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20回目の和田峠(見晴しドライブインへの旅)

1.コース

自宅-小津-上案下-和田峠-吉野-見晴しドライブイン-旧甲州街道-上沢井-和田-醍醐林道-陣馬街道-八王子-御殿峠-尾根緑道(戦車道路)-町田街道-自宅 113キロ

(ルート)https://connect.garmin.com/modern/activity/11933332789

2.実施日:2023年9月2日(土) 晴れ

3.実施者:単独

4.日記

 ちょっと遠乗りするつもりで、4時前に目覚ましをかけて寝たのだが、起きることができません。

 日曜日は午後から天気が崩れると予報なので、行こうとしていたコースは、また別の日にしましょう。

 それで代わりに行くべきところを思案したがアイディアが浮かばず、また和田峠へ向かいました。自宅を出たのは7時40分過ぎ。

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 町田街道を漕いでいると、しばしば後ろからロードバイカーに無言で抜かれます。集団で走るのはよいが、仲間内でおしゃべりしながら抜いていくサングラスをつけたエナメル色の服でレーパン姿の若者たち。突然次々と、驚くから、お先にとか横を失礼しますというか、せめて片手をあげるとかしてくれるとよいのに。

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 このところそうしているように、高尾のダイエーの厠を借りたあと、道中の茶菓子を求めました。

 陣馬街道と交差するところの角のコンビニに今日は寄らず、そのまま小津に進みます。いつもの様子でとくに変わった様子はないが、小津坂を上がるところにバス停の跡があることに気付いた。ここまできていたこともあったのかと思いました。その小津坂を、39×26でじわじわと踏んであがります。越えて少し下ってからちょっと景色を眺める。道路下の高台の民家の庭の木陰に椅子が置いてあって、涼しければ腰かけてのんびりしたり夕方いっぱいやるのも悪くないなあと思ってから、下りていきました。

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 陣馬高原下のバス停から、本格的な峠路となるが、いつもと比べて今日は厳しかった。というのも家で朝ご飯を食べたけど、そのあと水分以外は口にいれずにきたので、お昼近くでお腹が減って力がでないといった感じです。それに、今日もやっぱり暑いですね。こちら側の道は杉やヒノキの木陰になっていても、亀の歩みでゆっくり漕ぐと、それはそれでじわじわと汗が吹きでてきます。

 そんな風で、最初の急勾配を過ぎたあたりで、つらくて下を向いて踏んでいると、上から「こんにちは!」と女の声がしたのでしわがれ声で「こんにちは」と返事をしました。ぱっと見ただけですが、うら若くかわいらしいおしゃれロードの方でした。そういう風に挨拶してくれるとこちらもうれしくなるけど、もしかすると下を向いて漕いでいたから危ないと思って声をかけたのかな。そんなことを思いながら踏んでいくと、仲間らしい若者たちが下ってきて続いて挨拶をしてくれました。その姿からもしかすると町田街道で黙って抜いていった連中かもと思いつつ、何事も決めつけるのはいかんなあと考えながら上がっていきました。

 和田峠到着は11時20分。上案下を出たのが10時45分だから35分くらいでしょうか。距離がだいたい3.5キロちょっとだから平均速度は時速7キロを下回るくらい。徒歩よりは早いが、ジョギングのひとよりもかなり遅いといった感じでしょうか。いまの俺の脚力からして、精々30分を切るか切らないかが現実的な線ですが、しかしタイムトライアルをする気はないので、今後とも脚力の変化を見る目安としてタイムを見ていけばよいと思っています。それに苦しくても、距離は短くてもピリッと辛い和田峠上がりは、適度な運動になって気持ちがよいところです。

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 いつものように峠の碑をバックに記念写真を撮ったあとすぐに向こう側に下って、富士見台のベンチに腰掛けて行動食の羊羹をいただきました。今日もあいにく山は見えません。でも山々の間の谷から先までずっと見えるここの景色は好きですね。日向の椅子は暑いので、もうひとつ木陰のそれに移ると、動物の糞らしいの(こんなところにするのは、たぶんニホンザルだろう)が乗っかっていた。

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 そんな風に休憩してから、今日の目的地の見晴らしドライブインに向かいました。ずっと下って行って、藤野駅につながる隧道への道の1本東側を通って国道に合流します。旧甲州街道へは進まずそのまま相模湖沿いの車道を上がっていったのは、もっぱら早く昼食をいただきたいからに他なりません。その店は対向車線の側にあるので、車のこないタイミングを見計らって急いで渡ります。広場には大型トラックが2台停められていてその主らしい運転手さんたちに、もう一組とひとり、俺が入ったあとも、親子連れにオートバイのグループのひとたちが入ってきて、ふたりで切り盛りしているようですが繁盛して忙しそうでした。今日はチャーハンにミニラーメンセットを注文して、冷房の効いた室でおいしくいただきました。お土産のサンガリアコーヒーを外で飲みながら、湖の見晴らしをみたあと、徐にサドルにまたがります。それにしても、外に出てみると今日も暑い!いくら自分で暑さに強いと思っても、暑いこと自体に変わりはありません。

