道坂峠・ヤビツDNS・半原越
2025年 09月 16日
1.コース
自宅-相模湖-秋山-無生野-新雛鶴トンネル-朝日馬場-戸沢-法能-菅野-道坂峠-道志みち-青根-青野原-トヅラ峠-鳥屋-やまびこ大橋-土山峠-法論堂-半原越-半原-志田峠-長竹-相模原-淵野辺-町田-自宅 170キロ
(ルート)https://www.strava.com/activities/15815576081
2.実施日:2025年9月15日(日)曇りのち晴れ
3.実施者:単独
4.他:ODO9916キロ(うちチェーン交換後2141キロ)
5.日記
破けたバーテープ(右側)を新しいのに変えて、出かけました。先週の和田峠を漕いだとき、右ブレーキの握りの下のハンドルのところの破れが気になったので、南大沢のサイクルベースあさひで新しいのを探したのですが見当たらず、ネットで買いました(DiXna ロードバーテープ)。サンエスのカタログでは税込み2860円だけど、アマゾンだと2000円を下回る価格でした。運賃無料にするためには他の品を買わなくてはいけないから、出費としては大きく、あまりお得感はないですね。でも、在庫の有無含めてすぐにわかるところはこのインターネット販売の便利なところだと思います。


家を出たのが6時20分くらい。城山方面に行く際は町田街道でなく16号に沿った相模原市内の道を使うのですが、相模原北公園から先いつもと違う道を見当をつけて進んだところちょっと迷ってしまいました。おまけに厠(大)に行きたくなって少々焦りましたが、うまくコンビニを見つけることができたのだけど、こういうピンチのときに限って先客がいてなかなか出てこないことが多く、南無三と思って入った処無事開いていてほっとしました。厠が設置してあるコンビニが各所にあるのは本当に助かります。いろいろと課題もあるようですが、ネット同様にコンビニのない社会というのも考えられなくなったと思う半面、田舎のほうにいけばそんな便利なものはなくてそれが当たりまえなはず。それがコンビニのオーバーストアといわれるほどここ数十年のところで急速に店が増えているというのだから、現代というのはニーズを顕在化させそれを人口に膾炙した者勝ちといえるのかもしれません。
三ケ木の坂を上がりつつどうやって秋山に向おうか、なるべく早く進むほうがよいと思いながら進んで、千木良にまわりました。距離の点でいうと篠原に向かう山道が早いのだけど、そこから牧野に上がる坂がちょっと面倒でその先まだアップ&ダウンが続くし、直線して相模湖に下るのも鼠坂の手前までずっとだらだらと上がるのが嫌だと思ったのです。それで国道をまわってから勝瀬橋を渡って日連に入りました。集落の道沿いに、ピザを焼く店とか食べ物屋さんがあったから、チャンスがあると訪れてみたいなあと思いました。といいつつ、結局「行く」と決めてかからないと素通りしてしまうことが多いのですよね。
雛鶴街道を西に進みます。トンネルまでずっと緩く上がっていく感じ。このような道を20キロメーターくらいで漕いでいければよいのだけど、還暦老人にそのような脚力はなく10キロ台中盤以下くらいの速度で移動したと思います。ランドナーとくらべてこのロードは軽いには軽いのだけど、測ったことはないが自転車をもって見るとそこそこ重たいのです。それは、フレームはカーボン製なのだが、ホイールがアルミだからそうなのだろう。わが家のわりと近くにロードバイクのお店ができているのを最近発見して、そこで販売している中古車の重量が6.3㎏とあるのです。そんなに軽い車体を一度乗ってみたいと思う半面、そのロードの用途はレース向けとのことで、WEBにある写真を見るとサドルとハンドルの高さの差が半端でなく大きく、いくら軽くてもあのような前傾姿勢で乗り続けることは身体の固い俺には無理そうだなと思ったりしているのです。中古車なのでコラムは切ってしまっているだろうから、短距離はよくても長距離には向かないかなあとか、であれば自分の自転車のホイールをいつかカーボンにしたいなあとか、そんなことを考えながら漕いでいきました。
朝方は日が射してもほどよく曇ってちょうどよい気温だったのだが、お昼近くになると雲がなくなって暑いです。でも空気は湿っぽくなくて空が高いところに秋を感じました。道沿いの田んぼの稲刈りも進んでいるようです。ところどころ先日の台風のためか稲が倒れている田んぼが散見されたけど、あのように穂が水につかるとどうなるのだろうか、とかそんなことを思いながらゆっくりと進みます。つい先ほど「軽さは正義なのか」と思ったけど、俺が求めているのは長い距離をつかれないで走ることだから、ロードバイク思考から解放されて本来に立ち返ってサイクリングを楽しみたいとも思ったのでした。
