ!!
こんばんは。やはりそうでしたか。あのように大所帯で走る方々を見るのも久しぶりでしたが、それのたいはんがスチール自転車であったのはちょっと驚きでした。サドルバッグにオーストリッチらしいのをつけている方がいて、ぜひ腿に当たらないかどうかぜひ伺いたいと思ったけど、通りすぎてしまいました。あのあとみなさんはどこに行かれたのか興味があります。ぜひブログの記録を拝見させていただきたいと思っております。
こんばんは。金曜日、うちの嫁はんが、こちらにいらした義理のご両親といっしょに鎌倉見物をしていました。鶴ケ丘八幡宮あたりはたいへん混雑していたけど、北鎌倉あたりはそれほどでもなかったと申しておりました。あとは、諸外国のひとがだいぶ多かったといっていました。そういう点では、疫病がようやく落ち着いてよかったと感じています。
わたしのところの娘も息子も出ていってしまったけど、それぞれ左程遠くに行っていないし、いまは文明の利器としてラインやらオンラインやらですぐにバーチャルだけど顔をあわせられるようになっているのは便利な世の中になりましたね。そういいつつ、今秋は息子が帰ってきていますが、相変わらずスマホとにらめっこしています。
あのあとピザを買いにいこうとした途端に雨が降ってきたので、仕方がないので傘をさして長津田の店まで歩いて往復してきました。ピザですが、どれもコレステロールが高そうでどうしようかなと迷ったのですが、トマト味のマルガリータというのがあったのでそれを買ってきました。シーフードは見つからなかったけどどこかにあったのかしら。そして18時からビールと葡萄酒で久しぶりにいっぱいやっていまはいい気分です。でも明日からまた禁酒に励みたいと思います。