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 相模湖駅のほうに少しだけ進んでから、上へと折り返す道に入ります。お腹が膨れているので無理はしないと、ローギア30T×26Tで日の当たる坂を歩く速度で上がっていく。そこの中央高速のうえを渡している歩道を渡って、あらためて相模湖を見晴らしたけど見ようによってはなかなかですね。湖にかかる橋もそのたもとにあるホテルも、その奥の日連集落もリゾートエリアだといわれたら、もうちょっと涼しければそう思うかもしれません。

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 一度下ってから、先ほどと同じような急な坂を一度越えて、吉野の郵便局のほうへ下っていきます。手前で折れて、先ほどきた道に戻ったのですが、今日は時間も早いし、暑いので、一生懸命漕ぐつもりははじめからありません。ここから今日2度目の和田峠まで、下も上もずっと39×26でまわしていきました。

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 いつもは急いで通りすぎてしまう場所も、こうしてゆっくり漕ぐとまた違った雰囲気が感じることができました。木造の家を見て頚城の夏を思い出しました。木造りの家はいいね。それに広い田舎のうちもいいなあと思いました。沢井川の河原では、子供たちが水着で水遊びをしています。茂みのうえにたくさんの赤とんぼが飛んでいた。

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 上河原の小学校の手前、AMラジオが聞こえてくる謎の家を過ぎて三差路を直進すれば、入間坂の急登。それを淡々と踏んでいくと、上のほうの山肌によく行く山の辺の道が通っているのが見えます。やがて和田のバス停が近づくと、写真ではわかりにくいのですが、そのずっと先のうえのほう、山と山の境目の切れ目がこれから行く2度目の和田峠に違いありません。こんな暑いなかまた行くのかと思われるかもしれませんが実は見た目ほど遠くなく、ここから30~40分で上がることができます。なので、それほどのことはないのです。

 午前の上りは、途中のハイキング道の分岐からずっと12%以上ありそうな坂が連続していますが、こちら側だとそんな箇所は、この先、和田の浄水場の手前とその先の直線箇所、それに最後の大カーブを曲がって東に向かう峠につながる肩の道とりわけ富士見台から先に限られていて、それ以外は傾斜が緩むから、段を下げなくても慌てないようにすれば着実に進んでいくといった印象。でも暑いからでしょうか、下りも上りも俺以外に自転車乗りとは出会わずに、今日2度目の峠到着14時24分。先週ここを訪れたときに、茶屋でコーヒーを飲んでいたマウンテンバイカーの方の様子がどこか余裕があって優雅に見えたので、実は俺もそうしようと漕いできたのですが、夏休みも終わってお客さんが少ないせいか茶屋は閉まっていてその目的は果たせずちと残念。汗を拭いているおじさんのロードバイカーの方にちょっと挨拶してからすぐに醍醐林道のほうに進んで行きました。

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 急勾配の連続する和田峠は苦しいから、なるべく早く上がってしまいたいと、このところ上案下からのルートを選ぶことが多いのです。醍醐林道のほうは、それに比べて距離が長い分坂のきつい箇所は限られているものの、時間がかかってしまうので。

 そう書きつつ、ほんとうかと思って、(い)陣馬高原から和田峠、(ろ)醍醐林道入口ゲートから和田峠、(は)和田(八坂神社)から和田峠の平均勾配を計算してみたところ、

  起点(高さ)    頂上(高さ)   標高差   距離   平均勾配

い)バス停 (341m)和田峠(698m)357m 3.5キロ 10.2%

ろ)林道入口(383m)和田峠(698m)315m 4.8キロ 06.6%

は)八坂神社(370m)和田峠(698m)328m 3.9キロ 08.4%

となり、単純計算上は陣馬高原バス停からの上りがもっとも急だというのは予想どおりですが、醍醐林道よりも和田からのほうが平均すると傾斜がきついというのは、ちょっと意外な感じがしなくもない。でも踏んだ自分の感覚でいうと、(い)、(ろ)、(は)の順番だが、(ろ)と(は)は僅差で、ときにより醍醐林道が上がるのに一番楽と思うこともあります。まあ平均勾配の値もスタート地点をどのようにとるかで変わったり、平均するとそうでも、部分的な箇所で比べた印象も入れれば、違った結論になるのかもしれません。

