ダボスオールロード1周年の印象―装備面を中心に―
2025年 03月 18日
去年の3月21日に新しい自転車(ダボスオールロード)がきてすぐコロナに罹りました。


先週の土曜の夜から、喉に違和感を感じはしめ、翌朝寒くて起きられず、昼過ぎに体温をはかったところ38℃でした。
ただの風邪ではないいやな予感がしたので、休日も診てくれる近所のお医者さんに電話して診察・検査を受けた結果、コロナ陽性との判定でした。
処方していただいた少々お高い薬を飲んで家のなかで過ごしているところ、平熱に戻りましたが喉が痛いのと咳が出ます。
混雑する通勤電車では用心してマスクをつけるようにしていたのですが、どこでウィルスを拾ってきたのでしょうか。かかってしまったのはしようがないので、せめて後遺症が残らないことを願いたいです。
それにしても、自転車がきたときと、そのちょうど1年後に、同じ病気にかかるとは、偶然とはいえ変な感じですね。
さて、そんなことは置いといて、1年間乗ってきた新しい自転車の印象を、装備のことを中心に書き留めておきたいと思います。
プロの自転車屋さんからみると「いまさらなにいってんだ」という感じでしょうが、「むかしの自転車」しか知らなかったいちサイクリストが新しい領域を体験した印象を書いたまでなのでおゆるしいただきたいです。
(1)スルーアスクル
クイックリリースでなく、ネジ棒でタイヤをはめるのは、ディスクブレーキのローターがパッドに接触しないようにするため、より厳密に固定する必要があるからのようです。当初は、クイックのようにワンタッチで作業できず手間がかかると思ったのですが、ある程度やりなれてしまうと、ネジのほうが勘合をしっかり確認できる安心感がありますね。また、とくに後輪のタイヤをはめる際、フリーホイールにチェーンをひっかけながらローターをパッドにはさむ作業がひとりでうまくできるかどうか心配したのですが、これも何度か繰り返すうちにコツを覚えたようです。
(2) 輪行
前輪・後輪を外して輪行袋に収納する作業がわりと楽です。ランドナーのときは、前フォークを抜いていたのですが、後日装着したオールロードの泥除けは、後ろはランドナーと同じように半分割方式で、前はショートガードになっているので、前後のタイヤを外してフレームの左右にしばることでなんとか輪行袋に収めることができました(袋への収納といった点ではコンパクトなランドナーのほうが楽。フォーク抜きも思うほど難しい作業ではないから、一長一短ですね)。袋の大きさはどうしてもランドナーよりも大きくなってしまいますが、これまで以上になるべく空いている車両を選ぶようにしています。あと、タイヤをつけていない状態でブレーキレバーを握ると、押し出されたパッドが戻らなくなってしまうそうなので、ダミーのパッドをはさむことを忘れないようにしています。ただ、これの挿し方が一発で決まらないことが多いので、はやくコツをつかみたいです。
(3) 手元変速
ずっとダウンチューブにつけられたWレバーを使ってきたのだけど、うまれて初めて手元変速(STIレバー)を操作するようになりました。その前まで、ブレーキレバーの内側と外側を左右に動かして変速するってとても変!と思っていました。しかしこれも慣れてしまうと、手をしたに動かさずに段を変えることができるのはすごく便利で楽だと思うようになりました。両方どちらのレバーをどちらに動かせばよいのか最初頭でなんとか理解していたのですが、すぐに体で覚えることができました。また、オールロードに乗っても、段を変えるとき当初無意識にWレバーの場所に手がのびたのですが、そのようなことはなくなりました。今日にいたっては、変速方法も紐引きからワイヤレスに変わりつつあるようです。俺の自転車もいずれそうするときがくるのかどうか、懸念点もあるし高いのでいまのところそのような投資を予定していません。
(4)アヘッドステム
