事故現場検証のあと和田峠(追伸あり)
2025年 09月 08日
1.コース
自宅-拓大正門-町田街道旧道-美山通り-小津-力石峠-陣馬高原下-和田峠-沢井-甲州街道旧道-見晴らしドライブインー千木良-大垂水峠-高尾-南大沢-多摩センター-小野路-鶴川-緑山峠-こどもの国-自宅 103キロ
(ルート)https://connect.garmin.com/modern/activity/20307110250
2.実施日:2025年9月7日(日)晴れ
3.実施者:単独
4.他:ODO9746キロ(うちチェーン交換後1971キロ)
5.日記

去る8月30日(土)、大学病院で3回目の診察。「もうギブスはつけなくてもよいし、ここに来なくてもよい」といわれ、右手につけていたそれは病院に置いてうちに戻りました。あとは近くの整形外科で診てもらうようにとのことだったので、ダメ元で自転車に乗ってよいかと伺ったところ、「勧められません。なにかあったら責任もてませんよ」と若い先生にいわれてしまいました。
骨折した右親指は掌のなかに曲がるようになってぶらぶらさせても痛みはないが、指圧をかけるとちょっと痛いといった感じ。その日の自転車仲間との夜の飲み会の翌31日にあわよくば自転車ででかけようともくろんでいたのだけどあきらめました。


9月1日(月)、診察券をもっている整形外科を訪ねて聞いたところ、あと1か月はリハビリ期間が必要といわれました。でも自転車に乗ってはいけないとはいわれなかったので、週末7日(日)にでかけたのでした。
久しぶりの和田でしたが、「こんなにきつかったのか」と思いました。事故を起こしたのが8月3日ですから、1か月ちょっと乗らなかったのだけど、その間体力低下予防のために、軽めのエアロビクスや手に関係のない筋トレのスクワットなどしていたので、前と変わらないだろうと、とりかかりました。序盤の緩斜面は前とかわらず「いい調子」と心のなかで喜びながら漕いでいったのですが、ハイキング道との分岐手前の急こう配がはじまると、「こんなに重たかったっけ?」と感じた。しばらく我慢して踏んでいったのだけど、あと3枚残して漕ぐのはいまの自分には重すぎと、段をひとつ落としましたが、まだ重たく感じました。これまでたち漕ぎをするのは2回目の核心部のヘアピンカーブを曲がった先あたりだったのだけど、今日は早速耐えがたくなって立ち漕でごまかしながら上がっていきました。
道端で待機しているマウンテンバイクのおふたりを横目に見ながらなんとか最初の急こう配のヘアピンをこなしたのだけど、いつもならこのあたりで勾配がちょっとゆるくなるから余裕がでるところ、今日は全然そんな感じでなく、ひたすら、えっちらおっちらという感じでペダルを踏みました。その先の石橋の急こう配の手前あたりで、意気地なく足をつこうかと思ったけど、ここはそうする道ではないと我慢して踏んでいきました。
すると、その先で、自転車を押して上がっている方、みるとランドナーのようなので、横をよろよろ通って「こんにちは」とあいさつをしました。またしばらく行くと、今度はマウンテンバイクかクロスバイクの方が押しておられたのだけど、俺の気配を感じたためか、しばらく乗ったものの、峠まであと600mの標識のあるカーブで停まられたタイミングで横を通過させていただきました。
その先若干勾配は緩くなっても、防火の水桶のあるヘアピンカーブから峠までのL字型クランクの最後の急坂となり、そんな坂を上りつつ、「和田峠くらいの坂であれば、むしろ押して上がるのが普通だと考えるべきではないか、ゲキサカとかなんとかいってなんでもかんでも坂を攻めたり、標高を稼ぐような風のほうが変なのではないか」と思ったのでした。
ということで、わずか1か月ちょっとのブランクであっても、齢のせいか、あっという間に乗れなくなった、今日は身体が重かったという感じです。もしかすると肉体的なパフォーマンスは実はこれまでとそう変わらないのだが、和田峠の坂の印象が、久しぶりであるが故これまで以上にきつく感じただけなのかもしれません。いずれにしても、事故をする前の調子を取り戻すにはあと少々時間が必要なようです。でも、「乗鞍」だけは今年行きたいなあと思うけど、それは今後の回復次第ということなのでしょう。
今日は、和田峠のあと、うまくいけば巌道峠と半原越をつなぐつもりでしたが、和田でそんな体だったので、あきらめて家に戻ることにしました。
和田峠からの下り、いつもの富士見台には真新しいベンチが2脚設置されていて、富士山の絶景地点と書いた看板がつけられていました。たいへん失礼ながら看板の字もうちょっと上手であればいいのに、と思いました。肝心の富士は雲がかかって頂上のほうがちょっと見えるくらいでした。そのあとは、藤野に向けてであればなおさら、和田からのダウンヒルを楽しむべき場面ですが、ブレーキレバーを握る際、治りつつある指に変に力をいれるともとに戻してしまいそうな気がするから、自重してスピードをある程度殺しながら下りました。沢井から藤野駅に向かう坂にすすまず、1本東の道を通って、高速道路の巨大な橋を潜り中央線の踏切を渡ります。そこから国道に下りてもよいのですが、予定を変更して時間があるので、左折して坂を上がってから山の近くの住宅のなかの道を通りました。いつもの湖のビューポイントで記念写真撮影をしました。台風一過のせいか、水が少なくなったとの印象はなく、水不足解消になればよいかと思いました。
