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帆布のフロントバッグのランドナー

1.コース

自宅-境川CR-藤沢-江ノ島海岸-鎌倉-朝比奈町-県道22-泉-瀬谷-自宅 79キロ

(ルート)https://www.strava.com/activities/11916710991

2.実施日:2024年7月18日(木)晴れ

3.実施者:単独

4.他:チェーン交換後走行距離概算640キロ

5.日記

 ランドナーに乗るベテランのツーリストにとって、荷物の持ち運びはフロントキャリアにフロントバッグをつけるというのがオーソドックスなのでしょう。

 自分もかつて自転車趣味を復活させて、当時からすでに品薄になっていたランドナーをみつけたのと同時に、オーストリッチのフロントバッグを買いそろえたのでした。

 しかし、あまりよくないと感じ、2度ほどサイクリングにつかったきりになりました。

 自分のランドナーは、フロントキャリアとハンドルとの高さの差が大きめのため、フロントバッグはドロップハンドルのバーにバッグについている2か所のベルトを括り付けなくてはいけないから、おのずと大型のサイズにしなくてはいけないようでした。

 そうすると、1日程度のサイクリングだと、バッグの保管スペースに余裕がありすぎて、なんというか収まりが悪いという印象です。

 また、フロントキャリアに、バッグの底についているベルトをまわして固定するのですが、これももうひとつ安定しない感じでよくありません。

 一番のデメリットは、ドロップハンドルの手前のバーをベルトで固定するから、そこを握ることができなくなること、それに、荷物を前に集中させるからハンドル操作が重たくなる。

 なので、以降はモンベルのフロントバッグをサドルバッグとして使い、それに収まりきれない荷物は、オーストリッチのランドナー用輪行袋の外袋(少年のときに使っていたものが残っていた)にいれて、それをフロントキャリアに括り付けて荷重を分散させるようにしていました。

 そんな風にしてこれまでサイクリングをしてきたのだけど、一度取り換えた外袋もかなりくたびれてきたし、ふと、見た目もあまり恰好よくないと思って、それこそ十数年振りに当時のフロントバッグを出してきて、ランドナーにつけて出かけてみたのでした。

 それで思ったのは、確かにバッグの安定感はもうひとつと思うものの、「こんなもんだ」と割り切ってしまえば、とくに不満はないように思いました。ドロップハンドルの手前を使えないのは不便ですが、リラックスするときのポジションはバーの肩のところを握るようにしました。

 メリットとしては、荷室に余裕があるから、出先で買ったものを携行するときや、お土産を持ち帰るのに便利ですね。実際、今回試しに江ノ島のほうにでかけたのですが、途中ヤオコーに寄って、ヤオコーどら焼きとパンを買って、フロントバッグにしまって移動して海辺でいただいたのでした。ついでに、江ノ島名物の羊羹かたこせんべいか何かを買って戻ろうかと思ったけど、とくにその必要もないかと思ってそうしませんでした。

 あと思ったのは、やっぱりランドナーには帆布のフロントバッグが似合いますね。

 荷重が前に集中しますが、サドルバッグよりは位置エネルギーが低いのでペダリングに対する影響はそれほどないのかもしれません。

 そういう風で、2台目のロードをそろえたので、長距離ランはそちらにまかせて、ランドナーはポタリングや宿泊をともなうツーリングに役割分担をするつもりなので、今後フロントバッグを使うことにしようと思いました。

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 ランドナーを出したのは、6月22日以来。ひと月ぶりにサドルにまたがった印象は、ぜんせん悪くないといった感じでした。

 スチールフレームは重たいけど、反応がダイレクトだから、漕いだ力がロスしないで推進力となって前に進むと思いました。対して、カーボンのプラスチックフレームは、立ち上がりははやいけど、スピードを維持するためには、一生懸命漕ぎ続けないといけない。クロモリのランドナーは重たいけど、スピードにのればそれが推進力に変換してどんどん前にすすむし、重たいから坂が苦手というとそういう感じもなく、ちゃんとペダルを踏んでいけばよほどの坂は別として段を落とさなくても上がれます。それは、ある程度の脚力が前提とはいえ、フレームの剛性によるのかもしれません。軽いほうがメリットがあって、フレームもホイールもカーボンにかえても、漕ぎ味がすかすかだとあまり楽しくないような気がしますね。自転車は奥が深いと感じました。


