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房総縦断横断林道2017

1.コース

姉ヶ崎-丹原林道-音信山林道-万田野林道-大福山林道-天津林道-天津-鴨川-嶺岡林道-白石峠-岩井 108.4キロ

(ルートラボ)https://ridewithgps.com/trips/36920476

2.実施日:2017年2月19日(日)晴れ

3.同行者:T地さん、ARBさん

4.企画:FCYCLE

http://mixi.jp/view_event.pl?comm_id=6145474&id=81415526&comment_count=15

5.日記

 九段下駅で東西線に乗換える前に、急ぎ手洗。車内で朝弁当を食べる。地上に出ると、東京湾越しに射してくる朝日が眩しい。船橋乗換と思い込んでいて、危く西船橋駅で降り損ねるところであった。疾走する総武線から、ビルの間にちらちら富士山が見える。千葉で内房線乗換え、7時50分姉ヶ崎下車。組み立てていると、次の次の列車で幹事さんがやってきた。その後、Aさんが到着する前に、駅前のコンビニで、追加の朝ごはんとコーヒーを求め、駅の厠で便所水を詰める。

 3人揃ったところで、幹事さん先導で徐に出発(850分)。出だしから、住宅街や集落の中の、車の少ない道を通る。途中、おじいさんの運転するトラクターを抜き際、荷台に座ったおばあさんが「そんなに飛ばすと危ないよ~」と声をかけて下さったので、めいめい挨拶して追い抜いた。「房総横断林道」のときに膝を痛めて歩いて通ったダチョウ村の坂を通過、廃道っぽい急な坂道を、幹事さんと私は押して、Aさんは乗車したまま上がった。その先にある牧場の山羊は、今日もお休み中のようだが、朝の陽に照らさた草のみどりが清々しい。

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 やがて林道に入り、杉林のなかを徐々に上がって尾根を通うようになる。木々の間から、房総半島の、標高が低いわりには遠くまで山並みが連なっているところが印象的だ。途中、富士が見えるところに立ち止まって写真を撮るなどして進む。今日は先導する幹事さんのペースが早く、しばしばおふたりに置いていかれた。「最初は速いがすぐに遅くなるでしょう」と、Aさんとこっそり話ながらついていったが、最後まで勢いは衰えなかった。ダイエットで減量された分、出力が増えていらっしゃるよう、そういえば頸城でご一緒したTさんも体重を減らして調子が上がっておられることを思い出した。

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 天津林道に入るまで、2か所ほど休憩をはさんで、世間話する。太宰も嗜んだというデンキブランというお酒は未経験、人生のなかで一度くらいは試してみよう。アニメについて、わかる人と、わからない人がいるとのこと。休んだところの民家の番犬は、ひと声吠えたぎりで、あまりやる気がないようだ。そんなこんなで天津林道への坂に入ったが、このあたりから右膝に違和感を感じるようになった。なので、林道を上がってからもゆっくり進んで、先行するおふたりにだいぶ離されたが、尾根筋を通じる道の林道らしい雰囲気や木々の間からちらちら見える演習林の深い森の景色を楽しむことができた。行きついたところにあるお寺の展望台に3人上がって、そこにいる日蓮さんの像といっしょに陸の先にある太平洋の広い景観を楽しんだ。

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 ひと休みしたところで下りに入る。途中でも展望の効く場所があったので停まって写真撮影したが、ここの下りの道の雰囲気が好きだという幹事さんはさっさと下っていかれた。天津まで、車の来ないことをいいことに、ダウンヒルのスラロームを楽しんでいると、後ろから、Aさんの口笛が聞こえてくる。下りきったあと、しばらく海沿いの道。進んで、集落のなかの細道をつないで、鴨川市内に入りコンビニ休憩、幹事さんは弁当のラーメンを、Aさんはカップスープを、私はいつものようにカレーヌードルとアジフライを求めてコンビニの前の地べたに座っていただく。太平洋に面した鴨川の陽射しは眩しく、みんなで春のような陽気ですねといいあった。

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 ここを、1年前の房総縦断横断林道のときよりも少し早い時間に、出発。太海の嶺岡林道入口に通じる海沿いの坂も、足が気になってゆるゆる上がった。林道に取りついてからもペースが上がらず、みるみるおふたりに離される。この林道は、鴨川から入ると、山の上にあるハンググライダー場までほぼ一直線上がり、カーブの先を曲がるとまだずっと先まで一本調子で上がっているのが見えるが、ゆっくりでも漕ぎ続けるといつのまにか高いところに来ている。やがて緩やかになり、パラグライダー場で寛いでおられるおふたりになんとか追いついた。