国道に復して、お昼には少々時間が早いがいつもの見晴らしドライブインにピットインしました(11時10分くらい)。諸兄のブログで野菜タンメンがおいしいと書いてあるのを読んので迷ったのですが、チャーハン好きなので結局いつものチャーハンと半ラーメンセットを頼んでおいしくいただきました。
帰りに、結構なお見舞いの品をくださったランブリンマンさん宅に、連絡のうえ行こうかと思ったけど、急におじゃまするのもご迷惑かと思いなおしました。それで千木良を右折しないで国道を直進したのは、和田への上がりが不甲斐なかったので、大垂水でよいから坂上がりの調子をもう一度確認してみたいと思ったからでした。緩い坂を漕いで、遅いロードをひとり抜かせていただいたけど、速いロードに抜かれたから、どのみちぱっとしないのは変わらないといった感じでした。
高尾に下りてから、事故で破れたバーテープを交換したいと思って、ふと南大沢にあるサイクルベースあさひのロードバイク専門店が頭に浮かんだので訪れてみたけど、目当の品はなくすぐに出てしまいました。
最後、多摩センター・小野路・緑山経由で、自宅近所の大型スーパーによって下着を買ったついでに、今日飲むビールを買おうと売り場を見ると、ポイント5倍デーのためか買い物かごを山盛りにした客が大勢レジ待ちしている。その風景におそれおののいて別のスーパーに移動しました。並ぶのは大きらい。だから子ども騙しのディズニーランドとか行かない人生でした。













事故現場検証
(8月3日当日のルート)折り返しの箇所が事故現場
https://connect.garmin.com/modern/activity/20307082511
和田峠に向う途中で、落車した場所に停めて、どうして転んだのか確認しました。
現場は、拓殖大学の正門から少し下ったところで、左に斜めにあがる旧道の坂と交差する場所です。まず、道路と道路の継ぎ目に緩く階段状の段差がつけられてあるのが目に入りました。高さはわずかで、これくらいであればタイヤのサイズの如何を問わず問題なく乗り越えられるはず、こんな程度であのようにタイヤをひっかけて派手に転ぶはずはないのに、おかしいなあ?と思って、さらにまわりを見て、あらためてこれが原因かと確信しました。
すなわち、両方の道の間の側溝を塞ぐコンクリートのふたが一定の間隔で隙間なく敷かれてあるのだけど、それらが路面の高さと水平に収まっているならよいのですがそうなっていなくて、収まりきれない蓋のエッジが道路の上にむき出しになっています。端のほうのエッジは、メインの道路に敷かれた黒いアスファルトのかたまりにより地面との段差がふさがれているものの、そういう処置がされてあるのは接続する道幅の中ほど手前くらいまでとなっていて、それより先は直角のエッジが露出したまま。事故を起こす前までここを通る際は、それと意識しなかったものの、段差のないアスファルトの上を通ることで問題なく通過していたのが、今回は、たまたま側溝の蓋のエッジに、進行方向に沿って鋭角で突っ込んだことにより、タイヤのサイドがスリップして転倒したのだと思いました。
段差を埋めるためのアスファルトは接続する道幅全体に被せてほしいと当局にいいたいところです。今日見たところ、実際にスリップしたようなタイヤの跡が路面に残っていたのだから、もしかすると俺だけでなく他の方も大なり小なり危険な目にあっているのかもしれません。折を見て市の係に報告しておこうと思いました。





今日は久しぶりのサイクリング、あまりぱっとしない走りでしたが、それでも、短い距離でも自転車で走るのは気持ちがよいですね。気温は高いが、空気が澄んで蒸していないから不快指数は低いように感じました。空が高く、虫の声もきこえていまはもう秋といった感じです。このところの週末は自転車に乗れなくて鬱々と過ごしていたのですが、サイクリング趣味が再開できてうれしいです。今後は、だんだんと距離を伸ばして、以前のような走りはできなくても、それに近づけるようになるといいなあと思っています。
(9月11日追伸)
9月10日に、八王子市に、事故の場所と概要を以下のように報告し、道路改修の要望のメールをしました。
拝啓 8月3日、八王子市内で自転車を漕いでいて転んで骨折をしました。原因が、道路の状況にあると思ったので、他の方が同じような危険にあわないよう連絡・提言いたします。
場所は、拓殖大学正門の前の旧町田街道を北にすすんで、「リンドプレジオ」という集合住宅の前、北北東に行く細い坂が交差しているところです。
拓大からの道と、それに斜めに交差する道との間の側溝をふさいでいる蓋が、拓大からの道の路面の高さと水平でなく、蓋のエッジの角が何センチか露出した状態になっています。
現場を確認したところ、そのエッジの角を養生するためか、交差する道幅の一部に黒いアスファルトが敷かれていますが、道幅半分以上はそのような措置がされていなくて、それに気が付かず交差するところにさしかかったとき自転車のタイヤを段差にひっかけて転び、骨折しました。