雛鶴街道はもう何度となく通っているので、景色の点でとくに目新しいところはなく、見どころもないですね。つげがどこかで夢幻のような趣を感じというようなことを書いていたと思うけど、いまとなってはそんな印象はほとんどなく、点在する宿屋もやっている様子はない。山もゴルフ場ばかりで興冷めといえばそうなのだが、いまの時代都市近郊にあってそのようなことを求めるほうが無理なのかもしれぬと、お饅頭屋さんの横を通って無生野に至ります。そうして、いつもの炭焼き小屋の前に停まって休んでいると、田んぼで作業していた年嵩のおじさまが「暑いね、あそこの日陰で休んだらどうだい」と声をかけてくださいました。
雛鶴神社には秋祭りかなにかの幟がたっていました。それを横目に見ながら、えっちらおっちらと漕いでほどなく隧道に入る。抜けて、ちょっと下ったところで停まって木々の間から見える三ツ峠山の独特の形をフィルムに収めます。この山を見てようやく山梨にきたなあと実感するのです。そしてそこから朝日馬場の神社まで、ノーブレーキのダウンヒルを楽しみました。
福通坂は急ですが、たいした距離ではないので、いつも勾配を楽しみながら上がることにしています。国道まわりだと車道の長いトンネルを通らなくてはいけないから、いつもこちらを通って戸沢に向かいます。ここの集落の雰囲気もわりと好きなのです。
それで国道に合流してからすぐのところにあるデイリーストアには寄らず、法能を菅野川沿いに少し進んだところのローソンで休憩。ロースカツのサンドイッチとかたまりつつある骨をくっつけるためのカルシウム補給として牛乳を買って店先でいただきました。
そのあと道坂峠あがりにつきます。ここはずっと緩斜であるがところにより坂がきつくなる感じ。後3枚残してゆっくりと踏んでいけば、やがて菅野となり、抜けると本格的な山道となる。何度かヘアピンカーブを曲がって進むと、鹿留に向けてつながるはずの林道が向こうの山の斜面を通っているのが見えます。さらに進んで次のヘアピンまであたりがいちばん坂がきつくなるところ。ここも段を落とさないで立ち漕ぎで踏むのですが、こういうところをちゃんとシフトチェンジすればもう少しマシなヒルクライムになりそうなのだけど、そうしないのは段を軽くしても結局ダレてスピードが落ちるだけというのがこれまでの自分の経験だから(もしかして車体がより軽ければダレないかも)。そこを抜けると、山の稜線も間近になって勾配も緩くなるから楽しい山岳道路サイクリングといった感じですね。ある同世代の方のブログを読むと、ここからゴールまでラッシュで漕がれるとのことですが、俺にはもうそんな元気もパワーもなく、老人力で亀の歩みで漕ぐのだけど、それでもほどなく菅野盛里線が近づいてきて出入口を過ぎるとすぐに隧道に到着します。
写真を撮ったあとは休まず隧道を潜って道志みちへ。カーブの連続する山道を太いタイヤで下るのは楽しいです。突き当り交差点を渡ったところにある東屋の水くみ場のライオンの口から水をボトルに詰めたあと、道志をあがるロードバイクふたりの姿を見送ってからふたたび交差点を渡ってさらにダウンヒルを継続しました。
両国橋を渡って青根商店街まで上りかえしたあと、玉利屋商店の椅子に座って自販機で炭酸水を買っていただきました。肝臓に負担をかけるのはいけないから、できるだけ甘い飲み物は避けるようにしたいと思うのです。青野原につながる坂を上ったあと、トンネルから先またダウンヒルを満喫すると、やがて遅い車に続く列の後ろに追いついたので、バイパスまではそのスピードに合わせて下りていきました。
牧馬峠からの道の先のT字路の横断歩道を渡ってトヅラ峠へ。そのあと鳥屋に下ってからそこにあるコンビニで休憩、麦茶とおにぎりひとつ買って手持ちのおにぎりとふたつ食べてこれからの上りに備えました。店の前にある座席には俺よりも少し上くらいの方々男女数名の自転車ツアーらしく、どこそこの肉屋の品物がいまの時間だと20%オフになるはずだからはやく行こうとか、ああだこうだとおしゃべりの花を咲かしておられました。彼らのあとに続いて俺も出発して、湖畔園地の先の隧道を潜ったところの道路情報を見ると「キャンプ場より先落石で通行止」と出ていてちょっとがっかり。今日は、久しぶりにヤビツを楽しもうと思ってここまで漕いできたのだけど、残念だが仕方がないので直進してやまびこ大橋を渡りました。
土山峠からの下りも好きな道のひとつです。それで車がこないタイミングを見計らって楽しんだのだけど、やっぱり遅い車に追いついてしまったのであとはノロノロと降りていきました。それでリッチランドの標識に従って法論堂に進みます。