 それはさておき、そういうことで久しぶりにこの道を通ったのですが、過去の台風被害からの復旧できれいな道だとの印象でしたが、今日通った感じでは、路上に岩くずや枯れ枝がたまっていたり、部分的に小規模ながけ崩れが見られるなど、少し荒れた印象でした。できるだけ静かに下るようにしたけど、実際に小石が上から落ちてきた場面もあったので、通行するにあたってはいろいろと留意が必要なようです。

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 最後のゲートの手前、でっかいシェパードを連れて散歩する人が歩いていて、急に横を通ると犬がびっくりしてとびかかってくると嫌だと思いつつ、ベルを鳴らすのも失礼かと思い、わざとタイヤで枯草を踏んで音を立てるようにすると、ひとは気が付かなくても犬のほうはちらっとこちらを振り返って存在を認めたようです。体躯はでかいが、とびついてくるような獰猛なやつではないようでした。

 そんな風に下りてきてから、醍醐川沿い、最奥の集落の中の道をゆっくりと流して進みました。暑くても、落ちている毬栗の毬はまだ緑色で触ると痛いが、なかに実っている栗と空の高さに秋を感じます。このあたりの大きな家も空き家らしのが目立つようになったとの印象です。茅葺屋根もだいぶ朽ちてしまっているようでした。

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 道端にある石像に挨拶をして、盆掘林道の入口を瞥見してから小学校の先のT字路に至ります。そこから先は、トップギアにして陣馬街道を下っていきました。石像やお寺を見たから「坊さんごっこ」の歌をうたいながら走ったけど注意散漫にならないようにしないといけません。途中のローソンで休憩、水筒の水はとうに空になっていたので、冷たい炭酸水とフタバのサクレモンをいただいて体を冷やしました。そこの手水場の小水の色は真っ黄色、それほど喉が渇いていないと思っても、からだの水分は蒸発して尿が濃縮されるようですから、健康のためにも水分補給は大事ですね。

 そのあと、先週同様に八王子に出てから、御殿峠と尾根緑道(戦車道路)を経て、スーパーに寄ってから自宅に戻ったのでした(17時46分)。昼間は暑いが、夕方になると涼しく感じられるようになりました。

 ということで、これで今年になって累計20回目の和田詣でとなりました。それで、自宅発ですともうだいたい行けそうなところは行きつくしたの感がなきにしもあらずですが、いま見た国土地理院の地図に、昼過ぎに見た相模湖の橋を渡ったあたり、ちょっと奥まったところにも集落(勝瀬橋の奥、青田)があったりするから、ほかにもそんな場所を見つけて尋ね歩いて(走って)みるのもよいかもしれません。


Commented by ぶとぼそ at 2023-09-08 11:41
こんにちは。
この土曜日も暑かったですね。2時間ほどご近所散歩しましたが、歩きより自転車の方がマシだなぁなんて思いながら歩きましたよ。
確実に朝晩は涼しくなってきましたよね。日暮れが早いのは困りますが。
昨日境川で後ろから強引にロードに抜かれました。スピード感覚が違うとはいえ、公道でのマナーに欠けるサイクリストが増えすぎましたね!!

醍醐林道、まだ荒れた感じではありますが、問題なく通行できるようになったんですね。八王子側からの上りにしか使ったことがないですが、県道側よりも醍醐林道の方がラクに走れる印象のままです。今秋は時間とって走りに行こうかな。
Commented by paparouh at 2023-09-08 16:59
> ぶとぼそさん
こんにちは。暑いは暑いのですが、いろいろなところに秋の気配を感じますね。いまに田んぼのあぜ道に彼岸花が咲くことでしょう。季節の移ろいは早いものです。日暮れもそうですね、つい最近まで明るかったのに、もう夕方6時を過ぎると少し暗くなって、秋の虫の声が聞こえてきます。
自分は、進行方向に進む自転車を横に抜くことは、遅いのでめったにありませんが、たまにそんなときがあるときは、片手をあげて道を譲ってもらったことのお礼の気持ちを伝えるようにしています。どこまでがマナーでマナーでないのかは、判断がわかれるのでしょうが、抜いていくときに「お先に~」とか「こんちは~」といわれる方もいて、そういう場面はとても気持ちがよいと思います。
醍醐林道につきましては、下も上もどちらも一応ゲートはありますので、注意書きを読んだうえで通行は自己判断でということになると思います。決して楽な道ではありませんが、こちらのほうはあまりヒルクライムの方はこないので、マイペースでのサイクリングた楽しめると思います。
by paparouh | 2023-09-04 22:06 | 東京地方 | Comments(2)

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