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 林道の最初のピークまでまだ少し、上がっていると、幹事さんが「足は大丈夫ですか」と声をかけて下さった。下って、嶺岡山につながる急坂に再び取りつく。ここも急こう配が続くが、距離はそれほど長くないので、さっさと上がってしまおうと思って漕ぐ力を強めた。すると、踏んだときに右膝の内側に痛みを感じるようになったので、押して進んだ。その先も、緩い坂でも踏めなくなってしまったので、おふたりに構わずに完走してくださいといったが、「グループサイクリングは一連托生」といってくださり、幹事さんの判断で嶺岡林道完走は断念、白石峠から下道にみんなで降りることになった。もう夕方近くになり山の谷間の道は冷え込んで寒いので、さっさと進みたいところ、自分の遅いペースに合わせて、ゆっくり進んでくださる。途中の坂も自転車を押してあがっていると、先行したAさんが戻って伴走してくださるなど、とても気を遣ってくださった。

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 予定変更になったゴールの岩井駅到着は1630分。次の列車まで1時間弱あるので、ゆっくり自転車を片づけ、構内の待合室の椅子に座ってダイエットの話をするなどして時間をつぶした。ホームに移るため跨線橋を渡ると、そこから見える夕日の東京湾と伊豆大島が美しい。鈍行列車に乗って、出発地の姉ヶ崎まで1時間30分、そこから千葉経由錦糸町までさらに1時間強かかり、房総半島の広さを実感したが、道中、ボックス席で、幹事さんの鉄分の濃い話や、大阪にある自転車用品の安いお店の話を聞いて退屈することなく過ごすことができた。錦糸町で総武線の乗換えるおふたりに別れを告げ、地下鉄でさらに1時間かけて自宅駅に戻った。春から単身赴任でなくなることは、話さなかった。帰宅して今日の受験を終えた娘に、試験の様子などそれとなく尋ねたが、翌日、単身赴任先のLINEで、志望校に通ったとの報せを聞いて率直にうれしい。かつて、学校の掲示板に見に行くか、届けられた封筒が薄いか厚いかで合否を占ったが、今日日はネットや電話で確認するようになっている。

 さて、右膝の痛み(鵞足炎)の原因を、ネットでいろいろ調べて、どうやら毎日している足のストレッチのやり方が間違っているのではないかと思った。左足を後ろに伸ばし、立てた右膝を上から圧迫してアキレス腱伸ばしの動作をする際、右足が内側に曲がっていることに気が付いた。この動作を長年やってきたことが蓄積して、膝痛になっているのではないか。

 今日のコースは、車の来ない房総の林道の雰囲気と展望を楽しみながら、徐々に盛り上がり、いったん太平洋でフィナーレを迎えてから、再び林道走りを楽しんで再び海に向かってゴールする、一粒で二度おいしいところに妙味があるようだ。獲得標高も相当で、最後によく走ったなーとの充実感を感じることができる。なんとか1か月くらいで治して、「縦断横断林道」か、「横断縦断林道」かいずれか再チャレンジしたい。企画してくださった幹事さん、Aさん、お気遣いありがとうございました。お正月の和田峠も、日程が合えば行きたいと思います。


Commented by INTER8 at 2017-03-07 23:37 x
膝痛を治す糸口が見えたようでよかったですね。それとお嬢さんの志望校合格もおめでとうございます。うちの息子は第二志望になりましたが、親子共々満足しています。
Commented by paparouh at 2017-03-09 07:50
> INTER8さん
8さんの息子さんこそ、受験合格おめでとうございます。傍で見ていて、受験もたいへんだなーと思いましたが、お互い不合格にならずよかったですね。膝痛ですが、その後ストレッチを続けています。歩く分は何の不自由もないのですが、階段を一段飛ばしであがるとまだわずかに違和感を感じるときがあります。次回自転車に乗ったときに回復具合を見てみたいと思っています。
Commented by ぷとぼそ at 2017-03-09 10:28 x
再びの房総行きだったんですね♪
前回のガード壊しのインパクトが強過ぎて記憶に残ってます。
房総半島、山と海が楽しめる上に雰囲気の良い林道もたくさんありますよね。植林の木々が少々つまらないですが、その上でも魅力たっぷりだと思ってます。
Commented by paparouh at 2017-03-10 20:56
> ぷとぼそさん
壊れた、分割式後ろ泥除けは、東京の店には在庫がなく、インターネットでやっと入手することができました。房総半島はいいですね、東京湾フェリーを渡ると、神奈川と違った雰囲気でプチ旅情を楽しめるところが気に入っています。ぶとぼそさんのブログで、北海道3大お土産の記事を読んで、白いバター飴を食べたいなーと思いました。
by paparouh | 2017-02-22 21:45 | 千葉県南部 | Comments(4)

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