Commented by ぶとぼそ at 2024-07-21 10:12
こんにちは。
自転車にはそれぞれの味と魅力がありますから、その自転車に見合った走り方をさせることが楽しさを維持できるんだと思っていますよ。
ランドナーにはフロンドバックが似合っていますよね。私も同じオーストリッチのフロントバッグをずっと使い続けてきましたが、日帰りサイクリングだと大きすぎますよね。
もっと小ぶりなもので良いのですが、そうすると自転車の見た目のバランスが今ひとつ。悩ましいですね。
最近は同じオーストリッチのサドルバッグの方が出番が増えました。
Commented by ものぐさ at 2024-07-21 12:11
こんにちは。
帆布フロントバックが装着されるとランドナー感がグッと上りますねえ。色合いもバッチリ決まってます。ハンドルへの取り付けにはriko パパ氏お手製の”簡易型フロントバックサポーター“で解決しそうです。
私は21歳でロードをに乗り始めたのを機に、此からはザ.ランドナー的な乗り方はしないだろうと帆布のフロントバックは捨てて仕舞い、軽快に日帰りサイクリングのみと考えて、ブリヂストン製のナイロン?生地中型フロントバックに替えました。薄茶色で革のアクセント、後ろポケットはファスナー式。取り付けベルトもポリ製フリーストップ式。ワイルダムでも無くてネット上でも同じバックは見当たりませんが、使い勝手が良く今もポタリング車で愛用しています。
Commented by paparouh at 2024-07-21 22:05
> ぶとぼそさん
こんばんは。ランドナーは、腹八分目、オールマイティーでどんな乗り方をしても、期待に応えてくれるよい自転車だと思います。ロードバイクブームのながれのなかで、一時期復活しそうな気配がありましたが、定着しなかったのは残念でした。
オーストリッチの帆布のフロントバッグは買って二十年ぶりにひのめを見ることができてよかったです。サドルバッグにしてもよいのですが、オーストリッチのは腿の後ろに当たるのが気になるんです。キャリアをつけると重くなるし輪行のとき邪魔になりそう。
Commented by paparouh at 2024-07-21 22:27
> ものぐささん
こんばんは。ありがとうございます。おっしゃるように、かつては帆布以外に軽い素材を使ったフロントバッグがあって、開閉も素早くできるのが今もあればよいのですが、ランドナーに合いそうなフロントバッグはあまりないようですね。まあ本体のランドナー自体が絶滅しそうな時代だから仕方ありません。
三連休、大阪の実家に帰った際京都駅に寄りましたが、外国人の方をはじめとして、ツーリストで大変混雑しているのを目のあたりにしました。市バスも満員でなかなか乗れなくなっている由、市内に住んでいる方はたいへんでしょうね。
むかし京都の学校に通っていたけど、当時とは様変わりのようです。あんな調子だと困るから市なり府で対策を講じてほしいですね。
Commented by INTER8 at 2024-07-22 12:42
こんにちは。
やっぱりランドナーにはフロントバッグが似合いますね。
旅行用の自転車とバッグは一体であるべきもの、とはよく聞きますが。市販のものは一体にはなりませんね。キャリヤはフレームに付いていて、フロントバッグを取り付けるハンドルまでの高さは人それぞれです。サドルバッグもしかり。高さ調整できるフロントバッグサポーターが何故作られないのでしょうね。これで一発で解決するのに。
Commented by paparouh at 2024-07-22 19:58
> INTER8さん
こんばんは。ランドナーにフロントバッグが似合うという感覚は、われわれの世代でおしまいのような気がします。そういうのがよいという奇特な若いひとはいるでしょうが、大部分は理解できないのではないでしょうか。それでも、帆布のバッグとランドナーは似合うといいたいですね。
確かに、フロントキャリアとハンドルの位置はさまざまであるはずなのに、フロントキャリアに固定するフロントバッグのバックルの位置が決まっているのは合理的ではないですね。でも当時はそんなのが当たり前だったところ、その不便に気が付いていろいろ工夫して今日の自転車用バッグがあるということなんでしょう。その際、むかしのノスタルジーの浸るのか、がんばっていまのトレンドについていこうとするのかが、老若の境を分けるのではないかと思ったりしました。
by paparouh | 2024-07-20 11:58 | 神奈川県東部 | Comments(6)

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by ぱぱろう
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