倉子峠から山際の道を経て和田峠へ
2025年 09月 25日
1.コース
自宅-城山-長竹-奥畑-相模湖-上沢井-佐野川-倉子峠-和田-和田峠-陣馬街道-美山どおり-高尾-町田街道-自宅-北山田 107キロ
(ルート)https://www.strava.com/activities/15908751098
2.実施日:2025年9月23日(火)晴れ
3.実施者:単独
4.他:ODO10058キロ(うちチェーン交換後2283キロ)
5.日記
用事があるので早めに戻りたいと、和田峠だけにしました。

そのあといくつかの峠をつないではしることが多いので、和田に上がる場合おのずと陣馬高原下から上がることが多いのですが、今日は藤野から上がりました。車道だけだと面白くないので、佐野川にまわってから山の南斜面の山際の細道をつたって、和田に入りました。
そうしたのは、秋めいてきた里山の雰囲気を味わいたいと思ったからです。
まず、倉子峠に上がりました。
ここは、どちらの側から上がってもえらい急こう配なのですが、距離は短いのでちょっとの間の我慢です。住宅の間の坂をあがって、畑の間をぐるりとまわって上がっていくのですが、刈った草を燃やす煙が秋の空にたなびいてそんな景色に季節を感じるのです。真夏の煙だと、ただ暑いだけといった印象を受けるに違いないのだが、空気が澄んで気温も25℃くらいだとそんな風に感じるのはどうしてなのだろうか、と思いました。
その上のカーブミラーのところを少し曲がっても、坂が急なことに変わりありませんが、ここは端から段をあと1枚まで落としているから、なんということもなく、一歩一歩着実に踏んでいくといった感じです。ほどなく切通しの倉子峠となり、いつものように岩の壁に自転車をたてかけて記念写真を撮りました。ここは夏のメマトイがやかましいところですが、今日は集られたもののやってきたのは1~2匹のみ。なので、急いで逃げる必要もなく、古の往時をしのぶようなことはいたしませんが、崖の上の石像を見に行ったり、上から切通しを眺めたりして、古道の趣を楽しみました。
同じく急こう配をくだって、佐野川からの道に合流したあと、山の斜面にある民家を見上げました。お墓の傍に彼岸花が咲いています。このお花を見ると秋がきたことを実感しますね。
いったん見晴らしのよい場所に着いたので、自転車をとめて、崖にあがって遠く丹沢の山並みを見ました。いつもは上にいかなくても見えるのだけど、まだ夏草が茂っているから道からだとこの 景色を見ることができません。
立派な杉林のなかを通ります。ここも好きな道のひとつですが、電線が邪魔です。
すぐに竹林の斜面の道となり、奥まったところに民家の物置のようなものが建っています。母屋の間を抜け、お寺につながる参道を瞥見してから、Y字路を山のほうに漕いでいきます。このあたりの道も、木々に囲まれ、落ち葉が積ってよい感じです。確かこのあたりの斜面に炭焼き小屋の跡があるはずだと注意しながら漕いでいったのですが、見つけることができませんでした。
そんな風に漕いでいって、山上の登里につながる車道に合流、そのあとは山の斜面の茶畑や民家の庭のたたずまいを見ながらトラバースして、和田の八坂神社のたもとの車道に至りました。
と、いかにも「静かな里の秋」の風情を楽しみながら漕いできたように書いているのですが、半分はそうでも、半分は「腹減ったなあ、お昼はどうしようかなあ」と場所柄と関係ないことを思いながら来たのでした。朝飯は自宅できなこパンをいただいて、相模湖のコンビニであんぱんをコーヒーを食べたのだけど、それだけだと腹持ちがしませんでした。
でもそんなことをいってもどうしようもないので、和田峠あがりにつきました。
上がるにあたって、先々週の八王子側からの登坂においては、とても自転車が重たいと思ったのですが、今日はそんな感じはなかったです。
段を3枚残しても、ゆっくり上がっていく分にはなにほどでなく余裕がありました。峠直下のところで、若いロードバイカーに抜かれたのだけど、彼はおそらくタイムを意識してあのようにペダルをまわしているのだろうと見送って、自分は相変わらずマイペースですすみます。そして思ったのは、自分の脚力に照らして和田をこれくらいのペースで上がれれば十分、それを値段の高いホイールにかえて軽くした分多少タイムが早くなったところで、それが何なんだということです。むしろ、今風のロードバイクのホイールのなかでは多少重量が重くても、MAVIC All road Sの乗り味は、38Cのタイヤサイズのよさを引き出すのに最適であり、下り坂での車体の安定はもちろん、和田くらいの上りであっても、タイヤが重くて前にすすまないといった印象は(今日は)なく、むしろ路面をしっかりグリップしてふらつくことなく着実に上がっていける、といった感じです。
和田に上がってから、いつもの場所に自転車をたてかけて記念撮影を撮ったあと、とくに長居をすることなくすぐに八王子側に下っていきます。前後ディスクブレーキの恩恵をいかすべく、急斜面であってもトップにして踏んでいくのがこのところのマイブームなのですが、折れた右手の指の骨はほとんどくっついたように思うものの、急ブレーキが必要な場面で無理な力をかけると、せっかく治りつつあるのがまたダメになるといけないから、自分なりのペースで自重しながら下っていきます。ここでも、何人ものヒルクライムしているロードのみなさんと交換したのだけど、きつい坂だろうけど、みんな楽しそうですね。