現代のスポーツ自転車のステムはフォークを鷲掴みするようになっていることさえ知りませんでした。根本をリングで固定する従来のステムとくらべてどのようなメリットがあるのか存じませんが、最大の懸念点は、見た目の美しさの観点からアヘッドステムを固定して上にはみ出たフォークコラムをカットしてしまうと、そのサイズがあわないといって後戻りできないことでした。組んでいただいたルナサイクルの店主さんからも、再三そのようにいわれていたのですが、付属のスペーサーを2枚かますことで、ランドナーと同じポジションになることがわかったので、思い切ってはじめからそのサイズでカットしたのです。その結果、幸運にも腰や背中が痛くなるようなことがなくてよかったです。それで、一度ヘッドにガタが出たので、ルナサイクルに持ち込んで調整してもらいつつやり方を学ばせていただいたのですが、メンテの順番を間違うと意味がないということと、ガタの有無についての判定もうまくやる必要があるということがわかりました。そのあたりについて解説する動画もアップされているので便利な世の中になりましたね。
(5) ディスクブレーキパッド
リムブレーキだとシューの減り具合が一目でわかるのに対し、油圧ディスクはどういう仕掛けがよくわかっていませんが、パッドが減ってもそれに応じてローターとの距離が調整されブレーキの引きしろが変わらないらしいから、いまどれくらいの状態なのか都度よく確認する必要があります。それで、前ブレーキのパッドを一度交換し、後輪のブレーキパッドも開けてみたのですが、思ったほど減っていないのでそのままにしています。交換作業自体は、落ち着いてやればとくに難しくなく、かえって音鳴り防止のためのトーインの確保が必要なカンチよりも楽でした。ただ、パッドの「持ち」がどのくらいなのかまだ経験的にわかっていないので、そのあたりは引き続き注意してみていきたいと思います。
(6) タイヤ
700×38Cのチューブレスレディ(グラベルキング)にしました。はじめは不慣れだからチューブを入れますかと提案もいただいたのですが、はじめからシーラント入・チューブレスにしました。最初はそのよさが実感できなかったのだけど、乗った回数・距離に応じてわかるようになった気がします。前2.8、後ろ3.0の空気圧の太いタイヤは乗り心地がよいですね。太い分転がらないといった印象はありません。しかしこれまで細いタイヤの自転車に乗ったことがないから実際のところ比べてどうなのかわかりませんが、この点は新しい自転車でもっとも満足している点のひとつです。ダートや荒れた舗装路の多少の凸凹も注意して走れば振動を吸収して身体にダメージを受けません。太タイヤはヒルクライムではハンデだという向きもありますが、むしろ斜面に対するグップ力が増すからそれほどでもないかもしれませんね。そしてダウンヒルの爽快さは最高です。
(7) シーラント
チューブレスレディタイヤの空気漏れを防ぐために、シーラント液を入れるというのはどういうことなのか最初さっぱりでした。はじめはショップにいれてもらって具合よく転がっていたのですが、だんだんと後輪の空気の抜けがはやくなりました。所定の空気圧にしても3日後にはその2/3くらいまで、1週間後には半分くらいに抜けるから、「チューブレスタイヤというやつは、空気が抜けるタイヤなんだ。めんどくさいなあ、これだったらチューブにしたほうがましかも」と思うようになりました。とうとう、ツーリングの最中にタイヤがぺちゃんこになって、その原因が何なのかわからないまま、空気補充もできず輪行して家に戻りました。それではじめてタイヤを外したところ、シーラントは空っぽな状態でびっくり。それであたらしくシーラントを補充したのですが、安全をみて60mlとたっぷり目に足したのです。その結果、それ以降時間がたっても空気が抜けなくなったので、おそらく初期の空気抜けは、補充した液の量が少なすぎたのではないかと思っているところです。リムの内幅は広めの25ミリで、タイヤも38Cだから、マウンテンバイクなみに補充しないとダメなんだと理解しているところです。ちなみに、シーラント不足による空気漏れ以外に、パンクに見舞われることはこれまでないので「(適切にメンテしたチューブレスレディタイヤは)バンクをしないことはないが、しにくいのは確か」なのは本当だと思います。
(8) タイヤ交換
