巌道峠ヒルクライムガイド(久保ルート)
2025年 10月 07日
1.コース
自宅-上案下-和田峠―日連大橋―秋山富岡―安寺沢―巌道峠―久保―青根―青野原―トヅラ峠―鳥屋―法論堂―半原越―半原―志田峠-韮尾根-長竹-新小倉橋-相模原-町田-自宅 143キロ
(ルート)https://www.strava.com/activities/16049358890
2.実施日:2025年10月5日(日)曇りときどき晴れ
3.実施者:単独
4.他:ODO10336キロ(うちチェーン交換後2561キロ)
5.日記

成り行きで、先週とはおおむね逆のコースをたどることになりました。
自転車をこぎながら、前回久保から上がった巌道峠の峠路の様子をフィルムにおさめて、記録しようという気になりました。
坂を上がりながら写真を撮れるとよいのだが、そうするといちいち脚付きしないといけないし、ここは漕ぎながら撮れるような余裕はもちろんないです。今日は、上から下りつつポイントとなるようなところに停まって来た方を振り返りながら写真を撮って受ける印象を頭のなかにいれました。
そんな記録をアップしておけば、いつか上がれなくなったときでも、こんなところだったのかとの思い出として残るからです。また、ブログを見てくださったサイクリストがここを訪れるときに何かの役にたつこともあろうかと思いました。
1.スタートは、道志みちの久保から。巌道峠入口(至秋山村)の道標があります。

2.幹線から林道に入ると、すぐに急こう配となる。




4.寺の横手から坂の勾配はさらにきつくなります。このあたりから立ちこぎをしないと前にすすめなくなるといった感じです。


6.その先右にカーブを曲がると、心なしか傾斜が緩みますが、きついことに変わりありません。このあたりのもみじがあって紅葉のときはきれいです。新緑のときもすがすがしいです。

7.道が蛇行していることを示す標識の先に、大きな幹の広葉樹があるが、下の樹皮が削られたようになっているのでクマの仕業かも?と思いました。

8.何度かカーブを曲がりつつ「よくここまで脚付きなしできたなあ、上まではまだ先だけどがんばろう」と思いつつ踏んでいくと、前の坂が鋭角にせりあがっているのが目に入ります。でも距離は短いので立ちこぎでスリップしないよう一歩ずつ踏んでいくしかありません。


9.その坂のところを過ぎると、勾配はもとに戻りますが、壁がきつい坂に変わっただけで、苦労が絶えることはありません(下の写真は、上から下を見た景色)。

10.谷の水が道路を洗い越しているカーブのところ一瞬だけ平坦になります。水に浸かった蛇が死んでいるのを見たことがあります。

11.すぐに傾斜はきつくなりますが、ここから先坂が緩む箇所はありません。


13.幅員は狭く、路上には木端や岩くずが落ちているから、急傾斜で後輪がスリップしたときサイドカット・パンクにならないよう注意が必要です。また、崖とはいわないが、ふらついてコースアウトで斜面に転落しないようにしないといけないです。


15.さらにカーブを曲がると、右手に上から2番目のテラスがあります。ここまでくるとゴールまであとちょっとといった感じです。

16.だけど、そのテラスの先のカーブが壁のように立ちはだかっているから油断なりません。焦らず立ちこぎで上がっていくしかない。



18.そこを曲がると、一直線の坂になるけど、これが文字どおり最後の壁といった印象です。でも焦らず慌てずに漕げば問題はありません。

19.なんとか上がったところが、峠直下のテラス(今日はバンがとめられていました、運転手不在の路駐、ちょっと邪魔)。ほんとうはその上の切通しの峠まで乗って上がるべきなのだけど、いつもここまでくればいいや、とテラスに自転車を横たえてゴールとすることにしています。今日も道志の谷の先にある富士は見えませんでした。