ここは自転車で往来する学生さんなどもよくみかけるところです。現場を確認していただいて、必要な措置をしていただいたほうがよいと思い、メールさせていただきました。以上ご検討お願いいたします。敬具
翌9月11日に市から電話があり、「現場を訪れて数センチの段差があることを確認した。これを補修する工事を優先的に行います」とのことでした。ほかの自転車の方が同じような危ないめにあわないようにするため、道路を補修してくれることになり、よかったです。
では、また長距離ライドのご報告をお待ちして居ます。
こんばんは。ありがとうございます。しばらく自転車に乗っていない分、頭の中では、すいすいと走るイメージが勝手にできて、いざ実地で試すと、身体能力が頭で考えるほど伴わないのが実態、今回「うまく乗れなかった」と感じたのは、単にそのギャップがあらわになっただけかもしれないと、いま思いました。次回はイメージギャップが小さくなったから今回よりもうまく乗れたと思うかもしれません。
アメーバさんも現場を見てくださったのですか。
アスファルトのパッチ当てとは、たいへんわかりやすいいい方ですね。わたしも状態をみて、側溝の蓋と地面との段差は接続している道幅全体にパッチ当ての処置をしていたたきたいと思いました。あそこは、旧道に入りたければ自ずと斜め角で進入するところだし、その前は下り坂だからスピードも出るので、段差に気づかないと、車やバイクはよくてもタイヤの細い自転車はわたしのようにスリップして転びやすい箇所だと思います。近々そう八王子市に意見をだそうと思っています。
次は二十曲峠に行きたいが近頃はクマがでるのでどうしようか迷っています。
復活おめでとうございます。一ヶ月という空白期間は事故に限らず、体調不良やモチベーションダウン等でもありえますから、あまりマイナスに考えなくていいと思います。関節が固まらないように気を遣う必要はありますが。
事故現場の写真を見ると、段差があった所が綺麗に補修されていますね。正にその場所で路面が2~3cm陥没して段差ができていました。僕はスローダウンして右側を通り事なきを得ました。今回の件を自分事として、知っている道も経年変化があるということを肝に銘じようと思います。
こんばんは。ありがとうございます。1か月ちょっとの間、それなりに運動をして体力低下を防ぐ努力をしてきたつもりですが、ダメでしたね。自転車で使う筋肉は自転車に乗ることで維持されるということでしょうか。それよいも、齢も齢だから、なんでも若いころのようにいかないということなのかもしれません。
事故現場を確認したところ、段差を埋めるアスファルトの養生がされていましたが、前からあったのかなあ?と思います。あそこにあのような段差があるとは、これまであまり意識したことがないような気がします。いままでは幸いに無事通過していたのが、今回は運がなくてそうならなかったのかもしれません。しかし8さんが気が付いたのであれば、わたしも気が付くべきでした。
あそこの道路は、高校生くらいの子たちが自転車で通っているのを見るので、同じような事故になるといけないと思って、さきほど市に道路補修希望のメールをだしました。
乗鞍にも間に合うことを祈っております。
こんばんは。ありがとうございます。再開して、徐々に調子を取り戻すことができたら、また長い距離を走ってみたいです。乗鞍はぜひ行きたいが、最近はクマ出没が普通のようになっているから、いかにも出そうな安房峠あたり注意必要かもしれません。白骨温泉までの急な上りもいまの体力で上がれるかどうか心配ですが、なんとか行けるといいなと思っているところです。
想定より早く自転車復帰できましたね。
1ヶ月程度のブランクなら、数回走れば元どおりになれるでしょうから安心ですね。
少なくとも同じ1ヶ月間、私も仕事が多忙であまり走れませんでしたから(汗)。
自転車の事など全く無視な道路の段差が多いですね。ミニベロだと普通車以上に段差に気配りしないと転倒します。
自転車は車道へ!! と宣言するなら、公道の自転車の対応もきちんと考えて欲しいのです!!
飲み会参加できずにすみませんでした。美味そうな料理並んでますね♪
こんばんは。ありがとうございます。数回走るともとに戻れるかどうか、連休中にでかけてみて感触を探りたいと思います。体力の回復も若いときのようにはいかないでしょうから、気長にみていくつもりです。
落車したところ、ブログやコメントに書きましたが、あそこに段差があることはこれまで何度通っても意識したことがなかった気がするのです。しかしいま思ったのは、もしかすると毎度事前に気がついて抜重していたのかもしれません。最近あのように一部アスファルトをかぶせたので、かえって段差があることが見えなくなってそのまま突っ込んでタイヤをひっかけたんかもしれないなんて思いました。いずれにしても市が善処してくれると返事をくれたので、今後同様のリスクが少なくなるという点ではよかったです。
おっしゃるように車輪の径がちいさいミニベロだとより段差に注意が必要そうですね。齢をとってからの怪我は長引くこともあるから、お互いに気を付けて自転車に乗りたいですね。