そのあと、時間がたってからシーラントも減っただろうと、バルブコアを取り外して空気を抜いてから、試みにふたたび空気をいれようとしたところ、全然空気がたまらずにすかすかになってしまいました。その対処としていろいろと試行錯誤した結果、エアータンクを通して圧縮空気を送ったところ無事ビートがあがりほっとしました。このことから、マビックのオールロードとグラベルキングの組み合わせにおいては、タイヤが新品のときはフロアポンプのみで空気が補充できても、時間がたつとコンプレッサーやエアータンクなしには難しいことがわかりました。ただ、これまで1回しか経験していないので、この次もまたうまくいくかどうか半信半疑です。このあたりは、まだ改良の余地がありますね。不確定要素をクリア―した製品を開発すればきっと高く売れるのではないでしょうか。
(9)セミ 内装ケーブル・油圧ブレーキの油
これらはこれまで一度も触っていないところです。ケーブルが外付けだとワイヤーのほつれがすぐに見つかります。内装なので外装よりもストレスが少ないゆえ、くたびれるスピードは遅いのかもしれないが、永久に使えるというわけではないから、チェックの方法や交換時期について定見をもっておいたほうがよいと思っています。油圧ブレーキオイルも、ネットをみると定期交換をすすめているようですが、ここなども油が古くなるとどうなるとかさっぱりわかっていません。なお、自転車がくる前、変速ケーブルが内装だと反応が渋いのではないかとひそかに懸念したのですが、そういうのは全然なくてその点では安心しています。
(10) ペダル
これだけはビンディング方式にしないで、三ヶ島のシルバンストリームネクストというフラットペダルにトゥークリップにしています。これはよいです。三ケ島ペタル最高です。よく回転します。靴底とペダルがきちんとフィットします。遊びもある程度あるがシビアに調整もできます。漕ぎはじめ片足クリップをつけて、もう片足は最初クリップなしの面を踏むのだけど、その時も表面のギザギザが靴底をロックして無駄がありません。ペダルの面積も広くてしっかり踏めるから力の伝達にロスがありませんね。試みにそばにあるペダル本体を手で勢いをつけてまわすと、結構回転するし、回転しなくなっても長いこと前後にゆらゆら揺れています。軸とペダルのスムーズな回転力は三ヶ島はトップクラスではないかと思います(これも余所をしらないから本当のところはなんともいえませんが)。
(11)オリジナリティ
フレームはダボスのネオスポルティーフでコンポーネントはシマノの105中心、ホイールはマビックのアルミのオールロードSでタイヤはグラベルキング38C。これらを中心に他のパーツの一次選定はショップに任せて話し合ってできた一台。それに途中から専用のフェンダーを装着して、重量は重たくなり、部品も汎用品で月並みだけど、自分の走りに合ったオリジナリティのあるオールロードに仕上がったと満足しています。色も当初スペシャルカラーの濃い緑にしたかったのだけど、結果として薄い緑の色調になったのですが、これはこれで飽きのこない落ち着いた感じで気に入っているのです。走りもそうだけど全体の雰囲気もよくて恰好よい自転車と自己満足しています。

ほかにも、いくつか装備の点で不明な点がありますがきりがないのでいったんこれくらいにしておきます。
またコロナに掛かってしまいましたか、あの喉の痛みは強烈でしたから、早くよくなるといいですね。
ダボスも一年経過しましたね。旧来のランドナーから最新のオールロードへお初の部品だらけでしたが、ぱぱろうサンにうまくフィットして良かったです。走るのが楽しい人達には今のパーツは満足ゆく物ですよね。僕も積極的に取り入れて行こうと思います。
こんばんは。ふつうの風邪ではないような感覚(喉の痛み)があって、うすうす一年前のコロナに似ているなあと思って心配になり、休日診療しているところで診てもらったところそのとおりでした。熱は下がりましたが、頭痛がするのと、喉がまだいたくてときどきしつこい咳が出るから困ったものです。