20.野原林道は相変わらず通行止めのまま。傾斜の緩いほうがお好みであれば、通れるようになったら利用してもよいと思います(その分漕ぐ距離は長くなりますが)。

21.切通しの峠まであとひと漕ぎ。

22.峠の切通しから南の方角にピラミッド型の大室山が見えるのが印象的です。

とまあ、下から上までずっと急こう配(平均勾配13.8%)ですが、久保からの標高差はわずか303m・距離2.2km。道幅が狭くて、路上の落下物も多いから、蛇行しにくいですが、ツーリストはタイムは関係ないので、落ち着いて一歩一歩踏みしめてまっすぐ上がっていけば20分くらいで着いてしまいます。案ずるより産むがやすしといったところでしょうか。勾配が急な分、反対の安寺沢から上がるよりも早く上に着くので、長い坂が苦手な自分としては案外こっちのほうがよかったりします。
その安寺沢から今日は上がったのですが、急なところは、林道の入口手前300メートルくらいからと、うどん屋の看板のあるいちばん奥の民家からコンクリート敷きの一直線の坂を上ったところにある浄水場までの区間です。あとは、自転車で上がるのにちょうどよいくらいの勾配加減で上りやすいです。
ここは北側の斜面をうねうねと山肌に沿って上がる道路のせいか、寒い時期は冬木立の印象が強く、秋にかけても木々が葉を落とすのがはやいほうなのですが、今年は猛暑であったせいか10月でも緑の色はまだ濃いと思いました。そんななか少し汗をかきながら道をつめていくと見晴らしのよい場所となり通ってきた安寺沢を囲む山並みは思うより深く、その向こうにうっすらと屏風のような丹沢の山々がみえて、そんなところに山深さを感じますね。
でもそこで立ち止まることはしないで、さっさと上がってしまいたいと漕ぎ行けば、さっき急なのは下のほうだけと書いたけど、峠直下の坂はそれに準じるくらいの踏み応えになります。ここまでくれば峠は目睫の間と知っているから、段はあと4枚残したまますすんで到着。峠の上の電線の鉄塔のところが見晴らしがよいというのを読んだことがあるので、今日そこにいってみようかと思ったけど、その前、富岡の動物除けの門を開け閉めする際道ばたにヒルがいたのを目にしたので、半ズボンのまま行くと集られるのではないかと心配になって行かないことにしたのでした。
行かないかわりに、かつて和田峠でやったようなヒルクラムガイドのネタを集めようと久保に下った次第です。
峠に到着したのが12時45分過ぎ、道志みちに下りたのが13時15分くらいだったでしょうか。野原にある「たんぽぽ」で昼食をいただこうかなと思ったのだけど、店の前にバイクが数台とめられていたのでやめました。バイカーが嫌いということではなく、食事はなるべく静かにいただきたいのです。
それで直進して野原林道(通行止)の出入口の坂を漕いでいる横を、サングラスをしたロードバイカーがだまって抜いていきました。追いすがってやろうと踏んでだいぶ距離が近づいたけど、上の水場のところでまた離されてしまいました。
そんな場面は、半原越の上がりでもありました。抜いていったひとをみると、ケイデンス走行というのでしょうか。ペダルをくるくるとまわして、坂をどんどん上がっていくのです。俺はといえば、そんな漕ぎ方がずっとできなくて、やるとしたらより勾配がきつくなったときの予備として段数を3枚か4枚くらいの残しつつ、「えっちら、おっちら」と踏んでいくのです。それくらいのギア比で、彼らのようにくるくるとまわせるようになれば素晴らしいのだが、当然そんな脚力はないから、そういう手合いに対抗しようとしても負けてばかりで冴えません。冴えなくて、当節流行のホイールの重量を軽くすることなど検討してみたものの、たいそうな金額の投資に見合うだけの効果を得られるかどうか不安だし、それよりも前に、はやくても遅くてもいつか上に着くことに変わらないのだから、サイクリングのときくらいは競争から解放されて自由に遊びたいと思うことにしたのでした。
といいつつ、やっぱり黙って抜かれると年甲斐もなく悔しい。でもそれは現実だと受け入れるしかないと思うことにいたしましょう。
半原越到着は15時25分、それでいつものようにいつもの構図で写真を撮ったあとは、あいちゃんのいる林道入口まで下ります。そしてあいちゃんの挨拶してから、車道に入って、馬渡大橋まで自転車で出せるスピードを楽しんだのでした。
今日は、ほんとうは、和田のあと巌道峠を経て、道志みちを道坂峠に上がってからもう一度和田に上がるつもりでした(前夜のプラン)。しかし土曜日の夜だいぶお酒をいただいてしまったので早起きできず、家を出たのは7時過ぎくらいだったでしょうか。
なので、今日は和田峠だけにしてから家に戻ろうと思ったのだけど、やっぱり自転車を漕ぐのが楽しくて、時間が限られたなかでも長く乗っていたいから今日のコースに変えたのです。だけど、三つの峠だけではちょっと物足りないから、半原に下りてから志田峠に向かったあと、韮尾根の草地を眺めるベンチに座って自販機で買ったコカ・コーラを飲みました。この飲み物はふだんは少しも飲みたいと思わないけど、運動で汗をかくと飲みたくなるから、不思議です。
そのあと、長竹に回ってから、小倉橋を渡る新しい道を走ったのは、勾配5%の幅広な車道のスピードを楽しみたいからに他ならず、そのあとは、いつものように相模原の街中の道を通って家に戻りました(帰宅18時過ぎ)。
骨折しての中断からサイクリング趣味を再開して、これで連続3回和田峠訪問となります。今日は醍醐林道に向かおうかとも思ったけど、昨今のクマ被害の報道をみて怖いからやめていつもの和田林道コースで上がりました。
この道も、巌道峠ほどではないが急こう配が連続するので、ほんらいは骨の折れる路のはずか、こうも毎度訪れていると、それが当たり前のようになるから妙な話です。それで2か所ある核心部(最初の左カーブと、その先の石橋のヘアピンカーブ)も、淡々と漕いでいけば、はじめてこの道を訪れた当初は辟易したはずなのに、いまとなっては何ということもなくいけるのですから、でもまあ、サイクリング趣味を再開してもうたぶん20年近くたつので、それなりに年季が入ったということなのでしょう。
サイクリングも和田峠も楽しいですね。



