そこからいつもの半原越。リッチランドまでは中斜面、そのあと等高線上を少し上がる感じで山を北の方角に巻いたあと、180度折り返して切通しまでふたたび中斜面となります。そんな林道にこの時間誰もこないだろうとカーブを曲がると、唐突にロードのおじさんが姿を現したので、「うわっ」と声を出してしまいましたが、すぐに「こんにちは」と言い直しました。するとおじさんが、「向こう側工事しているよ、多分通れると思うけど」といわれてすぐに去っていったので、もしかすると彼はピストンで戻ってきたのか確認する暇はなく、まあ通れなくても引き返せばいいかと進んでいきました。通行止めの看板も出ていなかったし。それで、上で記念写真を撮ったあとくだっていったのですが、工事といったのは山の斜面の掃除をする作業車のことで確かに道幅いっぱいにふさいでいたけど、係の方がすぐに「自転車」と声をかけて作業を停めてくださったので、問題なく脇を通過することができました。そのあともずんずん下って、猟師小屋の先のあいちゃんの公衆便所の写真を撮ろうと自転車をそこにたてかけて離れたところ、がちゃーんと音がして横倒しになってしまいました。八王子での派手な転倒の際も無事だったので、この程度であればカーボンフレームにひびが入るなどのことはないだろうが、このような不規則な衝撃を自転車に与えているといまに悪くなるから、油断しないで注意が必要だと思いました。実際にまたがってとくになんともなくてよかったです。
馬渡大坂まで豪快な直滑降ダウンヒルを楽しみたかったのだが、途中でシニアドライバーマーク印の遅い車に追いついてしまったので、そのあとはあおり運転にならぬよう後ろをノロノロとついて下りました。
半原の町から高田橋のほうへ移動してもよいのだけど、道坂と半原越くらいではちょっと物足りないと思い、しかしいまから和田に移動するのはたいへんなので、志田峠でごまかすことにしました。合戦場跡の広場を横切り、だんだん細くなって森のなかの隘路のダートをたどったのですが、西日がだいぶ暑かったのと、荒れたグラベルの急坂の上は漕ぎにくかったです。そんな道は後ろあと1枚まで段を下げてスリップしないように牛歩で上がればなんということもありません。
峠を越えて韮尾根の草地へ。ここの赤いちゃんちゃんこを着たお地蔵さん、しかも繁茂する草に埋もれてちょっと暑そうです。野仏も大方草に埋もれていました。ここのベンチで停めてコンビニでアイスでも買ってしばらく寛ごうかと思ってきましたが、バンのおじさんがいたので停まらずに進んでしまいました。今日は自分だけの日なので、見知らぬひととあれこれ話をする気分ではないのですね。
そのあとは、オギノパンのある車道に出たあと、長竹につなぐ道を通って、小倉橋の新道を漕いで帰宅の途につきました。なぜわざわざそのように遠まわりしたのかというと、幅員の広いこの車道を橋本のほうに豪快に下るのがおもしろいことを知っているから。今年ランブリンマンさんに引率されて知ったのでした。
さて、往路に合流して淵野辺経由で町田街道へ。行きと同じくまた少し道迷いしたもののあて寸法でその方向へ進んでいくと無事桜美林大の前に出ました。そこを曲がってケルビムの前を通った先、久しぶりの和食アラカルトの店(到着18時10分前)で、さばの煮つけ、カツオのたたき、きゅうりとわかめの酢の物に、ごはん大とおみそ汁を頼んでいただきました。かつては、確かごはんのサイズにかかわらず白飯は一律の値段だったように思うのですが、いまは並・中・大・特大それぞれに応じた値段を徴収されるようになりました。それにしても、冷房の効いた室のなかで、一日漕いだあとごはんによく合う味付けのおかずといっしょに白飯をぐいぐいと喉にかきこむのは、最高に幸せなことです。


























完全復活という感じでしょうか。雛鶴峠から道坂峠と半原越えでは満足しきれない所が健脚らしいですね。
バーテープは目の前にあって触っている所ですから新調すると気分も一新されたことでしょう。怪我後の心機一転にもいいと思います。amazonの送料無し金額は、以前は2,000円でしたが3,500円になってしまいましたね。僕も小物を買う時に他に何をセットにしなきゃ、と思って多くの物を買ってしまいます。なので送料無料のヨドバシが最近のメインです。ポイントもつきますし。
カーボンホイールは魅力的ですが、実はそれほど軽量ではありまりありません。完組ホイールは部品個別の重さは明記されていませんが、リム単体で探すとアルミとカーボンとは大きな差がありませんから。僕のWTBリムが400g弱、EQUALカーボンリムが360gです。それとリムにおいてはカーボンは硬くアルミは柔らかい乗り心地というのが一般的な評価です。とはいえ、皆が口々に高価なホイールを履くと違いが如実だといいますからね。余裕があれば一度試して感想を聞かせて欲しいです。