わたしも和田峠は楽しいです。楽しいから、今日も来たのでした。
さて、陣馬高原下のバス停の下りたあとは、陣馬街道を、そのあとは美山どおりを急いだのは、先ほど来の空腹を満たしたいがため。それで目当てとした高尾の山田うどんに入ろうとしたのですが、席が空くのを待つ列ができていたので踵をかえしました。
そのあと町田街道を漕いでいったのですが、その前に、落車した事故現場を訪れて、アメーバさんがレポートしてくださった道路の修繕状況を確認しました。
見たところ、ミニマムな措置といった感じで、路面と側溝のエッジの角の段差を幅10センチ程度アスファルトで埋めていました。でもまあ、そのことによりギャップは解消しているよう、念のため転んだときと同様に斜めから旧道に入ってみたけど、タイヤがひっかかってハンドルを取られるようなことはなく、事故防止の効果はありそうでまずよかったと思いたい。
結局お昼は、桜美林大の通り沿いの吉野家に入りました。吉野家なのに牛丼は注文しないで、唐揚げとネギの丼を頼んでいただきました。吉牛といえば、牛丼と、カウンターの前にあるケースからおしんことかサラダとか自分でピックアップしていただくイメージがいまだにありますが、いまはテーブルごとに設置してあるタブレットを操作して注文すると、ほどなく店員さんがそれを運んでくるようになっています。わたしなどちゃんと注文が通っているかどうか不安になりますが、いまやファーストフードはそれが標準になっているから、人手不足対策とはいえ、時代は変わったなあと感じます。
お腹も満たされたので、家まで流して携行品を置いたあと、自転車を組んでいただいた北山田のショップに向かいました。用事というのは、累計走行距離が10,000キロを超えたので、シフトワイヤーとブレーキオイルを交換したいと思ってのことです。それくらい自力でやるべきなのかもしれませんが、内装のワイヤーの抜き差しを失敗したり、やったことのないブレーキオイルの入替作業で壁にあたったときのフラストレーションを考えると、ここはプロのショップに任せたほうが賢明だと思いました。
それで、預けてから、電車で家に戻ってブログの原稿を書いていると、ショップから「RDエンドが曲がっている、(フカヤと取引がないので)金具を手配してほしい」と写真付きでメールが届きました。
エンド金具が曲がったのは、転んで骨折した8月3日であることは間違いありません。そのあと、和田や道坂それに今日のサイクリングにと出かけていたのだけど、リアのプーリーがスポークに突っ込んでさらにひどいことになるところでした。そのことに気が付いていただいて時間をおかず連絡してくださったルナサイクルさんには感謝です。当該のエンド金具は、なんとアマゾンで売っているのを見つけた(!)ので、すぐに注文して届き次第持参する旨お返事をいたしました。
























今日は、相模湖に向かうのに、千木良経由でなく、桂橋を渡らずに左折して奥畑を通りました。この道は、確か1度くらい通ったような気がしますが、うろ覚えです。こっちのほうが、千木良まわりよりも多少早いかもしれないと思いました。ただ逆方向からだとある程度坂を上がらなくてはいけないようなので、使うのはもっぱら往路になりそうです。
さて、病み上がりのサイクリングのとき、久しぶりにまたがってみて、坂を上がるのを重く感じて、軽量化のためカーボンホイールを色々調べたりして、しばらく「ロードバイクの沼」(より高性能な部品やパーツを求めてキリがなくなることをそういうらしい)に膝まではまったのですが、重たいと思ったのは気のせいであったと今日の走りでわかりました。そのときも今回も平均時速は同じくらいだから客観的事実は変わらないようです。自転車を軽くするのはレースで勝つためのスピードを求めることであって、そもそも楽をしようという心根が間違っているんだと思いました。商業ベースのマーケティングに惑わされることのないよう、己の楽しみ方を見つけていくべきだなあといまさら思っているところです。
でもまたいつか「沼」にはまるかもしれませんが、そのときはそのときで。
和田峠は近郊にも関わらず峠らしい道程と、峠自体も人の行き来があって良いところですね。僕も好きですが、重たいリカンベントでは少々キツイので年に数回という感じです。
愛車に求めるものは、どのようなサイクリングをするか、次第ですね。ロードバイクは競技用ですから、競技をする人やスピードを追求する人の自転車です。いくら速いと言ってもポガチャルに勝てる訳でもなく、見かける人の身体能力は2/3程度でしょう。僕のような凡人は1/2なのは言うまでもありません。ですから、サイクリングで風景を楽しんだり、自転車で走っているだけで楽しい人は、重さ云々は重要ではありません。