8さんがケルビムリカンベントを完成させてから半月あとくらいでしたね。あたらしい自転車はわからないことだらけで不安が多かったのだけど、ブログに書いたようにだんだんと様子がわかってきて、それなりに使いこなせるようになってよかったです。そういえばコンチネンタルタイヤは外してしまわれたのでしょうか。シーラント入りタイヤはパンクしにくいというのはほんとうのことなのかと最近思っています。タイヤ交換のストレスがないのであれば、チューブレスタイヤもおすすめしたいですね。
何と、再びコロナに感染してしまいましたか。毎日人混みの中を通勤されているので仕方がないのでしょうが、悩ましいですね。
もう状態は改善された頃でしょうが油断なさらずに養生してくださいね。
新しい機材への不安は払拭されたようですね。古典ランドナーとは何もかもが違いますから買う前にあれだけ躊躇されたのも仕方がないことですが、慣れてしまえば何のその。もう手放せない相棒になってくれたようですね。
こんばんは。コロナのお見舞いありがとうございます。
コロナについて特別な対応をしなくなって、それで新聞もテレビも話題にしなくなったからもう克服した流行病のような印象ですが、そういうことはなく山と谷はあれどいまだに続いているようですね。わたしは生まれつきコレステロールが高いことに加え、今年から60代になったため、お医者から基礎疾患があるし年齢的にも要注意だから医者が休みの日に何かあったらここに電話してと別途連絡先を案内されました。1年前と違って要注意対象者になったのか!と思いました。日頃から運動しているからコロナなんかで呼吸がしんどくなるとかそんなことになるわけないよと思いましたが、ひと様に移すといけないのでおとなしく家にこもっていました。そうしていまは回復して今日サイクリングに出かけてきた次第です。
いまのロードバイクは、いろいろと「進化」しているようで、若いときから親しんだランドナーとはおっしゃるように違う部分が多いのではじめ戸惑いましたが、だんだん慣れてきたようです。ただペダルだけは、三ヶ島のフラットペダルにトゥークリップですね。固定式とくらべてどうなのかわかりませんが、わたしの走りにはこれで十分というか三ヶ島のペダルはすぐれものだと感じています。
オールロードをモノにするプロセスの振り返り、興味深く拝読しました。良いものを積極的に取り入れることはサイクリスト寿命を延ばす上で大事ですよね。つい先日も極寒の峠の下りで手がかじかんでサイドプルブレーキの操作が怪しくなり一時停止し、ディスクブレーキならこんなシチュエーションでも走り続けることができるのではと思ったものです。
で、実は私もこの春新しいタイプのツーリング車を作ることになりました。戸田橋サイクルワークスのビルダー田村氏が6月のJapan Bike Techniqueコンテストに参戦するワンオフ物のエントリーバイクで、私自身もライダーとして同コンテストの規定ヒルクライム・グラベルラリーに出場します。その製作過程は拙ブログで共有したいと思いますので、ぜひご意見いただければと思います。
こんばんは。インフルエンザの季節になるとワクチン補助が出るので、打つひとが多いのですが、これまで風邪にかかったことなどほとんどないので、ほったらかしにしてきたのです。しかし去年はコロナにもインフルエンザにも罹ったし、1年後もまたコロナに罹ったということは、おっしゃるとおり運のよしあしということではなく加齢にともない体の抵抗力が落ちてきているのかもしれません。帯状疱疹は、とても痛いそうですね。それに対するワクチンは甲乙あって、できれば効き目がよくてより安全なほうを選ぶべしとどこかで読むか聞くかしたのですが、あいにくわが横浜市は補助ゼロなので躊躇してしまいます。それでどうするかおいおい考えようといっているうちにまた罹ってしまうのかもしれませんが、austintexasさんがされたように罹ったらすぐに医者に飛び込めば軽傷で済むかもしれないと楽観視したりしていますね。優柔不断、決断力がなくて先延ばしばかりのようです。
コンテストに出るためのバイクづくりそれに出場までされるとのこと、すばらしですね。このコンテストのコースはたいへんシビアなんですよね。おまけに実施が6月となると天気も気になって自分なら尻込みしそうです。実施してよい成績を納められるまでのプロセスが興味深そうです。ぜひ参考にさせていただきたく存じます。