こんばんは。以前の記録をみると、ランドナーでこのコースを行く際は、はじめに和田峠に行ってから残りを訪れていたようです。今回はヤビツでおしまいにしたかったのですが、先日の嵐のせいで落石通行止めとなり他に行くところはなくて半原越にしましたが、久しぶりなのでもうちょっと走りたかったです。バーテープは、むかしはコットン一択だったのだけど最近はあれこれあってどれがよいのか迷いますね。いまのロードのは、たまたま店主が選んでくれたものだけど、ゴルフクラブの握りのような感触が合っていて気に入っています。
ヨドバシはわたしもときどき使いますが、品揃えの点ではぴんきりだけどAmazonになってしまいますね。
ホイールの重量ですが、マビックオールロードのカーボンと、いまのアルミのものとの重量差はペアで250gくらいのようでした。それくらいなら一日の体重の変化の範囲だからたいして影響はないと思う半面、それくらい軽いと漕ぎはじめとか漕いでいる最中とか実感の点でどれくらい差があるのか体験してみたいです。ショップによっては、ホイールの試し履きのようなところもあるようなので、そんな機会をつくってみたいのですが、何しろ値段が値段なので、なかなか実現は難しそうな気がします。
自転車も身体もダメージがそれほど残らなかったようで何よりです。
9月も半ばだというのに景色もまだ秋らしさが少ないですね。もはや秋は10月以降と考えるべきかな(汗)。
ヤビツは再び土砂崩れで通れないようですね。志田峠の未舗装部分もかなり水が流れた轍が見えてますから、この間の大雨の影響も大きかったのでしょう。
自転車は軽すぎても重すぎてもダメですね。手持ちのロードは7kg弱ですが、ツーリング向きとはいえません。バランス良いのは10〜11kgぐらいだと思っていますよ。
こんにちは。ありがとうございます。確かに気温は高くても、空気がからっとしているところにわたしは秋を感じました。
今回は久しぶりにヤビツに行こうと思ったのに通行止めとはついていなかったです。
自転車の重量、軽ければ軽いほどよいということでもなさそうですね。適度な重さがないとふらついて長距離には向かないことでしょう。と思いつつあと1キロくらい減らないか、よい策がないか探ってみたいです。ホイール入れ替えてないよい方法があるといいのですが。自分の目方を減らすのが手っ取り早そうですね。
ぱぱろうサンのホイールが ALLROAD S 1790g だとすると、もしかするとリムは500gくらいあるかもしれませんね。
GROWTACでホイールオーダーというのがあります。軽量なカーボンリム(330g ハイト30mm 内幅22mm フックレス)と組み合わせると 1261g です。価格は164,230円! 射程距離でしょう (^^)
https://growtac.com/products/equalwheelset/
こんばんは。GROWTACでホイールオーダーがあることは存じておりましたが、ハブやスポークいれてどのくらいの重さでいくらかかるのかよくわからなかったのですがシミュレーションできるサイトがあるのですね。教えてくださいましてありがとうございます。それでやってみたけどなかなか1261gになりません。またお会いしたときにでも教えていただければと存じます。おそらく、いまのホイールよりもペアで500グラム減るくらいですがそれがその値段相応の価値があるのか、一度試し乗りしたいですね。ぶとぼそさんにお返事したとおり自分の体重を1キロ減らすほうが手っ取り早いし安上がりですし。
今度ショップに行った時にお話しを聞いてみたいと思います。
シミュレーションページの右側でパーツを選んでいくと、リアルタイムに重量と価格へ反映します。完了とか反映のボタンはありません。
1261g 164,230円の仕様明細です。
https://growtac.com/products/equalwheelset/?ewh=CXB258200248258208248&print=1
24Hの黒いハブは入荷未定で選択できません。
こんばんは。ご案内ありがとうございます。リムとリアハブが欠品中ということは、それなりの需要があってのことなのでしょうね。確かにペアで1261グラムは軽そうです。一方で16万というのは、うーんというしかないといった感じです。それでがらりと世界がかわるなら検討してもいいけど、どうなのか。やっぱり試乗してみたいなあ。
今日、高尾からの帰路で事故現場を通ったら、一見わかりにくいのですが幅4cm位の帯状のパッチが段差部分に2mくらいでしょうか盛られていました。八王子氏の対応は早いですね。
こんにちは。ありがとうございます。また、事故現場の道路の状況をレポートしてくださいましてありがとうございました。パッチが盛られてよかったです。災い転じて福となすと、他の自転車の方の怪我のリスクが減った