そうは言っても、軽い自転車で少しでも速くなった愛車を夢見るのはサイクリストの常です。重い物から軽い物へ試していく人、最初から軽い物を使ってダメになったら重い物にする人、様々です。そんなパーツ選びを楽しむのも自転車趣味ならではですね。
転倒で真っ先に壊れるのがディレイラーブラケットです。ホイールに絡まってフレーム本体まで壊れなくて良かったですね。
こんばんは。この日は早めに家に戻りたくて、半原越か和田峠かどちらかにしようと出たのですが、結局いつもの和田峠にしました。いい加減飽きないかと思われるかもしれませんが、見慣れた景色や道路でも飽きないですね。なぜそうなのか、坂の勾配や距離が自分の脚に合っているからかもしれません。あと15年はこうやって和田に行きたいです(無理かな)。
ポガチャルはすごい選手のようですね。それで彼の身長と体重をどこかでみたのですが、俺があと数キロ減らせば体重と身長は彼と同じくらいになるので、ひそかにそれを励みにしています。もちろんそうなったところで、月とすっぽんくらいの差が縮まるはずはありませんが、なにごとも志というのはたいせつなことだと思うようにしたいです。
今回のサイクリングはいつもとくらべて半分~1/3くらいのボリュームでした。それくらいの距離と標高をこのようにのんびりと深まりつつある秋を感じながらゆったり走るのは楽しいですし、そんな走りをしている間は「カーボンホイールにして軽くしよう」などとは思いません。まあ気分と走り方によって欲求はかわるのですが、今時点ではいまのホイールとタイヤで十分楽しめることを確信している次第です。
転倒の際、リアエンド金具が犠牲になってくれてフレームは無事でした。そのあともそのことに気が付かずに走っていましたが二次災害とならずラッキーでした。
ようやく秋の深まりを感じる風景になりましたね。
和田峠は今年は1度ぐらい行かねば!! と思いつつ10月も間近です(汗)。
エンド曲がり、ショップ側で気がついてくれて良かったですね。山中走っている時にトラブル起こしたら大変でしたから。
ディレーラーハンガー、メーカーや車種別に異なるのは困りますね。古い車種ではもう入手できないものも多いようです。
規格の統一してほしい部分でもありますね。
こんばんは。秋らしくてよい雰囲気ですね。でももうちょっと、この辺だと気温が低くあってほしいです。和田峠、あと2か月ですよ。でも逃げていくわけではないから、手近な場所にあるのでいつでも行けますね。
ディレイラーハンガーが曲がったことに、注意を払うべきでした。しかし変速がきまらなくなったりしなかったので、気が付きませんでした。気づいて注意喚起してくださったショップには感謝です。
汎用の金具があるとよいのですが、個々の自転車によってばらばらなようですね。それは仕方ないけど、どのパーツでもそうですが廃番にして入手難にならないようにしていただきたいです。
再来月に前期高齢者になる私はぱぱろうさんと同世代になろうかと思います。外遊びを趣味としているので他人事と思えません。注意しないとなりませんね。
ただし、注意するだけで、外遊びをやめられません。
今日もこれから、東京湾まで往復60㌔、ペダルを回してきます。
ぱぱろうさんがこれから先もお元気でペダルを回し続け、里山を楽しまれることを祈っています。安全運転で。
こんばんは。おっしゃるように、クロモリのランドナーと違って、RDエンド金具がフレームに取り付けられていて、事故で横倒しになったとき、これが曲がってくれたおかげで、フレームがダメにならないで済んだようです。変速に影響なかったは実に不思議ですが、そのあとエンド金具が曲がったままそれなりの距離とスピードを楽しんだので、プーリーのタイヤの巻き込みなど置きなったことは幸いでした。
写真をとるため自転車をうまく立てかけたつもりでも、はっと気が付いたときには横倒し寸前といった場面がこれまで何度もあります。この前、半原越の入口のあいちゃんのイラストのある公衆便所にたてかけたところ、がちゃーんと実際に倒れて「あぁっ」とひとりで叫んでしまいました。カーボンフレームはイレギュラーな力に弱いと聞いていたので、心配しましたが無事でほっとしました。割れたとかなるとちょっとショックなので、いっそう注意しないといけないなあと思いました。
こんばんは。前期高齢者って、何歳からなのかいまグーグルで調べたところ65歳からそういうことになっているのですね。そういう定義があることを存じませんでした。
今回の骨折では、当初治療に3か月かかるようなことをいわれたのですが、詳しく診て治療していただいた結果、1か月ちょっと乗れるようになりました。骨折したのは生まれてはじめてのこと、そのような目にあうのは思ってもみなかったことでした。
事故現場は、これまで何度も通った箇所になります。なぜ今回事故になったのかわかりませんが、原因のひとつは乗りなれたところとたかをくくって車線変更をしたことだと思います。教訓として、身近な道路であっても油断しないで細心の注意を払うべきと肝に命じて、今後ともサイクリング趣味を楽しみたいと思います。お互い事故に注意して加齢に負けないでペダルを回し続けましょう。