次の連休に樹海ラインに行こうと会津田島の宿を予約したのだけど、天気がよくなさそうでこのままだとキャンセルしそうです。
去年ランブリンマン氏と行った乗鞍に行きたいけど、安房峠のクマが怖いからひとりだと心細くて、今年は宿泊をともなうツーリングはなしになりそうな気がします。乙見山峠から小谷に下りるプランも考えたのですが、こうあちこちクマが出たとか出るといわれると人里離れた場所のソロツーリングはちょっと二の足を踏んでしまいますね。何かよい手があるといいのですが。
日曜は渋沢丘陵に走りに行くつもりでしたが、朝起きると曇り空で山が見えなさそうなのでやめてしまいました。
遠望では山方面は天気が悪そうに思いましたが、大丈夫だったようですね。
厳道峠、林道繋がる前からサイクリストに人気ある峠ですが、その名のごとく林道が開通しても厳しい勾配続く道ですよね。
さすがにこの道はロード乗りもあまり入らないでしょうから、独り占めの山道を楽しんで走れるようで。
この週末、天気悪そうですね。私もどこかに行こうか考えていましたがダメそうです。
今年も中々秋の清々しい晴天日は少ないですね。
久保から巌道峠への上りはきつ過ぎます。パスハンターで何度か上ったことはありますが、その後は10年以上は安寺沢側から上っています。急坂は身体によくありませんから、今後も久保からは上らないでしょう。
最近のクマのニュースは頻繁ですね。近場の林道で遭った時は引き返す選択肢がありますが、樹海ラインのような山奥の長い林道では引き返す判断は厳しいです。その分リスクが高まりますね。
こんばんは。土曜日は午後から雨、日曜日は、わたしのところからも朝方空模様が怪しげでしたが、昼間は降らないとの天気予報を信じてでかけたところ、曇りときどき晴れ、道志みちでわずかに頬に雨粒が当たりましたが、それだけでラッキーでした。
巌道峠ですと、昨年の春ごろに、ブログでお見掛けする方々がいらっしゃったのをお見かけしたことがありますが、それは安寺沢側から、久保からの道では、いままで他の自転車乗りと遭遇したことがない気がします。近くの宮ケ瀬湖界隈ではこの日も多くのロードの方が走っておられましたが、道志みちと雛鶴街道をつなぐ山道はあまり行かれないのかもしれません。
こんばんは。確かに久保からの坂はきついかもしれませんが、ブログにも書きましたが、標高差300mで距離は2キロちょっとなので、気合をいれれば行けなくもないです。というか、変に気負うからしんどいのであって、肩の力を抜いてすすめば、案外はやく上まで行ける印象です。漕いでいる最中は、確かにしんどいが、上がってしまうとまたこようと思うから妙ですね。
クマよりも毎日交通事故の被害のほうがよほどリスキーなのはわかっていても、こうテレビで毎日クマが出た被害があったといわれるとびびってしまいます。三つ峠山の東の林道に行こうかと思っても、8さんのブログでばっちり写っているから、いまごろは二の足を踏んでしまいます。鹿留から二十曲峠に行きたいけど、それもクマが怖くていけないです。こまったなあ。
こんばんは。今回のブログでは、さも下から上がったように読めますが、本文にも書きましたが、実際は久保に下る過程で写真をとってレポートの体裁に仕上げたものです。久保から上がったのはこの前のランのときですが、8さんにお返事したように、気楽に取り掛かればそれほどでもないです(と、いま机のうえでそう書いていますが、実際の場面では確かに上がるのがたいへんでした)。自分としては、足つきなしで上がるためにはだいたいどんな感じで漕いでいけばよいかわかった気がするので、今後もうちょっと訪れる回数を増やそうかなと思ったりしています。逆の野原林道のほうは、道のりが長いので、自分としては苦手な感じです。

